すべて
2012年03月21日
逆境を笑顔で楽しむ(GET)実践編
「日曜日の天気は?」と気になりはじめる、金曜日。
「明日は検見川だ!」と覚悟が必要な、土曜日。
ついつい仕事を入れたくなる検見川の、日曜日。
やってきました、この起伏↑↑。見渡す限りのアップ&ダウン。
上り坂は、惰性で進むことができないので、
「どのくらいのスピードで走るのか?」を一歩一歩問いかけられる。
つまり、一歩一歩が自分の「志」との勝負。
この「恵まれた大地」の恩恵を最大限に感じながら、
股関節トレーニング、ダッシュ、ジャンプ、中距離走、クロスカントリー走と
120分間のチャレンジ。
それが、“検見川”。
※検見川グラウンドはココ(東京大学HP>検見川総合運動場)。
「クロスカントリーコース」をお借りしています。Googleマップ
2012シーズンイン翌日の3/4(日)朝9時。
全体でのストレッチングからスタートするも、何となくどんよりとした空気。
「マジかよ、検見川来ちゃったよ~」
「始まっちゃうよ、ここから2時間……」
「・・・・・」
「あ~、もう、やるしかないっしょ!」
と覚悟ができたところで、股関節トレーニングから。
LB#2古庄「苦しくなったら……笑うしかねぇ! なぁ、ホロ」
OL#77保呂「古庄さん、最初から顔が引きつってますよ!」
この精神的、肉体的な逆境に対し、
「しんどいなぁ」と感じる瞬間瞬間に、
どんな言葉で自分自身の「志」を奮い立たせているのか?
3/4(日)、3/11(日)@検見川のシーンに合わせて、
“GET”(逆境を・笑顔で・楽しむ-“ゲット”)な、内なる叫びをご紹介!
▲「情熱は燃え移る。だから、俺が火種になる」
▲「楽しいのは、制約条件の中で結果を出すことだよ」
▲「今日、ここ検見川で踏み出した一歩は、夢への第一歩だ」
▲「バカげたランメニューだって? これがロマンだ」
▲「桜より先に、まずは俺の死に花咲かせてやらぁ」
▲「この坂ひとつ登れねぇで、3連覇の野心もねえだろう」
▲「成長とは、自分自身と勝負することだ」
▲「坂と孤独は俺を鍛えた」
▲「疑わないこと、信じ続けること、それが強さだ」
▲「壁が見えたら、その先にあるものを見ろ」
▲「常に、苦痛を通してハッピーに至るんだよ」
▲「成長しようと思うと、すべてのことに意味が見つかる。楽をしようと思うと、すべてのことが困ったことになる」
▲「スピード? 魂の勝負だよ」
▲「志が試されるのは、逆境のときだ」
▲「できる理由は、はじめてから見つかるもの。諦めない理由は、はじめる前に見つけるものだよ」
▲「自分が変わるだけで、チームは絶対強くなる」
▲「成功の反対は失敗ではなく、『チャレンジしないこと』だ」
▲「最悪の事態から、最高の感動が始まるんだ」
▲「ふたつにひとつ。挑むか挑まないかだ」
▲「結果を残すためには、誰かが我慢しなきゃいけねぇ。いつでもその『誰か』でありたい」
▲「調子なんて関係ねぇ。『今の100%』を絶対超えてやる」
▲「好きなことを楽しむために、そのプロセスで遭遇する、思い通りにならないことを楽しむ」
▲「しんどいことや手間なことを、笑顔でやる、素敵にやる、格好良くやる、ワクワクしながらやる」
▲「誰にでもあるだろ? 今のお前にしかできないってことがよ」
▲「自分自身に対する固定観念をぶっ壊して、殻を破る。まずはそこからだ」
2012年02月03日
逆境を笑顔で楽しむ
今年もやりました、例のやつ、2週間。
新春恒例、「しんどい、やばい、と言っちゃいけない!!!」トレーニング合宿。
集まったメンバーは、
野球、ゴルフ、バスケットボール、アメリカンフットボールなど、
様々な競技に関わる選手たち。
プロ/アマ、年齢、性別問わず。共通するのは、2012年への「志」のみ。
表向きの名称は「アスリート・トレーニング・キャンプ」ですが、
さて、その真のねらいは…… ?
「逆境を、笑顔で、楽しむ(GET)」
21世紀型の、いわゆる根性練です。
↓ ということで、「GET33スマコレ」 -キャンプの写真から、33枚のスマイルコレクションをお届けします。 ↓
この習志野組とGETレベルを競っているのが、
「関西組」と「10mp(10ミリオンプロジェクト)組」。
関西組は-
今週、石原カメラマンが関西を訪ね、
「Tシャツが似合うカラダ図鑑」の撮影をしてきました。
今か今かと登場を待つばかりの3選手は、
たけ(DB#16三宅/750万回)、
むつみ(LB#22高橋/850万回)、
フジモン(DB#14藤本/950万回)。
気合い十分、登場が待ち遠しい限り。
彼らの登場が一体いつになるのか……
鍵を握っているのは、 10mp組。
800万回を突破し、最近なんとメンバー急増中。
あと1ヵ月強で巡り来る3月11日までに、
1,000万回、必ずみんなで達成しましょう!
