2008年10月28日
+++鹿島ディアーズとの10年間の軌跡+++
次節はディビジョン優勝を賭けた鹿島ディアーズ戦。
この10年間の対戦を当時の中心選手のコメントとともに振り返ります。
第三回は1999年。 (写真は1999年鹿島戦 RB中野康隆選手)
◆1999年◆ リクルートシーガルズ● 13 - 20 ○鹿島ディアーズ
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この年、初の連覇を狙ったシーガルズだったが、リーグ戦初戦でオンワードオークスに
14-20で敗れる。プレーオフに駒を進め、マイカルベアーズに勝つも波に乗れず、
準決勝で鹿島ディアーズに敗れ、シーズンを終える。
⇒試合解説(Xリーグ公式サイト) チーム年表 1999年全スコア
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もう一秒 | OLアシスタントコーチ 小山朋行 |
1999年の鹿島戦。その年はちょうど第1回ワールドカップがあり、シーガルズと鹿島は
多くのコーチ・選手・トレーナを派遣したので、お互い、個々人の「強み・弱み」もわかった
中でゲームを迎えました。私は左Gで出場。対面はDL谷嶋選手でした。
谷嶋選手は本当に強かった。私の記憶の中でも1番強いDLですね。私のポジションだと、
右サイドのオープンプレーでは早いタイミングで対面のDLとの勝負を終えて、セカンダリー
のLBをブロックしにいくのですが、谷嶋選手はブロックされた後でもRBを追いかけて、
最後には彼がタックルしていました。そのため、ゲームを通して谷嶋選手から離れないように
アサイメントを変更してブロックしていた記憶があります。
試合は、「ミスをしたチームが負ける」典型的なゲームでした。ターンオーバー3回がすべて
スコアされ、負けました。ライン戦が勝敗を分けました。もう一秒パスプロテクションがもって
いれば……。
OLユニットのニックネーム「ツイスターズ」は今季も健在です。勝負はライン戦です。
#75宮本選手は1999年度の新人でしたが、今では彼が伝統を引き継いで、前に強く押し
切るツイスターズの中心選手です。繰り返しますが、勝負はライン戦。ツイスターズで
勝ちにいきます。応援お願いします。
1993~2003年/シーガルズ史上最強OL。2度の日本一に大きく貢献し、現在もOLアシスタントコーチとして後進の育成に励む。
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⇒11/2(日)ディビジョン優勝決定戦vs鹿島の見どころ・ご案内