選手ブログ“ROCKERS”

« NEW YEAR インタビュー5 #23古川 宏 | メイン | NEW YEAR インタビュー7 #26阿南孝仁 »

NEW YEAR インタビュー6 #15龍村 学

2009年02月13日

オフシーズンもトレーニングを続ける選手たちに、昨シーズンの総括や今の取り組み、
2009シーズンの抱負を聞き、ROCKERS特別企画としてシリーズでお届けします。
----------------------------------------------------------------------------------------------

 

2005~2007シーズンはエースQB(クォーターバック)としてチームを牽引した#15龍村選手

昨シーズンは出番が少なく、龍村ファンには物足りないシーズンだったろう。

すでに始動している彼に、今シーズンにかける思いを聞いた。

 

  ◇   ◇   ◇

 

r090213tatsu1.JPG -昨シーズンはどんなシーズンでしたか。
長いオフ、「何もしない」シーズンでした。春に怪我をして、秋シーズンまでに完治せず、リハビリの成果もあってシーズン途中には復帰できたものの出場機会は限られました。そんな中でも、チームが勝てばいい、と気持ちを切り替え、自分にできることを考えてやっていました。たとえば、2本目レシーバーと“合わせ”て、1本目のレシーバーに何かあっても他のレシーバーが活躍できるようにと、自分なりにできることはやっていたつもり。でも、自分自身が2本目というプレッシャーのないところにいたので、気持ちが切れていたのかもしれません。

 

-新人QB、木下選手が活躍しました。
マサトは上手いし、判断もいい。新人であそこまでできることがすごいと思う。

ミーティングでも意見を主張しているし、自分がとても1、2年目のときにはできなかったことを

やっていました。

 

r090213tatsu3.JPG

-チームが龍村選手に求めているものは何でしょう。
シーズン終了後、QBコーチの新生さんとの面談で、コーチが自分に求めていた「いつどんな状況でも試合に出られる準備をしておくこと」と実際に自分がやっていたことにギャップがあった、と気づきました。たとえば、2本目のレシーバーと合わせるだけじゃなく、1本目とも合わせておくべきでした。その後、日を改めて新生さんと食事をした際に、アメフトだけでなく、仕事のこと、将来のことなども深く話せて、今まで以上に自分を伝えられたと思うし、理解してもらえたと感じています。将来はどこかでコーチをしたい。それなら、もっとコーチ目線で、コーチが何を求めているのかを考えろと

言われました。そのくせづけの意味でも、今シーズンは自分の行動の意味をしっかり持ち、

チームに発信していきたい。

 

r090213tatsu4.JPG -すでに09シーズンに向けて始動していますね。
12月から週2回はウエイトトレーニングを継続しています。年始には、吉永さん(ヘッドトレーナー)が 主催する、異競技の方との合同自主トレに参加しました。内容は、オービックシーガルズでは2月末からやる股関節、クロスカントリー、ビーチなどですが、 早い段階から追い込めていると思います。楽天イーグルスの投手も参加していて、「ボールを投げる」トレーニングを一緒にしたのですが、彼のボールの勢いのすごさを目の当たりにしました。勢いのあるボールは、「体重移動」と「左手の引き方」にある。様々なヒントが得られました。

 

-09年はどんなシーズンにしたいですか。
r090213tatsu4.JPG パスで1,000ヤード投げたい。いつもは700から800ヤードですから。それと、プレッシャーを感じて投げたいですね。試合に出るドキドキを感じながら、それを楽しみたい。実は、05年シーズンの日本一は、自分が日本一になったという実感がないんです。今シーズンは自分の力で日本一を掴みたい。

昨シーズン、試合に出られてないのに、自分を応援してくれる人がたくさんいた。家族もそうですが、ファンの皆さんもそう。今シーズンは、応援してくれる人になんとか応えたいという気持ちが強い。今シーズン出られないなら、チームに居られないと思っています。覚悟を持って臨みます。

 

-最後に、龍村選手から見て頑張っている選手を紹介してください。
WR(ワイドレシーバー)の阿南選手です。週2回のトレーニングを一緒に続けているし、

「打倒シミケン!」と叫びながらトレーニングしてますよ!

 

                        (次回は阿南選手に聞きます)