明日2月4日、2012年の春が立つ。
みんなでGET!!!
みんなでトレーニング。目指せ1,000万回!
2/3(金)現在:8,050,000回、145人
750万回の三宅選手、800万回のK/P#1金親選手の“図鑑”を近日公開予定。
2012年01月03日
勝つことこそ最高の感謝
「いつも本気。参戦ありがとう! みんなで頂点へ」
いよいよ今日、「頂上決戦」を迎える。
2011年シーズンのラストゲーム。
朝4時なう。
興奮しています。
ドキドキしています。
ワクワクしています。
落ち着きそうもないので、
今シーズンを回想しながら、
さらにエネルギーをため込んだ状態で
東京ドーム入りすることにします。
--------------------
2011年3月12日(土)
今シーズン初のチーム集合、のはずだった。
--------------------
3月13日(日)
チームのメーリングリストに発信。
+++
皆さん、
習志野グラウンド、
チェックしました。
ダメージ、
小さくありません。
が、
必ず!
今年も日本一になろう!
その結果だけでなく、
プロセスを
ガンガン発信して共有していかない?
「1.01」
シーガルズの1.01が
想像以上に大きいことを
我々は2010シーズンを通して実感しました。
勝つことで
トップチームにしか伝えられないこと、
トップチームだからこそ伝えられること、
トップを本気で目指すチームだからこそ感じあえること。
今日もそれぞれの1.01、
アクションしていこう!
日本代表入りを本気で目指す
シーガルズの選手たちへ。
今年7月、
必ず世界のてっぺん獲って
成田に帰って来よう!
オーストリアで、
成田で、
「JAPAN」「日の丸」をブン回して
日本を元気にしよう‼
先の見えない、
ゴールが見えないチャレンジだからこそ
プロセスと結果が
大きな影響力をもっている。
シーガルズから、
日本代表から、
アメフトから、
日本を元気にしよう‼
必ず!
俺らにはできる!
吉永
--------------------
3月16日(水)
チームのホームページ上に掲載したチームメンバーからのメッセージ集
「Gullsから被災地の皆様へ」
夜明け前に大泣きしてます(感涙)。
--------------------
3月19日(土)、20日(日)
チームは二手に分かれ、
習志野市内の土砂除去作業と復興支援義援金募金活動。
地域の皆様方のあたたかさに触れつつ、
「頼んだよ」「お願いします」と激励をも受ける。
感謝。
--------------------
5月3日(火)
震災で被災した茨城県の波崎海岸にて合宿。
「仕事が再開できない漁港関係者を
スポーツで元気にしたいんだよ」
と、ジャーニーロードのオーナー。
ここにも「志」が。
感謝感激。
--------------------
7月30日(土)、31日(日)
復旧が完了した習志野グラウンドを横目に、
検見川でクロスカントリー、
稲毛海岸でビーチトレーニング、
と、今年の夏もやっぱり「理不尽」への挑戦。
「今年も絶対に勝つ!」
自分自身の「志」と「感謝」の再認識。
--------------------
8月12日(金)、13日(土)、14日(日)
Seagulls Summer 2011の仕上げは、習志野で。
ホームグラウンドがあるありがたさを再認識。
感謝の気持ちでいっぱい。
--------------------
10月2日(日)
「千葉ダービー」(対IBM戦)を一週間後に控え、
海浜幕張駅前にてチラシ配り。
「今年も絶対、千葉から日本一!」
試合当日、QVCマリンフィールドでは、
たくさんの笑顔にお会いすることができました。
感謝。
--------------------
特別なシーズン、我々にとって。
だからこそ……
てっぺんを誰にも譲れない。
俺たちがてっぺんを獲る!
毎日毎日、一人ひとり、
そんな思いで、勝負してきました。
昨日までの自分を超え、
己の「志」にさらに研きをかけるために。
東の空が明るくなってきました。
さあ、今日がラストゲーム!
すべての瞬間がクライマックス。
「勝つことこそ最高の感謝」
みんなで日本一!!!
2011年09月07日
腹筋で勝つ!
