選手ブログ“ROCKERS”

  • TOP
  • 選手ブログ“ROCKERS”
  • 【5.19ドイツ遠征】あと3日☆世界を知る日本代表選手に聞く(Vol.8/最終回:#2古庄)

« 【5.19ドイツ遠征】あと4日☆世界を知る日本代表選手に聞く(Vol.7:#6菅原) | メイン | 富士ゼロックス戦MVP受賞コメント[OFF.#7池井/DEF.#33島津/KICK.#18木下典] »

【5.19ドイツ遠征】あと3日☆世界を知る日本代表選手に聞く(Vol.8/最終回:#2古庄)

2012年05月16日

photo122_2.jpg

 

 

チーム初の単独ドイツ遠征試合まで、あと3日。
GERMAN JAPAN BOWL(2010年/ドイツ)世界選手権(2011年/オーストリア)を戦った日本代表選手たちに聞く-最終回は古庄主将。いよいよ明日、ドイツに向け出発します。

 


 

 我らがキャプテン LB#2古庄選手に聞きました。

 

【日本代表歴】JAPAN-USAボウル(2005年)、第3回世界選手権(日本大会/2007年)、ノートルダム・ジャパン・ボウル(2009年)、GERMAN JAPAN BOWL(2010年)、第4回世界選手権(オーストリア大会/2011年)


 

rock201205164.jpg rock201205161.jpg  

▲2010GERMAN JAPAN BOWL

rock201205163.jpg rock201205162.JPG  

▲2011W杯では主将を務めた

 

3年連続の渡欧となりますね。
  戦うごとに力をつけてきているヨーロッパ勢なので、今回の遠征も楽しみですね。初めて日本のアメフトを見る方にとっては、我々オービックシーガルズのフットボールが日本のフットボールという印象になります。フットボール界の代表のつもりで、日本人のフットボールを見せてきます。
「ドイツ」と言えば?
 

ゲルマン民族。街で会ってもデカくて気が優しい。それが戦いになると非常に凶暴に変貌します。2010年のGERMAN-JAPAN BOWLでも我々日本代表は多くの怪我人が出ているはず。今回の試合でも、反則ギリギリのラフプレーに対しても対応が必要になるでしょう。

昨年のW杯ではドイツとの対戦はありませんでしたが、ヨーロッパのアメフトやフットボーラーの印象はいかがでしたか。
 

2007年のW杯には出場すらしていなかったオーストリア代表との開幕戦では、国際試合で勝つことの難しさを学びました。2007年にも対戦したフランス代表は、4年間で格段に強くなっていたのに驚かされました(特にオフェンス力)。ここ数年のヨーロッパ勢は、デカさだけでなく戦略、遂行力ともに上がってきているので、今後まだまだ伸びてくる印象がありますね。

2010年に対戦したドイツ代表チームの印象は。
 

とにかくデカい。これまでの国際試合の中でもダントツでデカかった(これまで直接会った人類の中でも一番デカいです)。もちろんスピードでは負けてませんが、リーチの長さも半端ないので、いつもの間合いでやってたら手が伸びてきてブロックされます。今回はスピード+低さ+踏み込みの速さを個人テーマに挑みます。

2010年のドイツ遠征の思い出、エピソードを教えてください。
 

日本人学校での歓迎ぶりは凄かったです! デュッセルドルフには多くの日本人が住まれていて、一緒に遊んだり写真を撮ったり、「おっきいドイツ人に勝ってください」と直接メッセージをいただきました。当日は試合会場まで応援に来てくれて、日本の勝利をたいへん喜んでくれました。

今回対戦するドレスデン モナークスはどんなチームでしょう。
 

フィルムで見る限りでは、ドイツのナショナルチームと同じサイズ感ですね(調べたら、左のOTは208cm/150kgでした……)。QB、RBにアメリカ人が入っているので、ナショナルチームより強い印象を受けます。特にオービックのディフェンスは心身ともに相当ハードな試合になるでしょう。

“これだけは負けない!”という我々の強みは何ですか。
 

スピード、ファンダメンタル。サイズで劣る我々は、これだけはドイツ人に負けられません。ここまで、この強みを発揮するための準備をしてきました。

今回は日本代表ではなく、オービックシーガルズとしての新たな挑戦です。この意義はどんなところにあり、どんな成果を得たいですか。
 

日本代表に選ばれだした頃から、一度オービックシーガルズで海外のチームと対戦したいと思っていました。試合に向けての準備に関しては、今回のように単独チームの方が臨みやすいはず。勝利への最重要ポイントは、準備の段階では予想できなかったことが起きても、自分たちのファンダメンタルをやり続けることができるのか。チームの成長、進化にとって、これ以上ない大きな機会になることは間違いないです。
さらには、我々の遠征の成果が他チームへの刺激となること。単独チームでの遠征が増え、代表選手以外でも国際試合を経験する選手が増えていくことを願います。

最後に、自身の抱負、日本から応援してくださるファンの皆さんへメッセージを。
 

いつも熱い参戦、ご声援ありがとうございます。今回の単独ドイツ遠征、パールボウルトーナメント中ではありますが、いや、パールボウルトーナメント中だからこそ、目の前の壁に対して全力で戦ってきます。我々は大きな壁が現れる度に変化(成長)をしてきたチームです。日本では深夜1:00からの放送になりますが、ぜひとも我々の“生もがき”を堪能していただければうれしいです。日本からの熱い「参戦」を何卒よろしくお願いします。

 


rock201205093.jpg

ドイツ遠征・親善強化試合 オービックシーガルズ vs ドレスデン モナークス

5/19(土)18:00 [日本時間20(日)深夜1:00]キックオフ @グルックガス・スタジアム

 

ドイツ特集記事 バックナンバーTeam Introduction in English(PDF)

ドレスデン モナークス公式サイトドレスデン モナークス Facebookページ