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2009年10月
2009年10月24日
全開しかない
アサヒビールシルバースターに負けました。
悔しいですね。
予想外の大雨の中、最後まで応援いただいきありがとうございました。
オービックシーガルズの戦いはまだまだ続きますので引き続き応援よろしくお願いします。
次の試合は11月15日(日)川崎球場14時30分キックオフ。
対戦相手はCENTRAL3位。
10月25日に行われるIBM対明治安田の勝ったチームになります。
今回の試合記録を見て驚きました。⇒Xリーグオフィシャルサイト
試合は13-16でアサヒビールの勝ち。
ファーストダウンはオービック22回に対しアサヒビールは8回。
攻撃はオービックがパス210ヤード、ラン125ヤード、トータル335ヤード。
アサヒビールはパス87ヤード、ラン85ヤード、トータル172ヤード。
トータルヤードはオービックが約2倍。
ファーストダウンはオービックが約3倍。
なのになんで負けたんか・・・。
オービックは再三のチャンスをTDにつなげられなかった。3回のターンオーバーでチャンスを逃した。
アサヒビールは少ないチャンスを確実につなげた。
それが結果ですね。
試合会場でタッチダウン誌で特集を組んでいただいた「オービックとアサヒビールのチーム比較」の
コピーを配らせていただきました。
それにも書いてありましたが、両チームの特徴が出たと思います。
アサヒビールは「チャンスが来たらそれを確実に生かす」というまさにアサヒビールらしい勝ち方をした。
一方オービックはどんな時も全開。それしかできない。
今回の試合、ミスもあったし、勝負所で得点できないなど、課題は多く残りました。
でも、このスタッツ、空回りだとは思いません。
試合中、フィールドで戦う選手の、チームの必死さがすごく伝わってきました。
これがオービックシーガルズの戦い方なんや、と。
改善点は山ほどある。でも、「常に全開」という戦い方は間違ってない。
ぼくはこのことを誇りに思っていますし、必ず日本一になると信じています。
2009年10月22日
里見くんの壮行会
2000~2008年までオービックシーガルズでプレーした里見恒平くん、みなさんご存じですか?
今年はじめてオービックシーガルズの試合を見たという皆さんは知らないかもしれませんね。
ポジションはDB。背番号は13番。2000年から春季はNFLヨーロッパやアリーナフットボールリーグと
海外に挑戦し、秋季はシーガルズでプレーするというプロフットボーラーです。
(Xリーグではプロ契約は認められていません。海外でプロ選手として活躍したという意味です)
正月の筋肉番付やサスケ(こないだも出てたらしい)というアスリートが体力を競い合う番組にも
よく出演してました。まあ、根っからのアスリートですね。
リーグをかけもちしてるので1月から12月までオフなしで競技やトレーニングに熱中する熱い男でした。
里見くんは昨シーズンにアメフト選手を引退しました。
引退して何してたかといいますと・・・・競輪選手になるためのトレーニングをしとったわけです。
やはり彼にはオフがなかった。
今年の夏に競輪学校の入学試験があり、見事合格。
11月から半年間、競輪選手の卵として、みっちりトレーニング、そして再来年にはデビュー!
