2007年11月19日
Xリーグ決勝トーナメント(Final6)の1回戦・準々決勝、
鹿島ディアーズとの試合は、11月19日(月)19時に東京ドームでキックオフ。
オービックシーガルズの攻撃で始まり、
フィールドゴール(FG)レンジまで入るものの、 得点にはいたらず。
その後、鹿島もランプレーを中心にゲインを重ねて、
これもFGレンジまで入るが、 得点にいたらない。
出だしは、ディフェンス優位の緊張感の走る展開となり、
1Qは、0-0。
試合が動いたのが、2Q。
1Q後半から優位な位置を キープしていた鹿島が、
QB尾崎、RB山のプレイなどで遂にタッチダウンし、
0-7と先制する。
追いかける展開となったオービックシーガルズ。
しかし、QB#15龍村のパスが決まらない。
ランプレーも要所で止められる。
どちらかというと重厚なランプレーで進む鹿島のオフェンスを、
オービックのDL#92紀平などのライン、
必死のカバーで防ぐ展開。
結局前半は、0-7で終了。
オービックスタンドに緊張感が漂う。
◇ ◇ ◇
後半は鹿島のオフェンスで始まるが、
3回でしとめてパントに終わらせる。
そこからゲームの流れはゆっくりオービックに傾き、
オービックのオフェンスが決まりだす。
龍村からのWR#19水口、WR#83清水への際どいパスが決まり、
どんどん前進し、 最後は、水口がタッチダウンパスをとって、
6-7とする。
しかし、惜しくもトライフォーポイント(TFP)をはずしてしまう。
そのあとは、鹿島#18中川にビッグリターンを許し、鹿島は一気に得点圏。
ロングゲインを許さず、タッチダウンを防いだもののFGを許してしまい、
6-10とリードを拡げられてしまう。
変わったオービックオフェンスは相変わらず堅調、
ゲインを重ねてゴール前まで進むが、ここで痛恨のインターセプトを喫する。
その次の鹿島オフェンスをなんとか耐えるものの、
変わったオービックオフェンスがボールをファンブルし、鹿島のオフェンスとなる。
鹿島はパスを使わず時間を使ってボールを進め、
FGレンジまで攻め込み、 FGをきちんと決めて、
6-13と試合を決定的にした、かに見えた。
ところが、キックオフリターンで
#83清水がなんとリターンタッチダウン!
13-13として(TFP成功)、ここで遂に追いつく。
試合終了まで1分47秒であった。
その後のキックカバーでオービックはオンサイドキックを狙い、
ボールを奪おうとしたが、 これは失敗。
鹿島のオフェンスになるが、 ディフェンス陣が踏ん張り、
試合は、13-13で終了。
◇ ◇ ◇
ついに延長節(タイブレイク)となった。
タイブレイクは、25ヤードから交互に攻撃し、
1回目の表、裏で、得点の多いほうが勝ちとなる。
先攻は、 オービック。
清水へのパス、RB#20古谷のランでゴール前まで一気に進み、
最後はQB#17村上のランプレーでタッチダウン。
惜しくもTFPを失敗し、19-13となる。
変わった鹿島は、
最初にパスを投げて失敗、 その次のランもゲインできず、
「あと、2回!」コールがスタンドに起こる。
がしかし、中央のランプレーが出て、ファーストダウンを更新する。
鹿島も必死だ。
その次もランプレーを繰り出し、ゴール前まで進む。
あと、3ヤードで2回の攻撃……。
オービックがタッチダウンを取っているので、 鹿島は絶対タッチダウンが必要。
執拗にランプレーを繰り出す。
しかし、オービックディフェンス、DB#21玉ノ井らが身を挺して止める。
その次の攻撃はロスゲインさせて、 4thダウンでゴール前5ヤードとなる。
鹿島は、最後の攻撃で5ヤードを獲得すれば、タッチダウン。
オービックは、TFPを失敗しているだけに絶対に止めなければならない……。
スタンドは、いつの間にか全員立ち上がっていた。
“ディフェンスコール”が鳴り響く。
鹿島の最後の攻撃は、パス。
エンドゾーンに投げ込まれたが、オービックのDBがカットして、
試合は終了、19対13。
ここに、オービックと鹿島の死闘は、幕を閉じた。
どちらが勝ってもおかしくない、
決勝戦のような試合、凌ぎ合いの試合であった。
次は、12月1日(土)松下電工。
勝って東京ドームだ!
◇日時 : 11月19日(月)19:00キックオフ
◇試合会場 : 東京ドーム
◇対戦チーム : 鹿島ディアーズ
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┃◆スコア 1Q 2Q 3Q 4Q TB 計
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┃ オービック 0 0 6 7 6 19
┃ 鹿島 0 7 3 3 0 13
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次戦・Final6準決勝は、12月1日(土)13:00キックオフ、大阪・長居球技場で
ウエスト・ディビジョン1位の松下電工インパルスと対戦する。