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2016年11月
2016年11月25日
アウェーゲーム?@大阪(大橋SA)
週末は今シーズン2度目の大阪遠征。シーズン佳境のプレーオフ準決勝をアウェーで戦います。
とは言ったものの、先日10/30(日)の対エレコム神戸ファイニーズ戦では、全くアウェー感はなかったですね。スタンドはすごい盛り上がりで、ホームに勝るとも劣らない雰囲気を感じさせていただきました。
それもそのはずで、オービックシーガルズの選手のうち、半分弱が関西の大学でのプレー経験者。彼らにとっては、帰ってきて試合をしているという感覚なのでしょう。関西の方々に、大学時代よりも進化した姿をライブで見ていただけたことで、選手たちも一段とテンションが上がっているように思えました。
以前、ホームゲームアドバンテージについて書かせていただきましたが、ホームのアドバンテージが、観客の皆さんの応援にあるということならば、その熱気やエネルギーにあるというならば、もはやビジターとしてのデメリットはないも同然です。
さらにですが、オービックシーガルズには、関西の大学出身選手だけでなく、関西の高校でプレーしていた選手も多くいます。それを加えると、もはや選手の半数以上が関西フットボールに関わりのあった選手たち。こうなると、ホームとまでは言いませんが、アウェーとも思えません。我々の試合、です。
ぜひとも、オービックシーガルズの試合をともにつくるべく、長居へ駆けつけてください。参戦の興奮を味わってください。ゆかりの地で躍動するオービックシーガルズをお約束します。
そういえば、ヘッドコーチも関西大倉高校→立命館大学、でしたね。
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2016年11月21日
因縁の一戦(渡辺DBコーチ)
さあ、不思議とここ5シーズンは対戦がなかったパナソニック戦@大阪だ!!
楽しみでしょうがないのですが、実は何を隠そう、私が昨年引退するまでの19年間の現役時代(1997~2015年)、大阪でパナソニック(元松下電工)に勝ったことがないんです。一度も……。
大阪でパナソニックに勝った一番最近の試合は……1996年。もう20年も前のことで、リクルートシーガルズ時代にさかのぼります。準決勝で対戦して勝ち、この年はそのまま日本一になりました。初めて日本一になった年ですね。で、私はというと、その翌年の1997年に加入しました。ということは、私が入ってからは大阪で一度も勝っていないということになるんです。何かすごく責任を感じてしまいます。
私が加入してからのパナソニックとの対戦成績を振り返ると、 2001年 準決勝 @長居球技場 ●7-10 (タイブレーク) 2004年 準決勝 @長居球技場 ●7-10 2005年 決勝 @東京ドーム 〇25-16 ★日本一 2007年 準決勝 @長居球技場 ●26-29 (タイブレーク) 2008年 準々決勝 @長居球技場 ●14-20 2009年 準々決勝 @長居球技場 ●20-23 2010年 決勝 @東京ドーム 〇20-16 ★日本一
見事に、大阪というか長居球技場(現在のキンチョウスタジアム)では全敗……(東京ドームでは全勝です^^)。2005年の決勝以外は6点差以内で決着しています。特に2007年・2008年・2009年は、3年連続同じ場所で負けてシーズンが終了しました(もう悔しくて、気が狂いそうでした)。
私を含めた私世代のオービックシーガルズ関係者にとっては、大阪でのパナソニックとの試合には、まさに大きな壁が存在していたわけですが、来る11/27(日)、その壁をぶっ壊して、前に進みます。歴史を変える日にします!! (かなり個人的な感情で、大げさな言い方ですが^^;)
そもそも、いまの選手たちからすると、私がここまで書いてきたことなんか、全く関係のない単なる過去の結果に過ぎません。「だから何?」レベルの話です。
毎年毎年チームは変わり、シーズン中もチームは変化し続けます。今シーズン、選手は春からハードワークをし続けて、平日も仕事と並行してアメフトの時間を捻出してトレーニングし、リーグ戦の1戦1戦で必死にもがき、チャレンジしてきました。春のパールボウルトーナメントでLIXILに負けたあの日より格段と進化しています。先週よりも、昨日よりも、前に進んでいる。強くなっています。
絶対、次の日曜日、ヤンマースタジアム長居でパナソニックを圧倒して、習志野に戻ってくる。 そして、12/12(月)、オービックシーガルズファンで超満員になった東京ドームで試合をする。 そしてそして、新春1/3(火)、オービックシーガルズファンで超満員になった東京ドームで試合をする。
