2010年07月05日
MOTTO! MOTTO! OBIC SEAGULLS!vol.4 頼れる漢(おとこ) LB#2古庄直樹選手 |
いよいよ迎えたパールボウルトーナメント決勝は、富士通フロンティアーズと東京ドームにて決戦。残念ながらオービックシーガルズは13-15で逆転負けしてしまいました。本当に面白い試合で、序盤はキックゲームで始まり、我がオービックシーガルズはビッグプレーを繰り出すも、あと一歩及ばず……。選手の皆さん、春シーズンお疲れ様でした。秋こそは優勝を勝ち取りましょう!
春の最終戦、節目ということで、我らがキャプテンLB#2古庄選手に、春の振り返りを中心にパールボウルについて聞いてきました。それでは、どうぞ。
―春のシーズン、チームとしての収穫はどんなところですか?
ディフェンスは、目標としている激しいプレーやアグレッシブディフェンスができる選手が増えてきて、毎試合ターンオーバーも奪えて、攻めるディフェンスができてきています。オフェンスは、OLユニットの成長、QB#6菅原の加入によるQB争いの激化、ターンオーバーの減少などによって、得点力がアップしています。全体で見ても、確実に前進していると思います。
―逆に、反省点は?
とにかく、優勝できなかったこと。勝たなければいけない試合で勝ちきれなかったことです。勝負強いチームになることが、秋に向けての課題です。
―今日の試合(対 富士通 13-15で敗退)の振り返りをお願いします。
ドライブしてもフィールドゴール止まりだったり、いいディフェンスが出ても点を取られたりと、我慢の試合でした。それでも、アグレッシブなディフェンスができるなど、随所にいいプレーが見られました。最後の富士通のタッチダウンパスは、流れがあったということではなくて、紙一重で、実力で負けました。とても悔しいです。オービック野田会長はじめ、応援してくださった皆さんに、勝って恩返しできなかったのが残念でなりません。
―スタンドの盛り上がり(観客数1万4千人)はどのように感じましたか?
本当にありがたかったです。あれだけ大勢の前で恥ずかしいプレーはできないし、勝って喜んでほしかった。最後の最後で逆転されてしまって……本当に、一緒に喜びたかったです。
―お疲れ様でした。秋に向けての抱負を聞かせてください。
あとちょっとのところで負けたってことは皆わかっていると思います。そこの「ちょっと」を、時間と労力をかけて、やっていきます。シーズン始めから、ワクワクするフットボール、激しいフットボールを目指して練習してきたので、負けたからといって進路変更するわけではありません。目標に向かって、迷わず突き進んでいきます。秋に笑うのは我々オービックシーガルズです。今日、(試合後の挨拶でスタンドの皆さんに)約束したので、絶対勝ちます。信じて、応援よろしくお願いします。
(パールボウル富士通戦後、東京ドームにて)
古庄キャプテン、お話ありがとうございました。
筆者は客席で見ていたのですが、本当にナイスゲームでした。今季ベストゲームだ、と言い切れると思います。選手の皆さんには感謝の気持ちでいっぱいです。お疲れ様でした。試合での傷を癒して、今後の練習に備えてください。
さて、コラムに戻ります。古庄選手は試合翌日が資格試験だそうで、東京ドームから帰ったらすぐ勉強するそうです。本当にたいへんそうです。決勝当日も、仕事とフットボールの両立に苦心しているんですから。古庄選手はすぐさま秋に向けて始動するようで、ケガを治しつつ鍛えられるところは鍛えて、万全の状態で秋に挑むとのことでした。頑張ってください。キャプテン、今度こそ頼みます!
今回で試合コラムはひとまずひと区切りです。秋のシーズンに向けて、選手の皆さんには、夏頑張ってもらいたいです。秋こそは絶対優勝! ジャパン X ボウル、ライスボウルに連れてってください!
それでは、秋シーズン開幕戦にてお会いしましょう。
(事務局インターン生/早稲田大学 藤川了輔)