2010年12月21日
MOTTO! MOTTO! OBIC SEAGULLS!vol.11 小粋なパフォーマー LB#9塚田昌克選手 |
ブースターの皆さん、もとい、12人目の選手の皆さん! ついに我らがオービックシーガルズは悲願の社会人日本一となりました。本当にありがとうございます。今まで、ブースターの声がこれほどまでに血となり、肉となり、さらには武器となったシーズンはないと思います。1月3日のライスボウルに向けて、まだまだ突き進んでいきましょう。
興奮冷めやらぬ中、今回お話を聞いたのは、最後の最後の勝利の瞬間にボールが飛んできた選手、LB#9塚田昌克(まさよし)選手です。やっぱり何かを持ってました。それは……ボールです!…そんな感じなハイテンションでお送りしていけたらいいかな、と思います。
話を伺っているとなんだか変。声がガラガラです。塚田選手曰く、クラウドノイズが強烈すぎて、フィールドでは普通に会話することすらままならなかったそうです。それだけ大きさも、質も、日本一の“声”だったのでしょう。ならば、さぞハードな試合だったのかと思いきや、
「FGで点を取られてはいたが、TDは一度も許していなかったので、ちゃんと電工オフェンスを止められていた認識があった。4Qに逆転されたが、不思議と最後まで負ける気は全くしなかった。これもチーム全員が自分たちの力を信じていたからだと思う」
と王者らしいコメントをいただきました。
最後のインターセプトについては。
「誰かが弾いて自分のところに飛んできた。4thダウンで取る必要はなかったが、体が止まらなかった。勝利の瞬間を自分の手でつかめて、何とも言えない素晴らしい気分だった」
さらに、シーズンここまでを振り返っていただきました。
「富士通戦、鹿島戦とタイトな試合をしてきた経験がいい肥やしになった。今シーズン、キープレーの3rdダウンを止められたのは、ブースターの方々のクラウドノイズが非常に大きな役割を果たしてくれたからだ。地鳴りのような声援は、相手オフェンスにプレッシャーをかけるとともに、精神的に我々を後押ししてくれる」
次の目標は「真の王者になること」。ライスボウルでもきっと、持っているものを見せつけてくれるでしょう!
試合後のロッカールームは歓喜の声でクラウドでした。DB#24矢野川選手らにイジられながらも塚田選手が伝えてくれたのは、クラウドノイズのすごさが本物であるということ。誰もが気を遣って言っているのではなく、本心から出た素直な感想だということです。本当にオービックシーガルズのブースターは最高です! ライスボウルも、“参戦”お願いします。
(JXB・パナソニック電工戦後、東京ドームにて聞く
事務局インターン生/早稲田大学 藤川了輔)
※前節の鹿島戦は、筆者の個人的な事情によりMMOはお休みとさせていただきました。楽しみにしていただいていた皆さんに選手の生の声をお伝えできず、本当にすみませんでした。ここに場所をいただきお詫びいたします。