今シーズンは残り3試合。ファンの皆さん、全試合参戦よろしくお願いします。
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バイスとして(砂川副将)
昨シーズンは非常にもがきました。古庄さん(現ヘッドコーチ)の次のキャプテン、という重圧にもがきました。
怪我もありましたが、いろんなことを考えすぎました。自分らしいプレーが1プレーもできず、正直に言うと、これまで僕がフットボールをしてきた中で一番の不調でした。恥ずかしい話、自信を持ってフィールドに立てていなかったなと思います。気持ちだけが空回りした感じで、本当に苦しいシーズンでした。
今シーズンはアントンさん(TE#88安東)がキャプテンを引き受けてくれて、僕はバイス(ディフェンスリーダー)になりました。キャプテンの重圧はアントンさんが背負ってくれる。それだけで気持ちがだいぶ変わりました(笑)。
まずは自分とディフェンスのことだけを考えようと思ってシーズンインし、皆でハードワークを重ねてきました。練習はしんどいけど、楽しい。そんな、学生時代のような感じが懐かしく、毎週末が待ち遠しかった。いまの雰囲気は、僕がフットボールをしてきた中で一番楽しいです。
ディフェンスでは、僕の他にさかちゃん(LB#5坂田)と清家(DL#68)がポジションリーダーとして頑張ってくれています。特に、坂ちゃんの練習中の大声にはディフェンスをひとつにまとめる力があって、頼もしい限り。最近の練習では、坂ちゃんのボイスリーダーのポジションをEG(エガ/DL#93江頭)とちょっき(LB#56鈴木選手)が脅かしていて、この3人の存在感が増しています。試合会場でも、彼らに注目してみてください。
そんなこんなで、毎週末、相手のオフェンスを圧倒するために賑やかに練習しています。僕も調子が上がってきているので、今週末のパナソニック戦で仕上がりをチェックしてください。
パナソニックとは、社会人になって初めて対戦します。すごく楽しみです。でも、パナソニックだから気合いが入るとかではありません。今シーズンは無敗で優勝すると決めているので、どの試合も大事なのは変わりません。自分たちがしたいプレーをするために何をするか、だと思って準備しています。
チームの皆が100%のプレーをし続ければ、絶対に負けません。その自信があります!!! 今シーズンは試合を重ねる毎に、自信をつけ、課題は克服する、ということを繰り返せています。伸びしろはまだまだあります。ディフェンスが完封すれば、負けることはありません。そういうことです!!!!!
ディフェンスの気迫のプレーを見に、ぜひ試合会場にお越しください。俺たち、今シーズンやります!!!!!!
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2016年11月18日
ツイスターズ(坂口副将)
皆さん、こんにちは! 今シーズン副将を務めさせていただいている坂口 裕です。
今回は、私のポジションである「ツイスターズ」(OL)をご紹介します!
まず、OLというポジションは、とても地味なポジションです。ランやパスを巧みに使い分けるQBや、華やかにボールをキャッチするWR、渡されたボールを持ってフィールドを縦横無尽に走るRBのように、これといって目立つところがありません。皆を輝かせるためにあえて太っているのに、周囲からはデブ呼ばわり……(あえて太っているわけではありませんが(笑))。
しかし、私たちツイスターズは、そんなポジションに誇りを持ってやっています! それは、こんなにも一つひとつの動作にこだわりを持ち(最初のステップ位置や手の位置次第で勝敗が左右されます)、こんなにもメンバー同士のつながりを大事にするポジションは他にないからです。
そして何より、普段はデブ呼ばわりするチームの仲間たちも、タッチダウンをしたときには必ず、「ツイスターズ ナイス!」と言ってくれるのです。その言葉に、私たちは普段の頑張りが報われた気持ちになります。
ツイスターズはいま、みやーんコーチ(宮本さん)のもと、日本一になるために日々取り組んでいます。
ツイスターズは周囲とのつながりを大事にすると書きましたが、私たちツイスターズの話題は主に、みやーんコーチのいじりと、ツイスターズ最年長のちょーさん(#58長井さん)のいじりです! 今年は皆で肉を食べにいく「ツイスターズ会」もよく開かれるようになりました。そんなツイスターズの仲間たちと、今年こそは必ず日本一になりたいと強く思っています!