ということらしいです。
で、その前に、シーガルズのみんなで壮行会を開いたろかい!ってオービックシーガルズOBの
木村ユウジ(2006~2008)が企画したというわけです。
場所は表参道にある有名なシュラスコ屋。
ブラジリアンな串刺し肉料理の店です。
里見くん、少々遅れるというので、先についたキムラをはじめとする他の面々は
主役がいないことを気にすることもなく、次から次へと運ばれる肉に食らいつき、
「うまいうまい」と感動していたろことに、里見くんからも着信。
「近くにおるけど、道わかりませんわ」とのこと。
「おう、シン(#68河村)、ちょっと迎えに行ったれや」と木村ユウジ。
「はい、行ってきます」と河村選手。
5分後、河村選手が戻ってきた。
一同爆笑。
「どないしてん?!」と主将の古庄(#2)が心配してる風に言うたのですが、爆笑してる。
河村選手、なぜか全身ビショビショでした。
「いやあ。急に雨が降ってきまして」河村。
「いやいや、狙ってるやろ!いくらなんでもそんなに濡れんやろ!」古庄。
「本当ですよ。里見さんはわかりませんでした」河村。
▲ビショビショの河村選手。ここまでやるとはさすが!プレーでも期待
急に大雨が降ってきたらしいのですが、駅から走って十数秒の距離だし、建物もいっぱいあるのに
そんなに濡れるはずがない!!!そんな話で盛り上がってたら、
「まいどどうも!」と、里見くんが到着しました。
里見くんも濡れていましたが、河村選手ほどではありません。
明治大学出身の河村選手、笑いをとるのも体張ってますわ。
壮行会では、競輪の話、アメフトの話、その他社会の話などで盛り上がりました。
いやいや楽しかった。いっぱい笑わせてもらいました。そして初シュラスコもうまかった。
みなさんのオービックシーガルズ出身の競輪選手を目指す里見くん、応援したってください。
里見くんはブログを書いてますので、チェックしてみてください→里見恒平ブログ
▲里見くん。写真は眠そうですが、トークは絶好調でした
▲たくさん食べてたくさん笑いました
2009年10月14日
QB(クォーターバック)
オール三菱になんとか勝利して開幕4連勝。
次はいよいよアサビールとの対戦ですね。
今回はちょっと他チームの話。
試合後、日本ユニシスのQB藤澤くんに会ったので「おめでとう」と言いました。
藤澤くんは昨年までオービックシーガルズでプレーしていました。背番号は#12。
昨年の彼の成長はすごく、選手からもコーチからも認められる選手になりました。
試合でもずいぶん活躍していました。
しかし、チーム内では#7木下、#15龍村というエース級のQBがいたので
試合を通して出場するということはありませんでした。
今年、彼が日本ユニシスに移籍するという話を聞いたときは驚きましたし、
あんだけ成長したのに正直もったいないと思いました。
ただ彼にも思うところがたくさんあったのでしょう。
日本ユニシスは今年からX1に昇格したチーム。
昇格したばかりのチームがX1で勝利をつかむのは本当に大変なこと、
というのはよく耳にしましたし、実際そう思います。
しかし日本ユニシスはオール三菱、オール東京ガスに競り勝ち、すでに2勝しています。
最終戦で富士ゼロックスに勝てば上位セカンドステージ進出ということになります。
ぼくは直接試合を見たわけではありませんが、Xリーグのオフィシャルサイトで見ると
藤澤くんがかなり勝利に貢献したようです。
もともと日本ユニシスにその力があったのかもしれませんが、QBというポジションは
それだけ影響があるポジションだと思います。
QBの調子で試合が大きく変わることがあります。
藤澤くんが日産、オービックで積んできた経験や知識も役にたったのかもしれません。
同じイーストディビジョンの他チームを応援する、ということはありませんが、
個人的に藤澤くんにはがんばってほしいと思っています。
それよりQBといえば、わがオービックシーガルズの#15龍村選手と#7木下選手。
ふたりともオール三菱戦では成功率が高くなかったし、オフェンスも10点しか取れなかった(もちろん
QBだけのせいで、というわけではありません)。
当然アサヒビール戦には立て直してくるでしょうし、このままでおわるシーガルズじゃありません。
アサヒビール戦の空中戦、楽しみにしてください。
