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【5.19ドイツ遠征】チーム初の海外遠征試合を発表

2012年01月04日

オービックシーガルズは、2012年5月、チームとしては初の海外遠征による親善強化試合を行います。対戦相手は、ドイツ、German Football League(以下、GFL)所属のドレスデン モナークス/Dresden Monarchsです。XリーグのチームとGFLのチームが試合をするのは、これが初めてのことになります。

 

 

【ドイツでの親善強化試合】
オービックシーガルズ 対 ドレスデン モナークス/Dresden Monarchs
日時: 2012/5/19(土) ※キックオフ時間は未定
会場:グルックガス・スタジアム/glücksgas stadion(ドレスデン/Dresden)

 

 

海外への遠征試合を実施する目的について:大橋ヘッドコーチより
1999年に第1回アメリカンフットボール世界選手権が開催され、4年に1度行われる同大会も、昨2011年で第4回を数えました。また、2009年からはU-19(19歳以下)の世界選手権も始まりました。アメリカンフットボールにおいても「国際化」が進んできています。同時に、海外の体格の大きな選手と戦うことから、日本人選手の「フィジカル面の強化」も、その必要性が増してきています。
現状では、日本人選手が海外のチームと対戦して経験を積むことは、日本代表チームの活動にほぼ限られています。オービックシーガルズという一チームとして、海外チームとの試合を思い立った理由はまずそこにあります。
また、遠征での試合を望んだのは、いわば「大海を知る」ため、です。「いつもとは異なる環境でいかに普段通りの力を発揮できるか」を経験し成長するために、海外での試合は絶好の機会だと考えています。
ドイツはヨーロッパの最強国であり、GFLは非常に発展したアメリカンフットボール・リーグであると認識しています。何度か遠征で訪れた際に、豊かなスポーツ環境、あるいは多くのアメリカンフットボール・ファンの存在を垣間見ることができました。そのドイツのチームと試合ができることを、たいへん光栄に存じます。
この親善強化試合の実現にお骨折りいただいた、ドイツ・アメリカンフットボール協会ロバート・フーバー会長、日本アメリカンフットボール協会浅田豊久理事長をはじめとする多くの皆様に厚く御礼を申し上げます。

 

ドイツ・アメリカンフットボール・リーグ/German Football League(GFL)について
GFLは1979年に6チームによる「Bundesliga」として設立され、1999年に「German Football League」と改称されました。ヨーロッパで最も古い歴史を持つアメリカンフットボール・リーグであり、北ディビジョン(Northern division)、南ディビジョン(Southern division)それぞれ8つの計16チームからなります。2011シーズンのチャンピオンは、10月にMagdeburgで行われた第32回German Bowlにて前王者Kiel Baltic Hurricanesを破ったSchwäbisch Hall Unicornsです。
GFLには下部リーグ「GFL 2」があり、同じく北と南のディビジョンに分かれて16チームが存在しています。ドイツのリーグ全体では約250のアメリカンフットボールチームが参加しており、ドイツ・アメリカンフットボール協会に所属する4万人以上の競技者数は、ヨーロッパでは最大のものとなっています。大まかに言えば、ヨーロッパの2人の競技者のうちひとりはドイツ人ということになります。最近のIFAF(国際アメリカンフットボール連盟)による調査では、ドイツでの成人男性の18,000人という競技者数は、アメリカに次ぐ人数で、日本を少し上回ります。また、ドイツ・アメリカンフットボール協会は、ジュニアおよびユース世代のアメリカンフットボール、フラッグフットボール、女子アメリカンフットボール、オーストラリアン・フットボール、そしてチアリーディングを管轄しており、ドイツ・オリンピック委員会ならびにドイツ政府スポーツ協会のメンバーとなっています。GFLのチームは、ヨーロッパ中のアメリカンフットボール・クラブチームが争う「Eurobowl」で、過去に7度のタイトルを獲得しています。また、ドイツ代表チームは、2005年に行われたWorld Gamesで金メダルを獲得し、アメリカンフットボール世界選手権では2003年と2007年に3位となっています。

 

対戦するドレスデン モナークス/Dresden Monarchsについて
ドレスデン モナークスは2003年からGFLに所属し、以来9シーズン中7回、プレーオフに進出しています。アメリカ人のGary Spielbuehlerコーチが率いており、2012年シーズンで4年目になります。2011年は多数の怪我人により不本意なシーズンを過ごしましたが、2012年はGFL北ディビジョンでのプレーオフ進出が期待されているチームのひとつです。もし、昨シーズンのような負傷者続出の異常事態がなければ、ドイツ選手権進出の可能性も高いと言えるでしょう。チームの核となる選手たちは堅調であり、ドイツあるいはヨーロッパ各地から、新たな有望選手が加わっています。
ドイツ・ザクセンにあるドレスデン モナークスは、旧東ドイツ地域に属する唯一のGFLのチームです。旧東ドイツではアメリカンフットボールが禁止されていたため、1990年の東西併合後となる1992年にチームは設立され、2012年に20周年を迎えます。この20周年を祝う特別イベントとして、ドレスデン モナークスとオービックシーガルズとの試合は、ドレスデンでもっとも最新式のスタジアムであるグルックガス・スタジアムにて行われます。天然芝で収容人数32,066人の同スタジアムは、4,600万ユーロをかけて2009年に新しく建造されました。ドレスデンで最も強いサッカークラブDynamoのホームスタジアムでもあります。

 

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1/3(火)、ライスボウル会場で行われた日本アメリカンフットボール協会の記者発表会の席上で、並河GMから本件を発表させていただきました。

 

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▲「次の世界選手権まで待てない」と並河GM(左)。来日中のドイツ・アメリカンフットボール協会ロバート・フーバー会長にご同席いただきました