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大橋ヘッドコーチ談話◆RICE BOWL 立命館大学戦後

2011年01月04日

logo.jpg  (記者との一問一答より)

 

早いうちにTDできたことで選手の硬さが取れたか。
  

「そうかもしれません。ただ、今シーズン、いろいろな形の苦しい場面を乗り越えてきたチームなので、先制点を取れたからリラックスしてプレーできるとか、点差が開いたから楽にプレーできるとかいうことはなかったと思います」


最初の萩山選手のタッチダウンに関しては。
  

「最初のタッチダウンは見ていないんですよ、(ディフェンスコーディネーターとして)ディフェンスにかかりっきりだったので。オフェンスのコーチがいいボールだったと言っていたので、なるほど、という感じでした」


菅原選手のプレーに関しては。
  

「シーズンを通していいプレーと悪いプレーの差はありましたが、最終的にスコアしたいシチュエーションでスコアできるという意味では、安定して力を出したと思います」


菅原選手は序盤は安定感を欠いていたようだが。
  

「あえて聞きませんでしたが、ちょっと緊張していたかもしれません。ボールが少し上ずったりしたケースもありましたから。でも、どこかで腹をくくるんだろうと思って見ていました」


ディフェンスは完璧だったか。
  

「結果的にはそうですね。各々がアサインメントをきっちり遂行し切ることだけ徹底しました。それ以外のことはあまり考えないでいいと。RBをマークする人間はRBをマークする。QBをマークする人間はQBをマークする。それが徹底できたことが一番良かった。まあ今日はDLが頑張りました」


完封できたことに関しては。
  

「意外ですね。ディフェンスの目標としては、10点で抑えれば勝てると思っていました」


オフェンスに関しては。
  

「24点以上は取りたいと考えていました。毎Qタッチダウンを取れればいいなと」


菅原選手のランで2本めのTDがとれてすごく楽になったと思うが。
  

「今日の菅原は第2Qぐらいからやんちゃな感じでやっていたので、あのTDはその象徴のプレーのひとつだったと思います。ようやりおったなぁという感じでした」


あのプレーも準備していたと。LBがどんどん攻めてくるという状況も意識していたのか。
  

「ハイプレッシャーを受けることはある程度予想していましたので。ただ、どういう感じのプレッシャーになるかは読みづらかったので、立命館さんのディフェンスにうまくコントロールされる時間もありましたし、戦前から思っていた通り、非常に速いディフェンスでした」


今までのチームをぶち壊して、選手とコーチを融合させてここまでもってきたことに関しては。
  

「勝負の世界は結果論。正解不正解はない中で、何を選択したかというよりは、選択の過程や選択した後に、みんなであがいたことが一番の勝因で、一番の財産です。今後も、どんな選択をしても、あがいてやるということだけは忘れずにやっていきたい」


この大一番で、あがいた成果は見えたか。
  

「選手はすごくタフになったし、腹くくりのレベルが非常に上がったなと思います。チームのことを我がことと捉えられる人間が圧倒的に増えました」


この試合を受けて修正するところは。
  

「正直、今何も考えていません。2010年シーズンがやっと収束したところなので。2011年は全く新しいチーム作りになると思います。今日勝てたのでこの延長線上で、いうことにはならない。今日一日くらい何も考えないで、明日から考えようかなと思います」


4回の優勝は史上最多だが。
  

「実感がありません。ただ、優勝するシーズンはいつもそうなんですが、特に今シーズンはいろいろな方に支えられました。いろいろな方に信じていただけたなと。それが非常に力になったと思います。僕らが勝ち取った4回目の優勝というよりは、この2011年1月3日の勝利は、みんなで勝ち取った勝利です。本当にファンの皆さんにも、おめでとうございますと言いたいです」