さて、話は変わりますが、10月12日(月)に我が母校・立命館大学が関西大学に負けました。
7-14だそうで、聞くところによると立命館のQBが調子悪かったようです(立命目線の言い訳ですが・・・)。
関西大学は関西学院大学にも京都大学にも勝利しています。
関大がこのまま勝ち進むと甲子園出場の可能性が高いです。すごいことですよ。
甲子園ボウル出場大学から見てみると、1950年代から1970年代は関学(関西学院)の1強時代、
80年代は関学、京大の2強時代、90年代は関学、京大、立命の3強時代、
2000年からは関学、立命の2強時代という関西学生リーグの歴史がありますが、
今年は歴史が変わるかもしれません。
関大は1948年、1949年に出場していますね。今年出場すると、60年ぶりということになります。
オービックシーガルズで関大OBは#20古谷拓也選手、#18松田選手、#14長谷川選手、
#3坂田選手、#99中田選手、そして新生オフェンスコーディネーターがいます。
拓也なんかは母校を「名門関西大学」といつも「名門」と呼んでいましたし、彼らの喜ぶ顔が目に浮かびます。
関大とライスボウルで対戦、って可能性もあるわけで、彼らにとっては最高の舞台となるでしょう。
ぼくとしてはやっぱり立命館に勝ってほしい。関学戦はなんとしても勝ってほしい。
ということで、関西学生リーグも楽しみです。
2009年10月06日
12人目の選手
ぼくが高校生くらいの時でしょうか。
阪神タイガースにパチョレックというアメリカ人選手がいました。
「闘志たぎらせ、パチョレック今こそ~♪強く雄々しく未来へはばたけー!」
甲子園球場で彼が打席に入ったら大声をあげて応援したものです。
パチョレックはヒーローインタビューでいつものように言いました。
「阪神ファンの応援が一番です。この応援が背中を押してくれる。阪神ファンは10人目の野手です!」
今でもそれを覚えているというのはよっぽど印象が深かったのでしょう。
アメリカの野球は鳴物を使った応援がありません。
集中する打席でラッパ音と大声を出され、外国人選手は気が散るのかな、って考えたことも
ありましたが、パチョレックの言葉は応援している側にとってすごくうれしいものでした。
高校生(中学生?)だった当時は多くのファンの前でプレーするというのはどういうことなのか、
プレーする側の気持ちはよくわかりませんでしたが、大学、社会人選手になって多くの観客の前で
試合をするようになり、パチョレックの言っていたことがよくわかりました。
大歓声の中でプレーするのは興奮します。自分のプレーで歓声があがったときなんかは最高です!
プレー中はプレーに集中しているのですが、プレーが終わった瞬間、「ワァー!!!」って声が聞こえてくるんです。
その感覚ったら、言葉で表現できません。
パチョレックの言葉を借りるようですが、「ファンの皆さんは12人目の選手」だと思っています。
なので、お願いする、というわけではないのですが、試合を見てる皆さん、遠慮せずに声をあげて
応援してくださいね。
テニスやゴルフなどは静かに見るのがマナーですが、アメフトはおもいっきり盛り上がってOK。
もちろん静かに見たいと思われる方もいるでしょうし、それはそれでもちろんOKです。
盛り上がりたい人は遠慮せずにどんどん盛り上がってください!
選手も喜ぶはずです。
18年間選手をしていたぼくが言うのですから間違いありません!!
オービックシーガルズの応援は言うまでもなくチアリーダー“SEA-cheer”が盛り上げています。
選手の時はわからなかったのですが、引退してスタンドからチアを見ていて思うのは、
シーガルズの応援は本当に楽しいということ。
個人的にはピンクレディー、ドリフなどの昭和ソングが多いところが好きですね。
ダンスや音楽もカッコいいものから楽しいものまですごく多彩。
いつも見に来てくれるぼくの友人たちも「いつまででも見ていられる」と言っています。
この楽しい雰囲気はSEA-cheerだけで作れるものではありません。
熱く応援してくださるオービックシーガルズファンの皆さんあってのことです。
応援グッズは今までのチアスティックに代わって、今年の秋からはガルセンが登場しました。
みなさんガルセンどうですか?