「選手全員が毎日100回腹筋やれば、必ず日本一になる!」
1995年12月9日、社会人決勝戦。
当時の松下電工インパルスに20対54で大敗した。
それから2ヵ月、悩みに悩んだ末、
翌1996年シーズンの最初のチームミーティングで
とっさに浮かんできたのが、このフレーズだった。
結局のところ、2ヵ月間知恵を絞っても、
確固たる敗因を抽出できなかった。
選手も同じ感覚だったと思う。
「もう少しだった」
と、右肩上がりの戦績に手応えを感じている選手。
「あんなに走っても日本一にはなれないのか」
と、決勝での大敗に喪失感を抱き落胆している選手。
「どうすれば勝てるのか?」
「日本一」というゴールがどこにあるのかも分からず、
懸命にもがいていたからこそ、
向かうべき方向とその距離感がほしかった。
目に見えるものがほしかった。
「今年こそは」という実感がほしかった。
(選手よりは、俺自身だったんだろうなぁ……弱かったなぁ)
+++++
2010年、
「みんなで腹筋100万回!」
を合言葉に「腹筋ミリオンプロジェクト」をやった。
今年2011年はさらにハードルを上げ、
「10ミリオンプロジェクト(#10mpnow)」に目下チャレンジ中。
「なぜ、そこまで腹筋にこだわるのか?」
答えは、
「勝つため」
のひと言。
チームとして勝つために、
腹筋を毎日やる姿を見せて、
取り組みや成果を伝達・表現することが大切。
そのような個の集団であること。
逆も真なりで、
腹筋を毎日継続できない、
取り組みや成果を伝達・表現し続けられないような個の集団は、
チームとして勝つことができない。
そう信じているから。
+++++
「なぜ?」の部分をもう少し……。
腹筋をトレーニングする理由。
(Ⅰ) 身体的要因
(Ⅱ) 精神的要因
まず、(Ⅰ)に関して。
アメリカンフットボールの基本動作を高めるには
「体幹」をトレーニングすることが極めて重要である。
体幹は、
ヒットやタックルの際、
上半身と下半身のつなぎ役で、鋼のように「固定」することが求められる。
スタート、キャッチ、スローの際、
上半身と下半身の捻り役で、バネのように「回転軸+捻る力」が求められる。
素早いリアクションやカットの際、
上半身と下半身の自由度を高めるための軸役で、「安定性」が求められる。
ここまでは、勝つための基本編。
ここからは実践編(Ⅱ)をミックスした。
勝つためには、選手個人が日々進化し、
安定したピラミッドを構築することが不可欠である。
そのピラミッドを構成する要素は、上から下へ次の(1)~(4)。
(1)心
(2)技
(3)体
(4)志
勝つためには、ピラミッドの底面の基礎部分(4)から順に、
頂点部分の(1)までつくり出していくことになる。
しっかりとした安定的な、何があっても崩れない
泰然自若としたピラミッドにするには、
次のようなそれぞれのステージの壁を乗り越えなければならない。
(1)心 ……「感」の壁
(2)技 ……「質」の壁
(3)体 ……「量」の壁
(4)志 ……「続」の壁
腹筋トレーニングに当てはめると、
まず、打破しなければいけないのは「続」の壁。
「今日はいいや、明日やろう」
という、日々継続することへの壁である。
何のために、何を実現したい、
という「志」が強ければ強いほど「続」の壁は打ち崩せる。
「このくらいでいいや」
というのは、次に現れる「量」の壁。
「こんな感じでいいや」
が、「質」の壁。
「今はどう? もっとこうしたい!」
と、自分の個性を感じ、自立・自律の行動ができるか否かが「感」の壁。
もう、おわかりですか?
そう、このような「壁」、
選手じゃなくても、我々も、ファンの皆様も「日々」遭遇しますね。
そう!
この「壁」こそが、日常でトレーニングできる「逆境」。
劣勢に追い込まれた試合のときだけ、
「もっと頑張ろう、絶対に勝つ!」
と思っても、そんな「非日常」は都合よくやってこない。
勝利の女神は、嘘が大嫌い(笑)。
道具や大きなスペースを必要とせず、
「志」さえあれば、
いつでもどこでも、
立っていても、座っていても、
オフィスでも、自宅でも、
一日のどこかのタイミングで必ずできるチャンスがある。
「志」さえあれば。
それが「腹筋」。
日々、目の前に現れる「壁」に立ち向かうことが、
自分を変える、進化させる小さな小さな習慣になる。
のちに大きな結果をもたらす。
+++++
最近の研究で、
勝つ(自己実現する)ために何が一番重要な要素なのか?
が、明確にされつつある。
IQでもSPIのスコアでもない。
答えは……
「根性(grit、やりぬく力)」
粘り強さ、諦めない強さ。
「根性」とは、大局にかかわるもの。
遠い将来の特定の目標を決めて、
その目標に向かう姿勢をくずさない力、である。
「俺はそんな壁には負けない、くじけない!」
という瞬間の繰り返し、積み重ねが
選手個人の「芯」で「志」をゆるがないものにする。
根性を日常でトレーニングするには、
腹筋が一番、ということである。
今年の「10ミリオンプロジェクト(#10mpnow)」こそが、
2011年版の
「ど真ん中イノベーション with grit」(略してDIG)。
イコール、個性磨きのための自分掘り、DIG。
さぁ、
みんなで腹筋、腹筋!
みんなで日本一!!!
-------------
冒頭の腹筋写真……果たして誰?
「ファンブック2011」では、見事な背中(広背筋)を披露し、
自分を漢字一文字で表すと「志」と言い切る男。
この写真に見る腹筋もまた、「本気」「WILL(志)」の象徴だ!
アグレッシブ、自由、反骨精神、闘争心が彼の持ち味。
今季からLBにコンバートした、大橋ディフェンスのキーマンにして、
日本一に最も飢えている男のひとり。
-------------
2011年07月09日
5.5秒
「バァーン!」
「ドォーン!」
「わぁーっ!」
一瞬にして観客を魅了する。
間もなく夏の風物詩・花火大会が全国各地で始まる。
「5.0秒」
花火が夜空で開いて燃え尽きるまでの時間。
そのわずか5秒のために花火師は1年を費やす。
火薬の塗りつけは1日に厚さわずか0.5ミリ。
ひたすら地道なその作業を繰り返す。
今年の花火の一発一発に、
花火師の方は、一体どんな思いを込めたのだろう?
