2010年10月04日
MOTTO! MOTTO! OBIC SEAGULLS!vol.6 フィールドの小さな王様 QB#6菅原 俊 選手 |
1stステージも中間地点の第3節となり、いよいよ次のステージが見えてきました。今回オービックシーガルズが戦ったのは日本ユニシスBULLS。59-0で大勝して、次戦へ弾みをつけました。
さて、今回のMMOは、皆さんお待ちかね、今季相模原ライズから移籍し、スターターQBとして目下大活躍中の#6菅原選手にお話を伺ってきました。
インタビューをしに試合後のロッカールームへと入っていくと、リラックスしてDB#14藤本選手と談笑する菅原選手の姿が目に入りました。実際にお話を聞いてみると、チームに随分となじめている様子で、
「オービックシーガルズは本当に選手一人ひとりの意識が高い。日本一になるために一日一日成長しようとしている姿勢が伝わってくる。一体感があり、非常に充実している」
と、日々刺激し合い、高め合っている様子でした。
さすがの菅原選手も、春シーズンはシーガルズに来て日が浅く、試合中、苦戦したようです。
「レシーバーやランニングバックとコミュニケーションがまだまだとれておらず、うまくいかなかった。そこで、この夏に取り組んできたのは、コミュニケーションをとって、パスルートやタイミングを合わせることだった。何回も合宿があったりして、十分に時間が作れて、かなりの手ごたえを感じることができた」
そして、前節パイレーツ戦での反省をいかして臨んだこの試合。
「前回は攻めた(リスクの高い)パスを投げ過ぎて失敗し、オフェンスのテンポが悪くなってしまっていた。そこで今回は、パスの成功率を上げてオフェンスのテンポがよくなるようにプレーした。その結果、完成度の高いオフェンスができて満足している。しかし、今回も1stシリーズでTDを取れなかった。1Q12分という短い戦いの中、先制点にこだわって次も戦っていきたい」
大差で勝利した後もまだまだ向上心を絶やさない菅原選手から、
「背もなく、強肩でもないという自分の欠点を補う、テンポ、正確性、戦術を見てほしい」
と、頼もしい言葉をいただきました。
筆者は、OLがつくったポケットの中でプレーする菅原選手のQBスタイルが大好きで、今季も、菅原選手が登場する前半はワクワクしながら見ていました。
「応援してくださる方のために頑張るのがシーガルズ。その想いはどのチームよりも強いと思っている」
そう意気込んでくれました。ぜひとも、今季加入の新星に期待しましょう!
(日本ユニシス戦後、川崎球場にて聞く
事務局インターン生/早稲田大学 藤川了輔)