今年は絶対日本一になります! 参戦していただける際には、ぜひ私たちツイスターズの頑張りを一目離さず見てもらえたらと思います。
次のパナソニック戦は敵地での試合です。過去の戦績について取り上げられることが多いですが、それは一切関係ありません。必ず倒しますので、参戦よろしくお願いします!!
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2016年11月07日
プレーオフ(大橋SA)
Xリーグは早くもプレーオフトーナメントに突入。激戦続きのリーグ戦を経て、オービックシーガルズは総合順位2位でのプレーオフ参加ということになりました。
リーグ戦で全勝することができたのも、古庄新ヘッドコーチが掲げてきた「ハードワークに裏打ちされた本当の自信を持つ」という取り組みが形になってきたからこそ。晩冬から自身を追い込んできた選手たち、それに向き合ってきたコーチ・スタッフ陣、皆の戦いの積み重ねが結実しつつあります。
それにしても、今シーズンのリーグ戦は接戦ばかり。SUPER9に所属するチーム同士の試合は21試合ありましたが、そのうちの実に15試合(71%)が7点差以内で決着。さらには、7試合(33%)が3点差以内という僅差でした。リーグ戦からこれだけの凌ぎ合いをしているのですから、チーム関係者としては、息つく暇もないというのが本当のところですが、応援、参戦してくださっている皆さんには、いつになく面白いリーグ戦だったのではないでしょうか。
さて、そのような拮抗した実力を持つチーム同士が、今度はトーナメントで相見えます。いったん、リーグ戦での順位は決まりましたが、どのチームが勝ち上がっていってもおかしくありません。
たとえばNFLでも、過去6チームがワイルドカードからスーパーボウルを制している事実があります。個人的に印象深いのは、第42回スーパーボウル。ワイルドカードから出場を果たしたニューヨーク・ジャイアンツが、リーグ戦から全勝を守るという快挙を成し遂げていたニューイングランド・ペイトリオッツを逆転勝利で下した、ドラマチックな試合です(ご覧になってない方、おススメします)。
この試合は、"世紀の大番狂わせ"と言われ、プレーオフ以降は何が起こるかわかからないということを強く印象づけることとなりました。
近年、サラリーキャップやドラフト制度などでチーム力の均衡化を図ってきたNFLだからこそ、このようなことが起こるようになってきたと言われているわけですが、まさに今シーズンのXリーグもそうなってきています。修羅場をくぐったチームばかりが集まったトーナメント。何が起こるかわからない、緊張のプレーオフが始まります。
★第42回スーパーボウル(2007シーズン)の映像はこちら Yahoo!>Sports navi(NFL Japan) NFL.com>Super-Bowl-XLII-highlights ↓ 大橋SAが解説者としてNFL中継に出演中 ↓ 次回出演 : 11/17(木)18:00~21:30 ダラス・カウボーイズ×ピッツバーグ・スティーラーズ【録画】 次回出演 :11/12(土)1:00~3:50 マンデーナイトゲーム バファロー・ビルズ×シアトル・シーホークス 【録画】
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2016年11月04日
スペシャリスト(鈴木KC)
キッキングチームのスペシャリストには、キッカー、ホルダー、ロングスナッパー、パンター、リターナー、ガナー(リターナーを止めに走る)などがあります。オフェンスやディフェンスの選手が兼任するポジションもありますが、オービックシーガルズのキッカー、パンター、ロングスナッパーは専任。まさにスペシャリストです。
フィールドゴールとトライフォーポイントの場面では、スナッパーからホルダー、キッカーまで、7ヤード離れています。パントでは、スナッパーからパンターまで、13〜15ヤードほど離れています。この距離で、スナッパーからキッカー(パンター)までボールの受け渡しがうまくいって初めてボールが蹴れるのです。
また、フィールドゴールでは、スナッパーがボールを投げてから1.2秒~1.3秒、パントだと2.2秒くらいで蹴っています。この短い間に、ボールが届いた位置を確かめ、風を計算に入れたり、相手戦術を予想して避けたりと、キッカー(パンター)は考えなければならないことがたくさんあります。
