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2016LAキャンプ 1日目報告(DL#31三井)
2016年02月16日
▲成田空港で。左から、TE#89森(章)、DL#31三井、DL#68清家、QB#12畑の4選手
2/14(日)~2/21(日)の日程で、4人の選手がLA(ロサンゼルス)でのトレーニング研修「2016 OBIC SEAGULLS Spring Training Camp」に参加しています。facebookでお伝えした通り、飛行機のトラブルで1日遅れの出発となるハプニングがありましたが、現地時間2/14(日)午後、無事LAに到着しました。
日程 :2/14(日)~21(日) [トレーニング:15(月)~19(金)]
トレーニング施設 :ベロシティ・スポーツ・パフォーマンス
4人の日替わりレポート、トップバッター三井選手から初日のレポートが届きました。
<現地2/15(月) LAキャンプ1日目 (DL#31三井)>
【午前】
・施設案内、ガイダンス
・柔軟性、体の使い方のチェック~ウォームアップ
・「縦の加速」のトレーニング~20ヤード測定
・ウエイトトレーニング
・コンディショニング
【午後】
・ウォームアップ
・パート別トレーニング
●午前のセッションでは、はじめに施設の案内や説明がありました。
次に、FMS(Functional Movement Systems)を用いた柔軟性や体の使い方をチェックし、そこからウォームアップに入ります。ウォームアップでは、体を大きく使って柔軟性を獲得すること、体幹のスタビリティやプライオメトリックのような速く体を使うことを学び、最後にゴムチューブを用いて臀筋群に刺激を入れました。基本的に前後に動くアップだけでしたが、このあと行うトレーニング(今日は「縦の加速」)に対応したアップだということでした。
加速に関してのトレーニングでは、加速時のポイントは、地面から40~45°に力をもらうこと、しっかりと力をもらうために体幹・股関節をまっすぐにする(パワーラインをつくる)こと、と指導されました。脚をどのように前に持っていくかなど、細かい部分にも注意します。最後に、20ヤードを測定。水曜日か金曜日に再び測定するそうなので、ここでどれぐらい伸びるか楽しみです。
続いて、ウエイトトレーニングを行いました。パワークリーン、スクワットを中心に、懸垂や股関節屈筋のストレッチ。メディスンボール投げを挟みながら、フォームの確認やどのように意識していくかなどを学びました。
最後に、クライマーという器具を使ったコンディショニングで午前は終了しました。
ウォームアップから体の使い方や刺激の入れ方を考えたり、加速のトレーニングではどのように体を使えばいいか、20ヤード測定やクライマーではNFLに行く選手の目標値と自分の現状を比較してどれぐらい成長すべきなのかを学んだりと、初日からたいへん面白いトレーニングができたと思います。
●午後は、ウォームアップをしてから、パートに分かれました。
午前のウォームアップと違い、まず足関節、股関節のモビリティを出すためにゴムなどを使ったモビライゼーションのような動的ストレッチなどを行い、動物の動きを真似るような動作をするアニマルムーブメントといったウォームアップを行いました。
DLのパートでは、アジリティに始まり、パスラッシュのテクニックなどを練習しました。
指導の間に強調されたのは、stay low(低い姿勢をとる)、まずはアタックすること、とにかく手と脚を止めないこと、パスラッシュのスタートでのエイミングの話など、主に基本的なことながら、すごく大事なことです。これらをしっかりできるようになることが上達への近道だと感じました。
●初日を終えて、走り方、加速の仕方、柔軟性、体の使い方など、日本では曖昧にされている部分がすごく体系化され、評価もしやすく、理解しやすいようになっていると感じました。日本では体系化されずに感覚的に指導されるため、わかる人にはわかるけれどわからない人には全くわからないといったことが多いのです。
また、スキルに関しては、やはり一番大事なことは基本だと感じました。DLではstay lowであることなど、日本でも当たり前に言われていることですが、いかに徹底できるかが重要であると思います。
あと4日間、とにかく貪欲にいろんなことを学んで、上手く、速く、強くなって帰れるようやっていきます。
▲午後のパート別トレーニングでライアンコーチの指導を受ける畑選手(三井選手ではなく、すみません)
▲追い込んで、肉食べて、バタンキュ(写真は清家選手)。トレーニングの追い込みが半端なく、皆、筋肉がパンパンとのこと。「帰りたい」という声に、初日の充実ぶりがうかがえました