見る人の一瞬の感動のために、
去年までの自分、昨日までの自分を超える
今日の自分の探求。
「5.5秒」
アメリカンフットボールの試合での1プレーの平均時間。
5.5秒の全力運動と46.5秒の休息が123分間繰り返される。
それが、時間的統計の側面から見たアメリカンフットボール。
その5.5秒の1プレーに、
選手、コーチ、トレーナー、スタッフ、ファン、家族……
すべての関係者の思いが込められる。
あれから4年。
あの日から110日。
花火でいうところの0.5ミリの塗りつけを繰り返してきた。
オービックシーガルズでいうところの「+0.01」を繰り返してきた。
2011年7月9日、オーストリア・グラーツ。
決戦の朝。
快晴。
「ONE AT A TIME」
約9,300キロ離れた日本への、バタフライ・エフェクトを信じて。
(日本代表チームトレーナーを務める吉永HATから届きました。 初戦・オーストリア戦は、
日本時間今夜22:00キックオフ!) 写真を拡大する
2011年04月12日
ど真ん中(#15)
「見せましょう、底力を!」
2011年4月12日、プロ野球開幕。
オービックシーガルズの本拠地・習志野にほど近い幕張では、
「昨年の覇者」千葉ロッテ 対 「東北復興の旗頭」東北楽天。
=====
僕たちの本拠地であり住んでいる仙台、東北が
今回の地震、津波によって大きな被害を受けました。
今、スポーツの域を超えた『野球の真価』が問われています。
見せましょう、野球の底力を。
見せましょう、野球選手の底力を。
見せましょう、野球ファンの底力を。
共に頑張ろう東北!
支え合おうニッポン!
僕たちも野球の底力を信じて、精一杯プレーします。
被災地のために、ご協力をお願い致します。
=====
これは、
開幕に先立って行われた12球団慈善試合での
東北楽天の選手会長・嶋選手のスピーチ。
「底力」
今日の開幕戦。
息詰まる投手戦が展開される中、
嶋は自らのタイムリーエラーで千葉ロッテに先制点を許す。
が、同点で迎えた7回表、
好投の千葉ロッテ・成瀬から逆転スリーランホームラン。
普段、感情を表に出さない嶋が珍しくガッツポーズ!
試合中、
エラーして、そのまま沈んで
「明日、頑張ろっ」
という切り替え方も選択肢としてはあった。
が、嶋の選択は違った。
「底力」
「絶対に諦めない」
そんなメッセージが突き刺さった熱い、熱いシーンだった。
さて、今シーズン、我がオービックシーガルズで
「底力」が試される、
自分自身の「ど真ん中イノベーション(DI)」にチャレンジする、
「Me革(自分革命)」トップバッターは、
QB#15・龍村(タツ)である。
2005年シーズン、
タツは新人ながら大活躍、チームも日本一となり、
「シンデレラボーイ」
と呼ばれた。
が、2010年シーズン、
チームは4度目の日本一を手にするも、
タツは控えに甘んじた。
今シーズンは、タツとノッチ(菅原)の切磋琢磨が
チームの日本一には不可欠である。
龍村という選手...こんな「ど真ん中」をもっているように感じる。
---
✓ 自分の才能や実力を「形にしてみたい」という感覚が強い。
✓ 自分が「こうしたい」という欲求を感じたとき、あまりそれを抑えない。
✓ 「結果」に囚われすぎて失敗することがある。
---
タツと会話するとき、特に大切にしているのは「イメージ」。
「こんな風になりたいんだよね」
つまりパフォーマンスを想像させて、彼自身の「なりたい」欲求を掻き立てる。
イメージを先行させると、実現欲が人一倍なので、
あとは具体的なメニューに落とし込むと、
それをモクモクとひとりでやっている。
ただ、イメージも質が高く、完璧な結果も求めるタイプなので
失敗したとき、うまくいかないときの反動も大きい。
ミスの原因分析よりは、
次の成功のためにどうするかを意識させる方が、
切り替えが早くできるタイプの典型である。
また、タツ自身、
自分の「日常」を続けることを大切にする選手である。
今シーズンは、
「日常」×1.01にチャレンジすることで
チーム内の「Me革」ブームを牽引する。
「見せよう、タツの底力を!」
2011年04月07日
誰でもできることを、誰もできないくらいやる
「身体を動かしているだけですか?」
「本気ですか?」
「成果をあげるために全力を傾けていますか?」
「それとも身体を動かしているだけですか?」
=====
全員が自らをマネジメントの一員とみなし、
マネジメントとしての責任をもつ組織をつくらなければならない。
マネジメントとしての責任とは、
・自らの仕事への責任
・組織全体の成果への責任
・社会への責任
を指す。
働く者としての責任とは、
成果をあげることに責任を負うだけでなく、
成果をあげるうえで必要なことのすべてを行い、
それらの成果に全力を傾けることである。
- P・F・ドラッカー -
=====
「言われたことを、きちんとできること」
1対多の日本特有の学校教育下で指導される「個の責任」とは、
この一点に偏重しがちである。
それに対し、
オービックシーガルズが掲げる2011年シーズンのテーマである
自立&自律
で言うところの「個の責任」とは、
言われたことを、きちんとできること、と一線を画する。
我々、シーガルズのひとりひとりを結びつけるもの、それは
「志」
であると信じたい。
「同士」ではなく