ガルセンとは⇒チアニュース
スティックに比べて音は小さいという声もありますが、ただ叩くだけでなくていろんな使い方もできます。
バブル期を思わせるジュリアナ東京ドームも楽しかったですね(若い方はしっくりこないですね、すみません)。
1つ100円と有料ですが、是非みなさんガルセン買ってくださいね。
ガルセンで埋まったスタンド、見てみたいです(ずうずうしくてすみません)。
何度も言いますが、みなさんの応援が選手たちの力になります。
オール三菱戦(10/11・日)、アサヒビール戦(10/24・土)と川崎球場での試合が続きますが、
応援でも相手を圧勝しましょう。
2009年10月01日
ファーストステージ後半戦
いよいよ次はファーストステージ第4戦。
オール三菱ライオンズと対戦します。
ファーストステージは全部で5試合。
セカンドステージは2試合。
合計でたったの7試合。
あっという間ですね。
昨年まではXリーグはリーグ戦5試合と、各ディビジョン2位以上のチームで行われるFinal6のみでした。
Final6に出られないチームはたった5試合だけでシーズンが終わるっていう、なんともそっけないもんでした。
今年はセカンドステージができたので、どのチームも最低7試合はできることになります。
とはいえ、NFLなんかはレギュラーシーズン(リーグ戦)だけでも16試合もあるので、そんなのに
比べたらやっぱりあっという間。1試合1試合を大切に戦いたいですね。
さて、ファーストステージ、セカンドステージって何?って方もおられると思います。
まず各ディビジョン(イースト、セントラル、ウエスト)ファーストステージで5試合を行って、
ディビジョン内での順位を決めます。
セカンドステージには上位リーグと下位リーグがあって、各ディヴィジョンの上位3チーム、
計9チームが3ブロックに分かれ、再びリーグ戦を行います。
下位リーグも同じように行われます。
各ブロックの1位と、もう1チーム、計4チームでファイナルステージというトーナメントに進出でき、
その決勝がXリーグ日本一決定戦のジャパンエックスボウルということになります。
まあ、こんな説明ではあまりわからないと思うので、詳しくはこちらを見てください。
今のところ、イーストとウエストが3試合、セントラルが2試合を終えていて、
全勝してるのがイーストではオービック、アサヒビール、セントラルが鹿島、富士通、
ウエストがパナソニック電工、アサヒ飲料となっています。まあ、Final6でもおなじみのチームですね。
上位セカンドステージには3位までが出られるので、昨年までなかった3位争いも
リーグをより盛り上げることになるでしょう。
さて、各チームの得失点を見ていると、2年連続Xリーグチャンピオンのパナソニック電工は
3試合で得点が130点、失点がわずか6点と驚異的な成績を残しています。
パールボウル優勝の鹿島は2試合で得点が124点、失点が0とこちらも驚異的ですね。
オービックは3試合で得点が157点、失点が27点となっています。
詳しくは⇒Xリーグオフィシャルサイト
パナソニック電工はもともと圧倒的にディフェンスが強いチームで、何度も日本一になっていたという
印象があります。それにQB高田くん、WR長谷川くんなどの加入で爆発的な得点力を持ったチームとなり、
連覇をしているのだと思いますが、やはりディフェンス力が大きかったと思います。
(ぼくはディフェンス出身なのでこう考えてしまうのかもしれませんが・・・。それにオービックのディフェンスが
1番だと思っています。あくまでも他の対戦チームと比較した上での私見です)
しかし、2007シーズンのライスボウルではそのパナソニック電工のディフェンスが
関西学院大学にパスで564ヤードも通されました。別チームのディフェンスを見ているようでした。
その時の関学のQB三原くんは第5戦で対戦するアサヒビールにいます。
ぼくの大学同期で唯一現役、学生時代天才と呼ばれたアサヒビールQB東野稔くんも絶好調のようです。
楽しみです。
とまあ、今年はリーグ戦のシステムも再編したこともあり、いろんな意味で楽しみが増えます。
例えば、関東と関西の下位チーム同士の対戦も過去になかったですし、多くの初対戦が見られると思います。
というわけで、ファーストステージ後半戦、気合い入れていきましょう。