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Pay it forward
2011年03月22日
「It'll get worse before it gets better」
映画「Road House(ロードハウス)」の一幕。
荒れ放題の酒場の主人から再建を依頼された用心棒、
Patrick Swayze(パトリック・スウェイジ)扮するDalton(ダルトン)のセリフ。
「良くなる前に、一時的にはさらに悪くなる」
企業や組織をマネジメントする側に求められる勇気と覚悟。
この覚悟を伴わない上辺の改革は、
一時的な「対症療法」になってしまう。
2009年11月6日。
覚悟しようと思いました。
2週間後に電工戦を控えて。
2週間前にシルバースターに敗戦し、
チーム全体で見ると
「何とかしよう」
「もう負けられない」
という空気は感じる。
しかし、
「何が足りないのか?」
「何を変えたらいいのか?」
「そもそも何か変える必要があるのか?」
「具体策は?」
正直、
「ここが底なんだ」
「ここを超えれば良いことが待っている」
と信じたいと思っていました。
「It'll get worse before it gets better 」
魔法の言葉を必死に信じようとしてました。
吉と出るか、凶と出るか。
その時、選手みんなに投げかけたメール。
=====
「1.01」プロジェクトに関し、提案。
「自分の100%」のために。
みんな協力してお願いです!
自分の「強み」、
追い込まれた状況で
「これだけは相手が誰であっても絶対勝てる!」
認識キャンペーンです。
↓にみんなの名前が書いてあります。
そこに
古庄:自陣ゴール前でもマジでボール狙ってる意識(by吉永)
みたいに、
自分ではなく、みんなが(他人が)思っている、感じている
その人の「強み」を伝え合おう!
自分で認識している「強み」と
周囲、相手が思っている「強み」が一致すれば良し!
違うポイントが発見できればラッキー!
必ず気づきがあるはず。
限られた時間の中で「強み」をガンガン、
さらに高めるために協力して!
「自分の100%」を、どのポイントにつぎ込むのか。
人の「強み」を見つけることは
本当にワクワクするし、
自分の「強み」へのメッセージは
「よっしゃっ」って興奮するはず。
「チームへの、周囲への1%」が
「自分の100%」と、つながるので
マジでよろしく。
=====
が...結果、
3年連続、大阪の地で、
3年連続、電工に敗退。
まだまだ「底」じゃなかった。
進化の途中、「伏線」だったってこと。
ただ「手応え」は掴んだ気がした。
自分の「本気エンジン」を動かす前に、
チーム(他者)に対しての思いを注ぎ込む。
誘い込む、発破をかける発信をする。
言われたから言い返す。
いただいたから与える。
そんな「Pay it back」(お返し、恩返し)ではなく、
まずは自分から先に仕掛ける、投げかける。
まず「アクション」。
「リアクション」ではなく。
それがオービックシーガルズ流の
「Pay it forward」
当人同士の「Pay it back」ではなく、
大きな、大きな輪での
思い(感謝、元気、勇気、希望、思いやり)とアクションの循環。
「Pay it forward」
今こそ!