「同志」だと。
今、この瞬間に同志である、アスリートであるひとりひとりができること、
それは、
「我々自身が自ら成長している姿を見せること」
ではないでしょうか。
ここでいう成長とは、
「言われたことを、完璧にできるようになること」
ではなく、
「自ら気づき、変化していくこと」
である。
過去の自分にこだわらず、縛られず、新しい価値観や姿を目指して
日々、チャレンジを重ねていくことである。
課題、問題点の絶えないアスリートとしての日常、社会人としての日常の中で、
葛藤し、試行錯誤し、七転八倒しながらも
その課題から逃げることなく、真っ向勝負を挑み戦っている姿を
ありのままにさらけだすことが、
オービックシーガルズの同志ひとりひとりの「個の責任」だと強く思う。
そのチャレンジしているプロセスすべてが、
「 + 0.01 」
のアクションである。
特別なことは必要ない。
「誰でもできることを、誰もできないくらいやる」
その、当たり前の繰り返しが、いつか必ず「特別」になる。
2011年04月03日
プロ意識101
「101(ワン・オー・ワン)」
アメリカの大学では、
入学して最初に履修する各教科の科目名の末尾に
「101」
と記してある。
たとえば、「English 101」のように。
さらに「101」を履修しないと、続編、上級の「102」や「201」には進めない。
つまり「101」とは、基本中の基本のことである。
アスリートであれ、コーチであれ、トレーナーであれ、
一社会人としても、
問われるのは、「プロ意識」である。
昨日(4/2)、今日(4/3)、
震災後初めて、被災した本拠地・習志野のグランドにチームが集合した。
すっかり様変わりした凸凹のグランドを目の当たりにして、
我々がやったこと。
「できないこと」「困ること」をリストアップするのではなく、
「どう在りたいか?」の問いかけと
「何をやりたいのか?」「できること」のリストアップ。
「今、我々が、この状況でできることは?」
先の見えない長い長い戦いになるかもしれない。
試合で相手と戦う前に、
自分自身との闘いに勝ち続けることが求められるシーズンになる。
自分自身との闘い、目の前のリアルをどう捉え、どうアクションするのか?
自分自身にとっての「プロ意識101」とは?
選択は常に我々次第。
=====
・状況を変えるために自分を変える
or
・自分の置かれた状況を変える
---
・結果を変えたいときは、まず、自分の行動を変える
or
・同じ行動を繰り返しながら、違う結果を期待する
---
・問題を解決するために変わる
or
・問題を避けるために変わる
---
・変われば良いことがある
or
・変わるのはつらい
---
・常に成長を求める
or
・常に安定を求める
---
・役割・責任の拡大、レベルアップを目指す
or
・権利の獲得を目指す
---
・失敗したら、その対策をすぐに考える
or
・失敗したら、すぐに言い訳を考える
---
・失敗したら、自分自身にその原因を求める
or
・失敗したら、他人のせいにする
---
・スランプがある.....壁にぶつかる
or
・マンネリがある.....目標を見失い、手段が目標に見えてくる
---
・アクション.....自らすぐに行動する
or
・リアクション.....他人の行動を待つ
=====
2011年04月01日
今、できること
今日から新年度を迎えるにあたり、
将来、トレーナーを目指す学生たちへ応援メッセージを送りました。
=====
全国の学生トレーナーの皆さんへ:
「今、できること」 = 「昨日までの自分」 × 「1.01」
45分間授業の1%は、27秒。
3時間練習の1%は、1分48秒。
学校にいる8時間の1%は、4分48秒。
「1.01」というのは、今の自分を「1.0」とすると、
それに「+0.01」、「+1%」。
たかが「+1%」だけど、
1.01×1.01×1.01×....
1.01を70乗すると2.0より大きくなる、つまり元の2倍を超える。
逆に、
「1.0」の「-1%」は0.99。
0.99×0.99×0.99×....
0.99を69乗すると0.5よりも小さくなる、つまり元の半分以下になる。
授業中にもう30秒だけ先生の話に集中する、
練習中にもう2分だけ選手のことを思いやる、
学校にいてもう5分だけ友達と話してみる。
これが、チャレンジ!
この繰り返しが、チャレンジ!
1年生×1.01=2年生
2年生×1.01=3年生
3年生×1.01=4年生
2011年1月3日、オービックシーガルズは日本一になった。
2011年3月11日、シーガルズはグランドを失った。
チャンピオン「だった」のは、2011年1月3日。
強くなりたいときに、
当たり前のように、グランドが「あった」のは、2011年3月11日まで。
そして...
2011年4月2日、シーガルズはグランド無しから連覇へ向け始動。
まずは、過去の「当たり前」をぶっ壊そう!
明日からオービックシーガルズの未来が始まる。
今×1.01=未来、夢
未来の日本は、俺ら次第!
2011年4月1日
オービックシーガルズ・ヘッドトレーナー
吉永 孝徳
=====
2011年03月29日
バタフライ・エフェクト
「ブラジルで蝶が羽を動かすと、テキサスで竜巻が発生する」
「バタフライ・エフェクト」ってご存知ですか?
