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自主トレ本格化◇プロ陸上選手を招いて「速く走る講座」

2011年01月31日

チームジャパンがアジア選手権に向けて始動した1/29(土)、オービック習志野グラウンドでは、自主トレの一環として、プロ陸上選手の秋本真吾さんを講師に招いて「速く走る講座」を行いました。


秋本プロは、400mハードラーにして200mハードル(非公式種目)のアジア記録保持者。2012年ロンドン五輪を目指す傍ら、子ども向け陸上教室を開催したり、他競技のアスリートに走り方を指導しています(この1月にはプロ野球オリックスバッファローズを指導)。


今回は、玉ノ井DBコーチが自身で走り方を学びたいと秋本プロに打診したところ快諾いただき、せっかくなのでみんなで学ぼうと、グラウンドにお越しいただいたものです。オービックシーガルズの選手、トレーナー、コーチなど30名ほどが参加。【座学】から始まり、【フィールドトレーニング】【ウエイトトレーニング】と約2時間、プロの極意を伝授していただきました。

 

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▲講座前に集中自主トレを敢行しました。日本代表候補を辞退したばかりのLB#2古庄選手の誘いに15名が集まり、下半身を中心に一時間半。「短時間ながら皆非常に意識高く参加してくれたので、かなり追い込めた」と古庄選手

 


【1.座学】
大学院の修士論文も走ることに関してだったという秋本プロ。速く走ることをひたすら考え続けてきた専門家のプレゼンテーションは説得力があります。走ることに特化した講義を受けたことのない選手たちには、相当刺激的だったようです。

 

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▲アメフト選手に必要な「スタート」「加速」に関する質問が集中しました。子どもの頃の夢は「100m金メダリスト」だったという俊足・RB#21杉原選手から専門的な質問も。「あんなに質問が飛び交うとは。 選手の学ぼうとする姿勢に感動しました」(秋本プロ)

 


【2.フィールドトレーニング】
選手の質問が多く、時間が押してフィールド講座へ。肩甲骨、股関節、腹筋の使い方、意識するポイントなどを、お手本を見せていただきながら体感しました。秋本プロが走るたびに、参加者から「オーッ」とため息と歓声が入り交じった声。それぐらい、走ることを突き詰めた選手の走りは美しいものでした。

 

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▲さっそくトライするRB#35山﨑選手(右写真)。来シーズンの走りに注目ですね

 

 

【3.ウエイトトレーニング】
最後に、速く走るためのトレーニング法を教えてもらいました。普段私たちが行っていることも、速く走ることにつながっているんですね。秋本プロは、さらに突き詰めて鍛えているという印象でした。ことトレーニングに関しては、秋本プロも選手たちの“強さ”に驚いていました。


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▲率先して腹筋をする古庄選手(左)と杉原選手(右)。「刺激だらけでめっちゃ楽しかった。今度お会いするときには成長した姿を見せたい」 (古庄選手)

 

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▲トレーニングの手本を見せる秋本プロ。「日本一の情熱を感じ、純粋に皆さんのお力になりたいと思いました。そして、シーガルズがなぜ日本で一番になれるかがわかりました。選手のポテンシャルもありますが、チームワークの良さですね。これからも応援させていただきます」 と心強い感想をいただきました。秋本プロ、ありがとうございました!

 

 →秋本プロもブログ「405 ARIGATO レストラン」に本講座のことを書いてくださいました。

   「オービックシーガルズ スプリント講習会

 


◇参加選手から

 

「自分が悩んでいたことをプロに聞けて、プロの知識も教えていただけたので、必ず今後につなげたい。体幹と可動域、かかとの意識、足のもっていく位置の重要性に気づかされました」(LB#52藤井選手


「プロ選手の競技やトレーニングに対する考え方を聞くことを目標に参加したので、学ぶことがたいへん多い一日でした。自分の考えにぶれない軸を持つ、効率的に体を使う、毎日グラウンドに出る(毎日何かをやる)、特にこの3点が勉強になったので、実践していきたい」(OL#76藤田選手

 

「非常に貴重で有意義な時間を過ごせて、モチベーションがグッと上がりました。秋本さんの細部に渡るこだわりは、僕たちが大切にしているファンダメンタルに通じる気がして、非常に好感を持ちました。来シーズンは、もっと細部に落とし込んだ『腱』の伸縮まで意識できるようフォーカスします」(WR#28須賀選手