2016年03月17日
3/5(土)、仙台市のシェルコムせんだいで「がんばろう東北!フラッグフットボール体験教室」(主催:東北学生アメリカンフットボール連盟、協力:オービックシーガルズ)を開催しました。
3.11東日本大震災以降、自分たちにできることで東北の復興を応援しようと「Gulls for Tohoku」を立ち上げ、義援金の寄付や学生向けクリニック、フラッグフットボールイベントなどを行ってきました。このイベントは、「フラッグフットボールの普及を通して、東北地区におけるアメリカンフットボールの振興を図る」という連盟の活動趣旨に賛同し、2012年から毎年協力させていただいているものです。
今回は、昨年に続き、東北在住のアメリカンフットボール関係者の皆さんによる事前PRのおかげで、過去最高の70名を超える参加がありました。昨年まで開催していた長町地区と今回のシェルコムせんだいは、仙台駅を挟んで南と北に位置し、地元の皆さんにとっては「(2つの場所は)少し離れている地区」だそうですが、新しい地区でもたくさんの参加があり、主催者の皆さんもたいへん驚かれていました。
オービックシーガルズからはWR#85萩山竜馬選手、RB#43望月麻樹選手ら7名が参加。午前中に「学生向けアメリカンフットボールクリニック」、午後に「小学生フラッグフットボール体験教室」と「チアワークショップ」を行いました。
■午前−学生向けアメリカンフットボールクリニック
前半はオフェンス、後半はディフェンスと、ポジションごとに分かれてクリニックを行いました。学生からたくさんの質問があり、時間が経つにつれ、教えている選手やコーチも徐々にヒートアップ。熱のこもったクリニックとなりました。
▲学生クリニックの仕切り役は鈴木コーチ(右端)。朝早くにも関わらず、テンション高くスタート
▲RB#43望月選手は、後半のディフェンスクリニックの時間になっても学生からの質問に熱心に答えていました
▲東北のスター、WR#85萩山選手。話を聞く学生たちの顔は真剣そのもの
▲大橋シニアアドバイザーも参加。オフェンスラインの選手への指導に熱が入ります
▲学生クリニック参加者との記念撮影。学生チア向けのクリニックも同時に行いました
■午後−フラッグフットボール体験教室、チアワークショップ
「きてきてアメフト先生」でおなじみのさる先生こと渡辺コーチの仕切りのもと、しっぽ取りやミニゲームで約2時間楽しみました。地元の野球チームの子どもたちも参加してくれ、「投げるのが難しい」「上手く投げられた」など、初体験のスポーツを楽しむ姿が見られました。
▲はじめてのスローイングを楽しむ子どもたち
▲1対1の対戦では、白熱したバトルが見られました
▲試合ではチームワークがポイント。それぞれの役割を理解して対戦していました
▲試合を重ねるごとにレベルアップ。的確な指示の声が飛んでいました
▲10名を超す参加があったチアワークショップ。仙台出身のSEA-Cheerほみ(右端)が担当しました
▲フラッグフットボール体験教室&チアワークショップ参加者と記念撮影
トップスポーツチームができることを中長期的に実施することで東北地区の復興を応援していこうと立ち上げた「Gulls for Tohoku」。今回、たくさんの子どもたちの笑顔に触れ、スポーツの価値を再認識しました。年々風化する大震災の記憶ですが、改めて、私たちがこの活動を続ける意味と、できることを形にしていく大切さを確認することができました。本年7月には、沿岸部への訪問を計画しています。