2016年11月21日
因縁の一戦(渡辺DBコーチ)
さあ、不思議とここ5シーズンは対戦がなかったパナソニック戦@大阪だ!!
楽しみでしょうがないのですが、実は何を隠そう、私が昨年引退するまでの19年間の現役時代(1997~2015年)、大阪でパナソニック(元松下電工)に勝ったことがないんです。一度も……。
大阪でパナソニックに勝った一番最近の試合は……1996年。もう20年も前のことで、リクルートシーガルズ時代にさかのぼります。準決勝で対戦して勝ち、この年はそのまま日本一になりました。初めて日本一になった年ですね。で、私はというと、その翌年の1997年に加入しました。ということは、私が入ってからは大阪で一度も勝っていないということになるんです。何かすごく責任を感じてしまいます。
私が加入してからのパナソニックとの対戦成績を振り返ると、 2001年 準決勝 @長居球技場 ●7-10 (タイブレーク) 2004年 準決勝 @長居球技場 ●7-10 2005年 決勝 @東京ドーム 〇25-16 ★日本一 2007年 準決勝 @長居球技場 ●26-29 (タイブレーク) 2008年 準々決勝 @長居球技場 ●14-20 2009年 準々決勝 @長居球技場 ●20-23 2010年 決勝 @東京ドーム 〇20-16 ★日本一
見事に、大阪というか長居球技場(現在のキンチョウスタジアム)では全敗……(東京ドームでは全勝です^^)。2005年の決勝以外は6点差以内で決着しています。特に2007年・2008年・2009年は、3年連続同じ場所で負けてシーズンが終了しました(もう悔しくて、気が狂いそうでした)。
私を含めた私世代のオービックシーガルズ関係者にとっては、大阪でのパナソニックとの試合には、まさに大きな壁が存在していたわけですが、来る11/27(日)、その壁をぶっ壊して、前に進みます。歴史を変える日にします!! (かなり個人的な感情で、大げさな言い方ですが^^;)
そもそも、いまの選手たちからすると、私がここまで書いてきたことなんか、全く関係のない単なる過去の結果に過ぎません。「だから何?」レベルの話です。
毎年毎年チームは変わり、シーズン中もチームは変化し続けます。今シーズン、選手は春からハードワークをし続けて、平日も仕事と並行してアメフトの時間を捻出してトレーニングし、リーグ戦の1戦1戦で必死にもがき、チャレンジしてきました。春のパールボウルトーナメントでLIXILに負けたあの日より格段と進化しています。先週よりも、昨日よりも、前に進んでいる。強くなっています。
絶対、次の日曜日、ヤンマースタジアム長居でパナソニックを圧倒して、習志野に戻ってくる。 そして、12/12(月)、オービックシーガルズファンで超満員になった東京ドームで試合をする。 そしてそして、新春1/3(火)、オービックシーガルズファンで超満員になった東京ドームで試合をする。
今シーズンは残り3試合。ファンの皆さん、全試合参戦よろしくお願いします。
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2016年11月04日
スペシャリスト(鈴木KC)
キッキングチームのスペシャリストには、キッカー、ホルダー、ロングスナッパー、パンター、リターナー、ガナー(リターナーを止めに走る)などがあります。オフェンスやディフェンスの選手が兼任するポジションもありますが、オービックシーガルズのキッカー、パンター、ロングスナッパーは専任。まさにスペシャリストです。
フィールドゴールとトライフォーポイントの場面では、スナッパーからホルダー、キッカーまで、7ヤード離れています。パントでは、スナッパーからパンターまで、13〜15ヤードほど離れています。この距離で、スナッパーからキッカー(パンター)までボールの受け渡しがうまくいって初めてボールが蹴れるのです。
また、フィールドゴールでは、スナッパーがボールを投げてから1.2秒~1.3秒、パントだと2.2秒くらいで蹴っています。この短い間に、ボールが届いた位置を確かめ、風を計算に入れたり、相手戦術を予想して避けたりと、キッカー(パンター)は考えなければならないことがたくさんあります。
さらに、雨になるとボールが濡れて滑るので、スナッパーもホルダーも一段と気を遣います。(ストイックなLS#39西口は雨の日のスナップが大好きなようですが……。)
