2010年11月22日
MOTTO! MOTTO! OBIC SEAGULLS!vol.10 ジェネラリスト RB#35山﨑公士 選手 |
し烈さ極まる2ndステージ。我らがオービックシーガルズは、期待通りIBMを55-27で破り、ファイナルステージ進出を決めました。次は準決勝。JAPAN X BOWLの舞台の前に立ちはだかるのは昨年の王者・鹿島です。ここぞの一勝を決めて、東京ドームに行きましょう!
今回取り上げるのは、フィジカルとガッツに定評のあるRB#35山﨑公士(こうじ)選手です。IBM戦でもラッシング、ブロッキング、レシービングとすべてにおいて活躍。2TDを挙げた、決定力も兼ね備えた本格派フルバックです。
試合終了後のフィールドでブースターの方から声をかけられると、そのすべてに丁寧に応えていた山﨑選手。その後、ロッカールームでお話させていただくと、誠実で真面目な人柄がひしひしと伝わってきました。
「前半のオフェンスが良かった。後半の序盤はドタバタしてしまったが、そのあと追加点を取れたことが大きい。とにかく、うれしい勝利」
そう今日の試合を振り返ってくれました。
そして、いよいよ佳境に差しかかった2010シーズンについても聞きました。
「トレーニングから意識して、チームの中心に入ってやってきたつもり。今年は特に気持ちの入れ方が違っていた。自分への期待を、チームメートに対しても、結果としても、形にしたかった」
本当に頼りがいのある人だと思いました。
そして、筆者が特に聞きたかった話題へ。ボールキャリー、パスレシーブ、ブロッキング、この3つのどれが山﨑選手にとって一番なのか。
「気持ちの上ではほとんど差異はない。最初の頃は、自分のTDなどが気持ちよかったけれど、最近では、自分がキーになるブロックをして、#21杉原さんや#20古谷さんがTDできた時も自分の喜びとしてとらえることができるようになった」
この時筆者はやっぱりな、と大いに納得できました。山﨑選手はフルバック。自分を犠牲にして、他を活かすことが多いポジションです。チームメートの活躍を素直に喜べる心がないと務まらないのでしょう。
最後に鹿島戦への意気込みを聞きました。
「昨年、一昨年のリベンジを果たして、クラウドノイズなどで熱い応援をしてくださるブースターの方と一緒に喜べる時間をぜひつくりたい」
次戦も山﨑選手の七色のプレーに期待しましょう!
2010シーズンも残すところ最大であと3試合。最高潮に盛り上がっていきたいですね。12/5(日)、川崎球場でお会いしましょう。
(IBM戦後、横浜スタジアムにて聞く
事務局インターン生/早稲田大学 藤川了輔)