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5.5秒
2011年07月09日
「バァーン!」
「ドォーン!」
「わぁーっ!」
一瞬にして観客を魅了する。
間もなく夏の風物詩・花火大会が全国各地で始まる。
「5.0秒」
花火が夜空で開いて燃え尽きるまでの時間。
そのわずか5秒のために花火師は1年を費やす。
火薬の塗りつけは1日に厚さわずか0.5ミリ。
ひたすら地道なその作業を繰り返す。
今年の花火の一発一発に、
花火師の方は、一体どんな思いを込めたのだろう?
見る人の一瞬の感動のために、
去年までの自分、昨日までの自分を超える
今日の自分の探求。
「5.5秒」
アメリカンフットボールの試合での1プレーの平均時間。
5.5秒の全力運動と46.5秒の休息が123分間繰り返される。
それが、時間的統計の側面から見たアメリカンフットボール。
その5.5秒の1プレーに、
選手、コーチ、トレーナー、スタッフ、ファン、家族……
すべての関係者の思いが込められる。
あれから4年。
あの日から110日。
花火でいうところの0.5ミリの塗りつけを繰り返してきた。
オービックシーガルズでいうところの「+0.01」を繰り返してきた。
2011年7月9日、オーストリア・グラーツ。
決戦の朝。
快晴。
「ONE AT A TIME」
約9,300キロ離れた日本への、バタフライ・エフェクトを信じて。
(日本代表チームトレーナーを務める吉永HATから届きました。 初戦・オーストリア戦は、
日本時間今夜22:00キックオフ!) 写真を拡大する