勝敗を分ける重要なポジションを務めるキッカー、パンター、ロングスナッパーですが、練習では、オフェンス、ディフェンスの練習の邪魔にならないように隙間を探して蹴ったり、一番端の狭いエリアでスナップを黙々と繰り返したりしています。一度、試合前のフィールドでスペシャリストたちを探してみてください。
さて、レギュラーシーズン最後のエレコム神戸戦では、2度のフィールドゴールチャンスをもらいました。
そのうちのひとつは「49ヤード」のロングシチュエーション! スナップ、ブロック、ホールド、キック、とすべてがうまくいかないと決まらない距離です。ロングスナッパー#39西口が完璧にホルダーの手にスナップし、ホルダー(DB)#20下水流がそれを受けてキッカーが蹴りやすいようにボールを傾け、キッカー#49星野が的確なステップとキックでポールとポールの間に蹴り込みました。 リプレー動画(facebook動画) ※フィールドゴールの長さは、残りのヤード + 17ヤード(「ホルダーまでの7ヤード」+「エンドゾーンの幅10ヤード」)で算出されます。
この日は、2トライフォーポイントと、2フィールドゴール(26yds, 49yds)を決め、成功率100%! フィールドゴールチームとして素晴らしい活躍を見せてくれました。
来る決勝トーナメントでは、スペシャリストたちが活躍する場面がさらに増えてくると思います。引き続きご注目いただき、応援よろしくお願いします。
“We are OBIC SEAGULLS”
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2016年10月18日
戻ってきました(宮本OLコーチ)
いつも応援ありがとうございます。今シーズンからOLコーチをしている宮本 士(つかさ)です。ご挨拶が遅れましたが、よろしくお願いします。
2000年からオービックシーガルズに12年間所属し、2011年シーズンをもって現役を引退後、大学2部の東京工業大学でコーチを3年務めてから、ありがたいことにオービックに戻ることになりました。
自分にとってのオービックシーガルズは、同好会出身の自分に大舞台を与えてくれた、人生においてありがたい経験をさせてもらった場所です。社会人としての物事の考え方や、仕事も含めてすべてにおいての「本気の取り組み方」を教わった場所です。そのありがたい場所にこうして戻る機会を与えてくれた古庄ヘッドコーチには、本当に感謝しています。
コーチ就任から半年以上経ちましたが、自分がコーチとして教える一方で、選手や周りのコーチから自分が教えられることも多く、勉強の毎日を過ごしています。
今年のオフェンスは、ダニエル・リンズ新オフェンスコーディネーター(通称ダンコーチ)のもと、中村コーチ、福永コーチアシスタント、草桶コーチアシスタント、自分の5人で、これまでのオフェンスの考え方にダンコーチの考え方を融合させた新しいオフェンスをつくっています。
ダンコーチは、20年ほどのコーチ歴のなかでディフェンスコーディネーターの経験もあり、ディフェンスからの視点でオフェンスを見たりと、今までの自分にはなかった経験、知識でオフェンスをつくっています。日本でのコーチ歴も長いため、日本語もうまく、性格も陽気で、アメリカ人コーチといっても言葉の壁はなく、選手とのコミュニケーションも日本語で取っています。
現在のOLユニットは、自分がいたときにくらべ、体格もフィジカルも勝っています。このユニットを鍛え上げることが、自分の使命だと思っています。Xリーグのトップチームとして、どこに出しても胸を張れるユニットにしたいです。
次のIBM戦は、IBMにアメリカ人DLが2人いるので、OLの出来が試合を左右する、OLの真価が問われる試合だと考えています。あまり目立たないポジションですが、ぜひファンの皆さんには、IBMのDLと勝負するオービックOLの選手たちを見にきていただけたらと思います。今シーズン日本一になるためには大切な一戦になりますので、ぜひとも参戦お願いいたします。
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2016年09月21日
勝つ理由(渡辺DBコーチ)
今週末9/25(日)、いよいよ年に一度のホームゲームがやってきます。
オービックシーガルズがホームタウンである習志野市で試合を開催するようになってから、今年で4年目になります。おかげさまで、これまで負けなしの3戦全勝です。
