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2011年09月
2011年09月27日
リクルーティング
昨年は全米4位でのシーズン終了。今年も目下3連勝。そんな私たちSTANFORD大学はリクルーティングが好調です。
以下は、アメリカのスポーツ専門チャンネルESPNの(大学向け)リクルーティング情報ページです。
STANFORD大学
Noor Davis
Jordan Watkins
今までも何度かお伝えしてきましたが、高校生をランキングして、どの大学からオファーがきているとか、その選手がどこに興味があるのかとか、リクルーティングに関する情報が満載です。このサイトは高校生のリクルーティング専門ではないのに、これだけの情報が載っていることからも、どれだけ大きなビジネスであるか、容易に想像できますね。
私もビデオを見ましたが、上の二人は凄いです。近々、FIVE STARの大物がCOMMIT(STANFORDを選びましたという意思表示)するという噂も……。こちらも、またアップデイトします。
ではまた。
TK
3連勝
オービックシーガルズ3連勝、おめでとうございます。非常に喜ばしいです。このままの勢いで突っ走ってほしいです。
我々STANFORDも強豪ARIZONA大学を37対0で撃破し、3連勝です。全米ランキングも5位にあがりました。
試合内容はオフェンス、ディフェンスとも完璧とは言えないものの、危なげないものでした。しかし、一つだけ大きな問題というか痛手が。DEFのスターであり要であったSHANE SKOV選手を失いました。彼は前半のプレイ中に膝に怪我を負い、今季絶望となってしまいました。1年生からILBとして、DEFの中心選手として活躍していただけに、本当に残念です。
そのニュースが全米中に流れるぐらい、彼の存在は大きかったわけですが、「チャンピオンチームには必ずニューヒーローが生まれる」を信じて、残りシーズンを戦ったいきたいと思います。
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●HOTEL @ARIZONA
STANFORD大フットボール部には一風変わったポリシーがあります。
「遠征の際には、その地区の一番いいホテルに泊まる」
目の飛び出るような料金のホテルは敬遠するそうですが、今回のARIZONA遠征でも砂漠の中のリゾートに宿泊しました。ホテルが運営する50ホールを超えるゴルフコースやプールなど、アリゾナの砂漠のど真ん中とは思えない充実ぶり。日本のみなさんが訪れることはなかなかないと思いますが、インフォメーションはこちらです。
ではまた。
TK
2011年09月23日
NFLという世界
NFLの開幕とともに、なんとかロースターに残ろうとしている選手には、天国とそれ以外の分かれ道が待っています。
NFL各チームの「TRANSACTIONS」というページを見ると、選手との契約の状況が細かく記されています。たとえば、後述するCAROLINA PANTHERS>TRANSACTIONS。後でチェックしてみてください。
NFLが厳しい世界であるという具体例が近くにあったので、ご紹介したいと思います。
STANFORDの選手4人がドラフトされたこと、ドラフト外でチャレンジしている選手がいることは、以前に書かせていただきました。ドラフト組は順当に最終登録メンバーに残り、うち2人はスターターの一角を担っています。そして、ドラフト外選手の中でも、2人の(2人も)選手が最終ロースターに生き残りました。一人はWRのDOUG BALDWIN選手(SEA HAWKS)、もう一人はTHOMAS KEISER選手(PANTHERS)です。
彼は2008年にFRESH MAN ALL AMERICANに選出され、その後3シーズン、DEとして活躍しました。メディアに取り上げられる機会は少なかったものの、フィジカルでスピードのある選手でした。レッドシャツ(1年生の一年間をプレイしないこと)でしたので、もう1年プレイできるところをスキップしてドラフトに臨みました。しかし、どこからも声がかからず、チームメイトのSIONE FUA選手が2位でドラフトされたCAROLINA PANTHERSへドラフト外で入団。春シーズンと夏のキャンプで頭角を表し、53人の最終ロースターに残りました。
彼とは、同じイニシャル(TK)で呼ばれることが多かったこともあり、個人的にもかなり仲良くしていました。9月3日の最終ロースター決定のあとに話しましたが、それはそれは喜んでいましたし、STANFORDもチーム全体で祝福ムードでした。
ところが次の日、突然の解雇。いきさつはこういう感じです。
・最終ロースター決定=他の31チームも決定。
・他のチームの登録からあぶれた選手もいる。
・その中には経験豊富ないい選手もいる。
そうなんです。同じタイミングで解雇された選手には同じようないい選手が多くいるんです。そのような選手が解雇された理由がチームにとって問題ないようであれば、そして金額の折り合いがつけば、たとえルーキーの方が年俸が安くても、「経験豊富>ルーキー」という構図になってしまうのです。
KEISER選手の場合は同じポジションのベテラン選手に勝るものが少なかったのでしょう。彼はその3日後にPRACTICE SQUADの一員としてチームに残るチャンスを得ましたので、チームのフロントやコーチ陣に期待されていることは間違いありません。
知れば知るほど、厳しい世界です。そんな中で日本人が生き残る日が来るのでしょうか? ネガティブに思ってしまう反面、そんな、奇跡というべきことが起こる日を迎えることが楽しみでしかたありません。
ではまた。
TK
2011年09月08日
初戦突破!!
ブログの更新を怠っていてすいません。新体制でのキャンプや開幕でバタバタしておりました。
STANFORD大学の初戦は、57対3で危なげない勝利でした。細かいところで修正すべき点も数多くありましたが、勝つことが一番大事です。
次は5時間のフライトで大陸の反対側へ。DUKE大学との試合です。3時間の時差を超えての試合です。簡単に言えば正午の試合が私たちにとっては朝9時からのキックオフ。気温も湿度も高いNORTH CAROLINAでの試合ですので、相手より前に環境の変化とも戦わなければなりません。(全試合勝負どころではありますが、)序盤のキーになる試合です。詳細はまたレポートします。
オービックシーガルズ、初戦の勝利おめでとうございます。
スタッツしか見ていませんが、敵陣に攻め込んでのファンブルロスト等、修正すべき点が多いようですね。私の経験上、ターンオーバーが3つあって(相手は0)勝てるチームには、よっぽどのツキと実力があると考えられます。シーズン序盤でこの手のミスから学ぶことは、後半の大事な試合で生きてくるはずです。前向きすぎる意見かもしれませんが、オービックシーガルズはそういうチームなので、それに期待しましょう。
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☆記事の内容とはまったく関係ありませんが、この映像すごくないですか?
ちなみに彼はQBにもかかわらず(ベンチプレスはあまりやらせないし、腕が長いので不利なのに)100kgのベンチプレスを30回ぐらいやります。
☆選手が協力して、こういうCMをよく作ります。オービックシーガルズでもどうでしょう?
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