復帰
2007年08月25日
#59藤田です。
4月の初めにアキレス腱断裂の怪我をして手術をしました。
仕事で寝不足が続いていて疲れがたまっていたし、ほとんどトレーニングもしていなかった
のですが、グランドに行けばそんなもん関係ないやろと思っていました。
そして誰にも接触することなく、ひとりで大怪我をしました。
怪我をした瞬間、もう限界なのかと思いました。
一昨年も昨年もそのシーズン限りで引退すると思ってプレーしてきて、
引退すべき時期を過ぎてしまったのではないかとも考えました。
しかし、結局はアメフトをナメていたにすぎません。
疲れていてもトレーニングしていなくてもグランドに行けばなんとかなる、
そんな甘い考えでできる競技ではないし、年齢でもないことを実感しました。
9月中の復帰を目標にしてリハビリしていたのですが、順調で7月には
そこそこ走れるくらいまで回復しました。
お盆の合宿ではショルダーとヘルメットをつけてポジション別のパート練習に入ったのですが、
パート練習に入れるくらいなら、パスのユニット練習にも入れるやろう、パスのユニット練習に
入れるならランのユニット練習にも入れるやろと思い、すべての練習に入りました。
ちょうど自分の33歳の誕生日でもあったので、その日にスタートを切りたいという気持ちもありました。
いきなりスタイルする日にユニットに入るのは無理とちゃうかとも言われましたが、
もし再断列するようなことがあれば、そのときは引退しようと腹をくくってプレーしました。
最終日には試合形式のフルブロックフルタックルの練習にも入れました。
復帰の喜びというのは思ったほどあるわけでなく、また怪我をしてしまうのではないかという恐怖感があったり、
酷暑の辛さにめげそうになったり、イメージと実際の自分の動きとのギャップに苛立ったりと
心底フットボールを楽しむことはできなかったけれど、この調子でいけば秋の試合に出れるという手ごたえは感じました。
引退して昨年の夏に復帰したとき、自分で復帰した理由ははっきりとわかっていませんでした。
夢である日本一にもなり、別の分野でスタートを切るとも考えていたが再びチームに戻ってきた。
プレーするうえで、もちろん日本一になるというのは大前提の目標で、それをむかっていく過程、
要はこのチームで過ごす時間が好きで、このチームでまた日本一を目指したい、そしてあの喜びを味わいたい
という想いがあったからだと思います。
あと2週間でシーズンインです。
今から練習に行ってきます。
全てのことを楽しんでいこうと思います。
▲合宿最終日、LBメンバーで。#5中井は早々とロッカールームに消えたので(左上)・・・・・。