1963年、マサチューセッツ工科大学の気象学者、
エドワード・ローレンツが提唱した理論です。
蝶が羽を動かすと、空気中の微粒子を動かし、
それがほかの微粒子を動かし、さらに多くの微粒子を動かす。
そうしているうちにやがて地球の反対側で竜巻を発生させる、
というもの。
私は、小学生から大学まで野球をやってきましたが、
ひとりの小さな行動が、チームの大きな結果に結びつく特性は、
野球よりもアメリカンフットボールの方が理解しやすいように感じています。
競技そのもののポピュラリティ(人気)は別として、
フットボールのフィールド上で繰り広げられるパフォーマンスは、
ソーシャルスキル(社会技能)への関連性が高い。
良い例が……
オフェンスやキッキング時、ボールをキャリーしている選手、
ディフェンス時、キャリアに対してタックルしている選手、
などは観る側にとっては目がいきやすい。
しかし、たとえば、決して派手ではありませんが、
オフェンスのブロックやディフェンスのパシュートなど、
一人ひとりの、一つひとつの動きには「意味」がある。
そのパフォーマンスの「根っこ」である意思決定のプロセス、
1インチでも前に進むために、
1インチでも前に進ませないために、
「今、この瞬間に自分は何をすべきか?」
我々の「1.01」が、どこかで誰かの「1.01」を引き起こす。
偶然ではなく必然。
それを信じているからこそ綴られた、
それを実感した被災地からの一通のメール。
=====
皆様からの応援メッセージ本当にありがとうございます。
日々皆様から頂いたメッセージに心奮わせ、元気を取り戻し、
それを何かに活かしたく、
災害時ボランティアセンターで活動を始めました。
「あなたは一人じゃない」
「今の自分にできること」
と、連日テレビやラジオで放送されていますが、
それを今日実感させられました。
ボランティアセンターには様々な人が訪れ、
今の自分にできることをまさに行おうとしています。
僕はアップダウンの激しい道のりを越え、
山奥の80歳代のおじいさんの元へ行くことに。
自転車で45分の道のりをやっとのことでたどり着き、
着いた頃にはヘロヘロ。
断水は継続し、ガスはストップ、電話もないおじいさんは困り果て、
訪れた僕を幾度となくねぎらい、感謝の意を示してくれました。
おじいさんに代わり給水の列に並び、近くのスーパーに買い出し。
給水車には釧路市上下水道部の文字。
補給に来たのは新潟水道部の人。
あ~日本が一つになるっていうのはこういうことか、
と目の前の現実に納得。
粉雪が舞う中、一日に何度も給水車の列に並ぶ現地の方々。
ひとりは灯油タンク3つに水を入れ、トイレの水に。
またひとりはバケツにビニール袋を入れて給水に。
東京で買いだめをする人のニュースを見て悲しさは増しますが、
被災地はまさに一つになっています。
皆様から頂いた元気を
僕がこのような形で現地の被災者の方々に届けさせて頂いています。
何かを伝える手段は小手先のテクニックではなく、
本当に相手を想うその心ではないかと。
心は人を動かし、人の感情を奮い立たせ、行動を変えさせる、
ものすごいパワーがあるのだと実感する毎日です。
皆さんのパワーは確実に現地に届いています。
本当にありがとうございます。
=====
ソーシャルスキルは、フットボールでの「日常」で修練。
フットボールを極めるために、ソーシャルスキルを磨きながらトレーニング。
我々の行うひとつひとつの行動は、いずれ世界を大きく動かしていきます。
我々の一回の腹筋が、ひとつの言葉が、一日の1%(15分)でできる何かが。
「+ 0.01 for Japan」
かよわい蝶の羽ばたきが、いつしか巨大な竜巻を起こす。
1.01 = バタフライ・エフェクト
2011年03月22日
Pay it forward
「It'll get worse before it gets better」
映画「Road House(ロードハウス)」の一幕。
荒れ放題の酒場の主人から再建を依頼された用心棒、
Patrick Swayze(パトリック・スウェイジ)扮するDalton(ダルトン)のセリフ。
「良くなる前に、一時的にはさらに悪くなる」
企業や組織をマネジメントする側に求められる勇気と覚悟。
この覚悟を伴わない上辺の改革は、
一時的な「対症療法」になってしまう。
2009年11月6日。
覚悟しようと思いました。
2週間後に電工戦を控えて。
2週間前にシルバースターに敗戦し、
チーム全体で見ると
「何とかしよう」
「もう負けられない」
という空気は感じる。
しかし、
「何が足りないのか?」
「何を変えたらいいのか?」
「そもそも何か変える必要があるのか?」
「具体策は?」
正直、
「ここが底なんだ」
「ここを超えれば良いことが待っている」
と信じたいと思っていました。
「It'll get worse before it gets better 」
魔法の言葉を必死に信じようとしてました。
吉と出るか、凶と出るか。
その時、選手みんなに投げかけたメール。
=====
「1.01」プロジェクトに関し、提案。
「自分の100%」のために。
みんな協力してお願いです!