さらに、雨になるとボールが濡れて滑るので、スナッパーもホルダーも一段と気を遣います。(ストイックなLS#39西口は雨の日のスナップが大好きなようですが……。)
勝敗を分ける重要なポジションを務めるキッカー、パンター、ロングスナッパーですが、練習では、オフェンス、ディフェンスの練習の邪魔にならないように隙間を探して蹴ったり、一番端の狭いエリアでスナップを黙々と繰り返したりしています。一度、試合前のフィールドでスペシャリストたちを探してみてください。
さて、レギュラーシーズン最後のエレコム神戸戦では、2度のフィールドゴールチャンスをもらいました。
そのうちのひとつは「49ヤード」のロングシチュエーション! スナップ、ブロック、ホールド、キック、とすべてがうまくいかないと決まらない距離です。ロングスナッパー#39西口が完璧にホルダーの手にスナップし、ホルダー(DB)#20下水流がそれを受けてキッカーが蹴りやすいようにボールを傾け、キッカー#49星野が的確なステップとキックでポールとポールの間に蹴り込みました。 リプレー動画(facebook動画) ※フィールドゴールの長さは、残りのヤード + 17ヤード(「ホルダーまでの7ヤード」+「エンドゾーンの幅10ヤード」)で算出されます。
この日は、2トライフォーポイントと、2フィールドゴール(26yds, 49yds)を決め、成功率100%! フィールドゴールチームとして素晴らしい活躍を見せてくれました。
来る決勝トーナメントでは、スペシャリストたちが活躍する場面がさらに増えてくると思います。引き続きご注目いただき、応援よろしくお願いします。
“We are OBIC SEAGULLS”
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2016年11月02日
辛勝で6勝(並河GM)
いやぁ……レギュラーシーズン6試合をなんとか凌ぎました。
どうなったら決勝トーナメントに出場できるのか? その対戦相手や試合会場はどうやって決まるのか? 今年から始まった新しいリーグ戦方式は難解でしたが、8月からの2カ月間で6試合、なんとか凌いで6勝できました。
1点差の辛勝が2試合(ノジマ相模原、IBM)。TD1本差が1試合(エレコム神戸)と、ハラハラ、ドキドキの連続でした。
しかも、このような試合がリーグ戦のあちこちで起こりました。
前半30-3で折り返した試合を、後半LIXILに30-31と逆転され、ラスト2秒で逃げ切ったパナソニック(33-31)。富士通対ノジマも、第4Qのラスト22秒での逆転劇(17-10)。IBMも6試合中5試合がTD1本差以内での勝敗です。
まさに、試合終了までどちらが勝つか分からない、激戦のリーグ戦でした。
何よりも、ここまで闘いきったXリーグの選手諸君の健闘を称えたいと思います。同時に、神経をすり減らしたコーチ陣の皆さんにはお疲れさまと。
ここからの決勝トーナメントも、同様の激戦が続くのは必至です。
欲を言えば、もっと爆発してほしい! いや、爆発しないといけません。応援してくださる皆さんも同じ思いでしょう。当然、チーム一同、同じ思いです。
準々決勝、準決勝、決勝。ここからは全てが決勝! あたらめて、全力!ですね。
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ファミリー(安東主将)
いよいよJXBトーナメントに入り、チーム内も熱くなってきています。皆さんもより一層ワクワクされているのではないでしょうか。
話は変わりますが、私は2人の息子がいます。長男が小学6年生で、ジュニアシーガルズでフラッグフットボールをしています。
小学校最後のシーズン、長男も日本一を目指して取り組んでいます。オービックシーガルズとジュニアチームは練習グラウンドが同じなので、私たちは週末、茨城県から習志野に一緒に通っています。私の練習が終わるのが遅いので、オービックシーガルズの同期でOBの永井健介家族に息子の面倒を見てもらっています。
私たちが思いっきりフットボールに取り組めているのも、このように家族や友人、スポンサーなど多くの方々に支えていただいているからだと言えます。
残りのシーズン、皆さんとともに戦って喜びを分かち合えるように、選手一人ひとりが日々、勝つための行動をしていきます。オービックシーガルズファミリーで最高に熱く、ワクワクして、日本一に向けて突き進みましょう!!
“We are OBIC SEAGULLS”
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