2014年06月23日
▲残り0秒、QB#6菅原からRB#20古谷へのTDパスで同点、タイブレークへ
6/23(月)、東京ドームで行われたパールボウル(決勝)、富士通フロンティアーズとの一戦は、タイブレークの末、37-34でオービックシーガルズが勝利し、2年ぶり5度目の優勝を果たしました(1997,2000,2005,2012,2014年)。大会MVPには、2年前の優勝時に続き、WR#18木下(典)が選ばれました。
逆転に次ぐ逆転が7度続いたシーソーゲームは、オービックが残り0秒で同点に追いつきタイブレークに突入。その2回目、富士通のフィールドゴール(FG)に対してオービックはTDを決め、3時間半に及んだ激闘を制しました。
1Q、富士通のFGをDL#23BJがブロック。直後、オービックはいきなりQB#6菅原からWR#18木下(典)への81ヤードTDパスを決めて先制します(TFPキック失敗で6-0)。しかし富士通はすぐさま逆転(6-7)。続けてインターセプトを喫するも、LB#9塚田がQBサックを決めるなどディフェンスが踏ん張ります。WR#18木下(典)のランアフターキャッチで28ヤード前進、QB#6菅原も30ヤードを走り、K/P#1金親がFGを決めて9-7と再び逆転し1Qを終了。2Q、富士通の好パントと自チームの反則により、オービックは自陣1ヤードからの攻撃。代わったQB#15龍村のパスがインターセプトされ、そのままリターンTD。再び富士通が9-14とリードします。オービックはQB#15龍村からWR#18木下(典)への32ヤードロングパスなどで攻め込むも、FGをはずして2Qは無得点、リードされて前半を折り返します。
3Q、QBは新人#12畑。最初の攻撃は4thダウンキャンブル失敗に終わりますが、DL#11KJのファンブルリカバーで敵陣41ヤードからの攻撃権を得ると、1投目でWR#18木下(典)へロングTDパスを通して15-14と逆転に成功します(2ポイントコンバージョンは失敗)。その後富士通にTDランを決められ15-21とまたも逆転を許しましたが、3Q残り1分を切ってQB#6菅原が再び登場。4Q冒頭にWR#85萩山へのTDパスで22-21とまたも逆転します。すると富士通もTDパスを決めて22-28とまた逆転。DB#27栗田のインターセプト、DB#25砂川の好セーブなどで富士通に追加点を許さず、6点ビハインドのまま迎えたオービックの最後の攻撃は残り2分3秒、自陣19ヤードから。時計を止めながら1stダウン更新を重ね、残り27秒、敵陣9ヤードからの3rdダウンはQBサックに遭い10ヤード後退してしまいます。そのまま時計が進む4thダウン、残り0秒で#6菅原がタックルをかわしながらRB#20古谷に19ヤードTDパスを投じて28-28の同点に。TFPキックは外れ、タイブレークへもつれ込みます。
タイブレークは、敵陣25ヤードからそれぞれが攻撃を行います。1回目は先攻のオービックがFGを決めると、後攻の富士通もFGで同点。2回目、先攻の富士通は再びFG。後攻のオービックはランで前進、最後はQB#6菅原が自らエンドゾーンに飛び込んでサヨナラTDとなりました。
パールボウル優勝をもって、春季の全日程を終了しました。ここまで参戦いただき、ありがとうございました。8月のアメリカ遠征(米アラバマ州タスカルーサ市)を経て、V5を目指すオービックシーガルズの秋季リーグ戦は8/31(日)に開幕します。
【秋季リーグ戦 1stステージ日程】
(6/23に発表された「予定報」。今後変更になる場合があります)
第1節 8/31(日) vs.太陽ビルマネージメントクレーンズ @川崎富士見球技場
第2節 9/14(日) vs.BULLSフットボールクラブ @川崎富士見球技場
第3節 9/23(火・祝) vs.オール三菱ライオンズ @秋津サッカー場
第4節 10/5(日) vs.アサヒビールシルバースター @川崎富士見球技場
第5節 10/19(日) vs.LIXILディアーズ @横浜スタジアム
スターティングメンバー表 公式記録(チーム・個人/Xリーグ公式サイト)
試合日 | 2014/6/23(月) |
試合開始時刻 - 終了時刻 | 19:00-22:34 |
試合会場 | 東京ドーム |
天候 | 晴れ |
観衆 | 16,869人 |
1Q | 2Q | 3Q | 4Q | タイブレーク(TB) | TOTAL | |
オービックシーガルズ | 9 | 0 | 6 | 13 | 9 | 37 |
富士通フロンティアーズ | 7 | 7 | 7 | 7 | 6 | 34 |
# | チーム | Q | 時間 | プレー | トライ | ||||
種類 | #選手 | ヤード | 種類 | 選手 | 結果 | ||||
1 | オービック | 1 | 06:38 | パス | #6菅原→#18木下典 | 81 | キック | #1金親 | 失敗 |
2 | 富士通 | 1 | 07:48 | ラン | #29ゴードン | 35 | キック | #11西村 | 成功 |
3 | オービック | 1 | 15:00 | フィールドゴール | #1金親 | 20 | |||
4 | 富士通 | 2 | 06:34 | インターセプトリターン | #28石井 | 15 | キック | #11西村 | 成功 |
5 | オービック | 3 | 05:24 | パス | #12畑→#18木下典 | 41 | パス | #12畑 | 失敗 |
6 | 富士通 | 3 | 11:33 | ラン | #29ゴードン | 2 | キック | #11西村 | 成功 |
7 | オービック | 4 | 01:32 | パス | #6菅原→#85萩山 | 2 | キック | #29長尾健 | 成功 |
8 | 富士通 | 4 | 06:09 | パス | #3キャメロン→#1強 | 10 | キック | #11西村 | 成功 |
9 | オービック | 4 | 15:00 | パス | #6菅原→#20古谷 | 19 | キック | #1金親 | 失敗 |
10 | オービック | TB | 1回目 | フィールドゴール | #1金親 | 18 | |||
11 | 富士通 | TB | 1回目 | フィールドゴール | #11西村 | 39 | |||
12 | 富士通 | TB | 2回目 | フィールドゴール | #11西村 | 43 | |||
13 | オービック | TB | 2回目 | ラン | #6菅原 | 8 |
チーム | オービック | 富士通 |
ファーストダウン獲得数 内訳(ラン+パス+反則) |
16 (2+13+1) |
17 (9+6+2) |
(攻撃) 回数-獲得ヤード | 74回-524ヤード | 62回-356ヤード |
(ラン) 回数-獲得ヤード | 33回-116ヤード | 30回-184ヤード |
(パス) 回数-成功数-被インターセプト 成功率 獲得ヤード |
41-23-2 56.1% 408ヤード |
32-17-1 53.1% 172ヤード |
(反則) 回数-損失ヤード | 15回-114ヤード | 4回-40ヤード |
(ファンブル) 回数-喪失 | 0回-0回 | 1回-1回 |
(フィールドゴール) 回数-成功 | 2回-1回 | 1回-0回 |
TIME OF POSSESSION (ボール保有時間) | 34:40 | 25:20 |