自分の「強み」、
追い込まれた状況で
「これだけは相手が誰であっても絶対勝てる!」
認識キャンペーンです。
↓にみんなの名前が書いてあります。
そこに
古庄:自陣ゴール前でもマジでボール狙ってる意識(by吉永)
みたいに、
自分ではなく、みんなが(他人が)思っている、感じている
その人の「強み」を伝え合おう!
自分で認識している「強み」と
周囲、相手が思っている「強み」が一致すれば良し!
違うポイントが発見できればラッキー!
必ず気づきがあるはず。
限られた時間の中で「強み」をガンガン、
さらに高めるために協力して!
「自分の100%」を、どのポイントにつぎ込むのか。
人の「強み」を見つけることは
本当にワクワクするし、
自分の「強み」へのメッセージは
「よっしゃっ」って興奮するはず。
「チームへの、周囲への1%」が
「自分の100%」と、つながるので
マジでよろしく。
=====
が...結果、
3年連続、大阪の地で、
3年連続、電工に敗退。
まだまだ「底」じゃなかった。
進化の途中、「伏線」だったってこと。
ただ「手応え」は掴んだ気がした。
自分の「本気エンジン」を動かす前に、
チーム(他者)に対しての思いを注ぎ込む。
誘い込む、発破をかける発信をする。
言われたから言い返す。
いただいたから与える。
そんな「Pay it back」(お返し、恩返し)ではなく、
まずは自分から先に仕掛ける、投げかける。
まず「アクション」。
「リアクション」ではなく。
それがオービックシーガルズ流の
「Pay it forward」
当人同士の「Pay it back」ではなく、
大きな、大きな輪での
思い(感謝、元気、勇気、希望、思いやり)とアクションの循環。
「Pay it forward」
今こそ!
2011年03月19日
数字のバトン
「ご協力お願いいたします!」
「震災の募金活動を行っております!」
「義援金へのご協力、よろしくお願いいたします!」
行ってまいりました「街頭募金」活動。
習志野市社会福祉協議会の皆さんの共同募金のお手伝い。
ある思いを胸に。
被災地の知人から今朝届いた一通のメール。
=====
人々が食料を分け合い、
助け合いながら生活を送る、
様々な人達が励ましのメールを送ってくれる、
故郷がなくなってしまった方がいる、
被災地にて命の尊さを実感しています。
つらい、悲しい……
そんな感情が妻のお腹の子に伝わらぬ様に
気を張っている部分が多分にありますが、
皆さんの励ましに心癒されています。
先日、ドラックストアの行列に並んでいる時です。
食料や物品を求め、早朝からお店の前は大行列。
並んでいると雨が降り始めました。
寒さが増す中、放射線を気にしていたのか
前にいたおばあさんは、雨に当たることをとても気にしていました。
傘を持っていなかったため、
雨があたらないように傘を差し出しました。
「すいません」
一本の傘に一緒に入り、
その後雨が降りしきる中、並んでいました。
いよいよ買い物ができるという間際、
「割り込みをした」
別の人に疑惑をもたれました。
おばあさんがとても小さかったため気づかれてなかったのでしょうか。
「そんなことはありません、きちんと並んでいました。」
始めから並んでいたことを僕が証明し、問題にはなりませんでした。
並び始めて3時間後、商品を手にしたおばあさんは僕に
「いろいろ本当にありがとね」
と飴をくれました。
今の僕には大したことはできないかもしれませんが、
目の前で助けを求めている人に手を差し伸べる。
それが、
今の僕にできる最大限のことのような気がしています。
=====
「いつまで続くのか」という不安。
「少しでも早く」という苛立ち。
「ありがとう」という感謝の飴。
「目の前の人に手を差し伸べる」という今の最大限。
すべて被災地での「リアル」。
「極限」で生まれるチームワーク
一方、今日の津田沼駅前では、
こちらからご協力をお願いしに出向いたにも関わらず、
募金箱にお金を入れてくださる街の皆様からいただいたお言葉は、
「ご苦労様です」
「頑張ろうね」
「しっかり頼むよ」
「よろしくお願いいたします」
被災地へ向けた「リアル」。
「希望」から生まれるチームワーク。
954,972
わずか3時間の街頭募金にもかかわらず、
皆様からお預かりした、託された「数字のバトン」の合計額です。
我々が今できること。
「+ 0.01 for Japan」
被災地の方々へバトンが渡り、
心に再び希望の灯がともることを信じて。
明日も11時から津田沼駅前。
何卒よろしくお願い申し上げます。
▲託された思いも乗せて、締めのハドル(事務局掲載)
2011年03月17日
本気DNA × OUR TIME × 1.01
「1.01」
これは
2009年11月18日、
私自身のもがきのなかで出てきたキーワード。
どんなタイミングだったか?
ライオンズ戦でのパフォーマンスが不甲斐なく、
シルバースター戦を一週間後に控えたこの日、
練習前のチームミーティングです。
「何かが違う」
「このままではまずい」
「何かわかりやすい旗印を」
しかし...一朝一夕で好転するわけもなく、
シルバースターに敗戦。
もうひとつも負けられない状態に追い込まれてしまいました。
-----
人は、
自分の「過去の事実」を変えることはできませんが、
その「意味」を変えることはできるのです。
過去の出来事から学ばずに終わるのか、
将来の糧としてプラスに変えていくのかは、
「いまの自分」が決めることができる。
そして、
それをプラスに変えていく原動力になるのが、
まさに自分の思い描く夢なのです。
─ A.L.ウィリアムズ ─
-----
1.01 = 100% + 1%
自分自身が本気(100%)になるために、
まずは、
1%をチームへの「attitude」(姿勢、言動、思いやり)としてアクションする。
個人の「エゴ」や「無知」を排除し、
チームを喚起すること、士気を高めること、
「勇気」をもって、発信する!