しかし、最初に行われた4年前のIBM戦は、42−41という薄氷の勝利でした。最後まで勝負の行方が分からない、点の取り合いになったこの試合は、今でも習志野の方とお会いすると、「すごい試合だった」「ドキドキしたけどアメフトは面白い」「あれ以来ファンになった」と話題になります。スタンドのほとんどをオービックシーガルズのファンで埋め尽くしたこの試合は、まさにホームアドバンテージを生かして皆さんとともにつかんだ勝利でした。
私はコーチの仕事と並行して、一般社団法人オービックシーガルズ習志野スポーツクラブの運営に携わっています。
主な活動内容・目的は、 ・イベントやスポーツ教室、学校訪問活動を通して、地域の子どもたちに「スポーツは楽しい」「スポーツは気持ちいい」ことを伝えること。 ・健康講座などを通して、大人の方が少しでも体を動かすことを習慣化する機会をつくること。 ・スポーツを通して、地域コミュニティの核となって元気の輪を広げること。 ・これらの活動により、オービックシーガルズのファンを1人でも多く増やすこと。
活動がら、地域にお住まいの皆さん、習志野市の行政の皆さん、企業、お店、スポーツ団体の方々と接する機会が非常に多いのですが、2010年から2013年に4連覇した後、日本一を逃しているこの2年間は、たくさんの叱咤激励をいただいています。 (「手帳の1月3日には『ライスボウル』『東京ドーム』と入れているのに、今年も予定がなくなった……」と^^;;) そして、その声の発信源が着実に増えていること、自分たちへの期待が大きくなっていることを実感しています。
「きてきてアメフト先生」という、小学校を訪問してフラッグフットボールの授業を行う活動では、先生が子どもたちに、「今まで日本一に7回なって、前人未到の4連覇もしたチームの選手が来てくれました!」と紹介してくださいます。その瞬間、子どもたちの目の色が変わります。授業後にはサイン攻めにあいます。試合会場にも足を運んでくれます。「日本一」って本当にすごい力です。 (この2年は、「弱くなっちゃったの?」と鋭い質問も飛んできますが……。)
応援、参戦してくれる人が多ければ多いほど、「日本一」への期待が大きければ大きいほど、オービックシーガルズにとっては力になります。どんどん期待してください。1月3日は、「ライスボウル」「東京ドーム」と予定しておいてください。
ホームゲームで戦うLIXILには、直近の2試合で連敗しています(2014年秋、2016年春)。目の前に立ちはだかる高い壁です。しかし、チームはその高い壁を打ち破り、前に進む準備をしてきました。選手はフィールドで暴れまわります。我々の力強い味方であるファンの皆さん、フロンティアサッカーフィールドをアクアグリーン一色に染めてともに戦い、勝利をつかみ取りましょう!
“We are OBIC SEAGULLS”
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2016年09月07日
キッキングチームで!(鈴木KC)
春のリクシル戦で、キッキングで勝負を決めてしまって以降、皆が緊張感を持って取り組んでいます。
キッキングチームは、オフェンス、ディフェンス関係なく、ヒットが強い者、スピードに自信がある者、自分は正確性で勝負、といったように、いろいろなメンバーが集まってチーム、ユニットをつくっています。 (KICK OFF COVER TEAM、KICK RETURN TEAM、PUNT COVER TEAM、PUNT RETURN TEAM、FIELD GOAL TEAM、FIELD GOAL CRUSH TEAMの6つに分かれています)
それぞれのユニットがビックプレー、完璧なプレーを狙っていて、すべてのユニットが毎回活躍できればいいのですが、どの局面も一発勝負のため、すべてがうまくいくとは限りません。ゲームによっては、爆発しきれないユニットもあれば、相手のキッキングチームに有利に運ばれてしまうこともあります。日々の練習で、良い日、悪い日を繰り返して、いろいろな特色を持った選手がひとつになり、成長できればと思っています。
初戦は、フィールドゴールチームが失敗。苦戦を強いられているところを終盤のフィールドゴール(TFPキック)クラッシュでDL#33仲里選手がプラスアルファーの働きをして相手の得点を阻止し、勝利に大きく貢献しました。
キッキングチームは、1プレー、1ヒットでモメンタムを引き寄せることができるのも魅力。次戦はビックプレーするユニット、プレーヤーを増やして、チームの勝利に貢献します。
“We are OBIC SEAGULLS”
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