2014年04月03日
4/12(土)に川崎富士見球技場(旧 川崎球場)で開催される国際親善試合「GERMAN JAPAN BOWL Ⅱ」(日本 対 ドイツ)についてご案内します。メインスタンドが完成、新装なった球技場で、日本代表チームそしてオービックシーガルズの代表選手たちに熱い声援を送ってください。
※ドイツ戦に出場する代表選手45名は、4/8(火)に発表される予定です。
ドイツ戦日本代表45名が発表され、オービックから12名が選出されました(4/7追記)記事
●GERMAN JAPAN BOWL Ⅱ -川崎富士見球技場メインスタンド竣工記念・ 国際親善試合
対戦 :日本代表対 ドイツ代表
日時 : 4/12(土)13:00~
主催 :日本アメリカンフットボール協会
チケット : こちらで座席表を確認のうえお求めください大会概要
◇新戦力の成長に期待
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日本代表チームは、来年2015年7月にスウェーデンで開催される第5回世界選手権に向けて、今春3月に始動。新しい戦力の発掘と成長を主眼に若手を中心に選ばれた代表選手たちが、このドイツ戦とアジア予選(4/26(土) vsフィリピン@アミノバイタルフィールド)の2試合を戦います。
第2次選考まで終えた今のところ、オービックシーガルズからはリーグ最多の12名が代表候補に名を連ねています。うち、実に7名が初選出。フレッシュな面々の健闘に期待がかかります。さらには既報のとおり、大橋ヘッドコーチ、富永オフェンスコーディネーターが各々、ディフェンス、オフェンスのコーディネーターを務めるという日本代表シフト。代表の2試合を終えると、5/4(日)にはオービックシーガルズのシーズン開幕戦(パールボウルトーナメント)が控えており、日本代表チームと自チームの両立もまた、オービックシーガルズにとって大きなチャレンジです。
◇欧州ナンバーワンと4年ぶりの対戦
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ドイツでアメリカンフットボールのリーグが組織されたのは1979年(日本は1934年に初の試合が行われ、1946年に大学リーグが組織)。ドイツ代表は2005年以降、ヨーロッパ大陸のどのチームにも負けなしの、欧州ナンバーワンチームです。前回第4回の世界選手権(2011年オーストリア大会)では、5位決定戦でフランスを21-17の僅差で破って欧州ナンバーワンの座を死守。第2回ドイツ大会(2003年)、第3回川崎大会(2007年)ではいずれも3位と、常にアメリカ、カナダ、日本といった上位国を脅かす存在です。
日本との初対戦は、2010年のGERMAN JAPAN BOWL Ⅰ(独・デュッセルドルフ)。このときは、日本が24-14で勝利しています。続いて、2012年、2013年のオービックシーガルズの2度のドイツ遠征、さらには2009年に開催されたU-19世界選手権で「ドイツvs日本」が実現していますが、いずれも日本が勝利。ドイツ代表は、今回のGERMAN JAPAN BOWL Ⅱ を「ドイツが日本を初めて破る機会にしよう」と意気込んでいます。
伝統と戦績では日本が上回っていますが、日本が成し得ていない「NFLプレーヤーの輩出」においては、すでにドイツから3名(Sebastian Vollmer、Markus Kuhn、Bjoern Werner)がNFL入りを果たしており、ドイツ人選手のレベルの高さがうかがえます。
今回来日するドイツ代表は、45名中、190cm以上の選手が18名(200cmを超える選手が2名)と体格では日本代表を圧倒しています。特に、DLの平均は身長197cm/体重115kgと非常に大きく、日本代表OL陣との対決はもちろんのこと、サイズの小さい日本代表QBがいかにパスプレーを展開するかが見どころ。一昨年、オービックシーガルズが対戦したドレスデンモナークスからも2名が選出されており、日本での再戦が楽しみです。互いに来年の世界選手権を見据えた、結果だけでなく内容も問われる戦いとなります。
[参考]
第1回世界選手権(1999年イタリア大会) 日本-優勝 ドイツ-出場せず
第2回世界選手権(2003年ドイツ大会) 日本-優勝 ドイツ- 3位 (直接対戦なし)
第3回世界選手権(2007年川崎大会) 日本-2位 ドイツ-3位 (直接対戦なし)
GERMAN JAPAN BOWL Ⅰ(2010年 ドイツ) ○日本 24-14 ドイツ
第4回世界選手権(2011年オーストリア大会) 日本-3位 ドイツ-5位 (直接対戦なし)
オービックシーガルズドイツ遠征1(2012年) ○29-17 ドレスデンモナークス
オービックシーガルズドイツ遠征2(2013年) ○34-3 デュッセルドルフパンサー