オービックシーガルズのDNAは、
「ひとりひとりの “本気” でシーガルズを創り、
シーガルズの “本気” がみんなを変える」
昨2010年シーズンのスローガン「OUR TIME」は、
「今こそ自分たちの力を出し切る瞬間であり、
自分たちが支配する時である」
“我々”で立ち向かう結束力、
“今”を大事にする瞬発力、
“自分たち次第”で何でも支配できる
という意志力を表しています。
本気DNA、OUR TIME、1.01を標榜するオービックシーガルズが、
被災地の方々の復興支援のために
「今」できること。
「Gulls for Tohoku」 および 「+0.01 for Japan」
義援金募集活動とわずか15分(一日の1%)でできる身近な節エネルギー。
どうか皆様、
我々の趣旨にご理解、ご賛同いただくくとともに、
「10ミリオンプロジェクト #10mpnow」同様、
「参戦」何卒よろしくお願い申し上げます。
2011年03月16日
こんなときこそ「1.01」
「1.01」
という数字には
こんな「志」がこめられています。
1.01×1.01×1.01×.....
1.01を70乗すると
2.00676...
つまり2.0。
もとの値の2倍を超えます。
一方、
0.99×0.99×0.99×.....
0.99を69乗すると
0.49983...
つまり0.5。
もとの値の半分以下になります。
1.01と0.99、
違いはわずか0.02。
0.01=1%
1%上積みするのか、
1%下回るのか、
それが大きな違いになる。
たかが1%。
時間にすると
一日24時間の1%は14.4分、
つまり約15分。
一日15分間の積み重ねが
結果的には大きな結果につながる。
2010年は、
まさにそのことを我ながら思い知らされたシーズンでした。
ひとりひとりの声が、
東京ドームが割れんばかりの声援(クラウドノイズ)になり、
ひとりひとりの腹筋1回の積み重ねが、
「腹筋ミリオンプロジェクト」として
ライスボウル時点で計130万回となりました。
今回の東北地方太平洋沖地震で被災された皆様に
我々が今、このタイミングでできること。
節電、募金、メーセージ発信、など
一つひとつは小さなことかもしれませんが、
単なる電力、お金、文字の集合体ではなく、
その思いが積もることで
少しでも元気、勇気、希望を取り戻すきっかけになればと。
ひとりひとりの「+ 0.01」
皆様、
一緒に頑張りましょう!
仙台の知人より、ようやく一通のメールが届きました。
現地の状況を理解するために少しでもお役に立てばと思い、
原文のまま掲載させていただきます。
=====
皆様ご心配をおかけしています。
幸いにも命は無事でした。
命があるありがたさ、
当たり前の幸せを日々実感しています。
先程インターネットが復旧し、
パソコンにてインターネットが
使えるようになりましたのでお送りします。
3月11日(金)被災しました。
立っているのも困難な揺れを感じたのが午後2時50分頃です。
当時いた場所を避難するため外に出れば、建物や車が大きく左右に揺れ、
物凄い恐怖を感じました。
およそ3分以上の揺れを感じ、棚から物は落ち、建物はひび割れ、
悲鳴が飛び交っていました。
周りの方の安全確認が終了し、急いで帰宅の途についたのですが、
信号機はストップし、車は超大渋滞で通常一時間の帰宅時間から
程遠い四時間車に閉じ込められていました。
その間も余震は続き、携帯電話は不通なため不安は募る一方でした。
地面は隆起、陥没し、辺りは停電なため異様な暗さ。
その後、人生初の避難所生活。
情報はなく、ありとあらゆるものが歪んで見えました。
そんな中で近所住民とのコミュニケーションには随分救われたように感じます。
水も食料も数限りある中、人々の助け合いは今もなお続いています。
食料を求めにスーパーやコンビニに長蛇の列が続き、物品を買い求めるのに
3時間以上かかるのは当たり前。
ガソリンを求め、車が大渋滞をおこしています。
それでもガソリンは行き渡らず、私も車での移動は今も制限しています。
私の知り合いには津波で家が倒壊し流され、故郷がなくなってしまった人もいます。
話を聴くと心が痛み、自然の猛威を思い知らされます。
断水が続き、お風呂に貯めておいた水も後少しでなくなってしまいます。
ライフラインがすべてなくなった時の人間の弱さを身にしみて感じています。
緊張が張り詰め、皆疲れてきています。
そんな中助け合い、励まし合い、懸命に生きようとしています。
不安は消えません。どうしたらいいのかも分かりません。
でも、少しでも前を見ていきたいと思います。
もし、被災された地域にお知り合いがいらっしゃれば、どんな一言でもいいので、
メールを送って励ましてあげてください。
その一言で随分救われます。
=====