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2009年04月
2009年04月24日
秋季リーグ再編について
4/20に行われたパールボウル記者発表に行ってきました。
たくさんのマスコミ関係者、Xリーグ各チームの選手やチアを集めての記者発表。
いよいよやな、って感じがしました。
さて、今回の記者発表、4/25に開幕するパールボウルの紹介もさることながら、
秋季リーグの再編についての発表がマスコミ関係者の注目をあびていました。
ニュースでもお伝えしていますが、今季からは今ままで通りのリーグ戦(ファーストステージ)
に加え、セカンドステージでプレーオフに出るチームと、入れ替え戦に出るチームを決めることになります。
⇒ニュース(秋季リーグ再編)
この新しいリーグ戦のシステムはよくできていて、非常にいい!、とぼくは思います。
今までは各ディビジョンの上位2チーム、計6チームがプレーオフトーナメント(Final6)に
出ていたのですが、けっこう問題点がありました。
まず6チームでトーナメントを行うため、2チームがシードとなり1回戦を免除となっていました。
強豪ばかりそろうプレーオフでシードになるかどうかは大きな問題です。
シードになれば1回勝つだけで決勝・ジャパンXボウルに出場できるのですが、シードにならなければ
強豪に2連勝しなければならないんです。
(実をいうとぼくは現役時、強豪との試合は楽しいしFinal6の1回戦から出る方が好きでした。
日本一になるためにはどっちにしても全部勝たなあきませんし。でも有利不利となると話は別です)
そしてシードの決め方が公平じゃなかった。
開催場所の関係でウエスト(関西)の1位が自動的にシード。つまりは関西は2チーム中1チームがシード。
イーストとセントラル(関東)は勝ち点や得失点差でまさった方がシードになるのですが、関東は4チーム中
1チームしかシードになれないんです。不公平ですよね。
しかし新しいリーグ戦ではセカンドステージの1位とワイルドカードの4チームでのトーナメント
(ファイナルステージ)になるので公平です。
セカンドステージでは、各ディビジョンの1位と2位と3位が別々のブロックで対戦するので公平ですし、
ブロックで1位になれなくてもワイルドカードという可能性が残る。
そして何より強豪同士の試合=拮抗した試合が増えるので見ていて楽しい試合が増えることになる。
これは下位チームのセカンドステージにも言えると思います。
セカンドステージ(上位リーグ)には上位3チームまで出場できるので、初対戦の試合も多くなると思います。
もちろんオービックシーガルズはファーストステージもセカンドステージも1位通過、ファイナルステージも
全勝で日本一!という道を目指しますが、これまで中堅と言われていてプレーオフまで一歩届かなかった
チームにとっても大きな可能性ができるというわけで、おのずと試合も熱くなると思います。
楽しみですね。
とはいえ、まずは春の公式戦・パールボウルがあります。
決勝戦は東京ドームに数万人が入る大きな大会です。
初戦は5/5(火・祝)に川崎球場で日本ユニシスBULLSと対戦します。
まずはパールボウルを楽しみましょう。
2009年04月15日
40ヤード走
1990年代はじめ、ぼくが高校生の頃は40ヤードを4秒台で走ると俊足と言われていました。
テレビで大学の試合を見ていると解説者が「RB○○選手はなんと40ヤードを4秒9で走るんです」
とか言っていて、すごいなあって思っていました。
ちなみにオフェンスライン(OL)は100キロあれば、大型ラインと言われていた時代です。
NFLの選手は「40ヤードを4秒前半で走る」とか「ラインの平均体重は140キロ」という話を聞いて、
それがどのくらいすごいのか、どのような世界なのか、実感できませんでした。
自分たちとはかけ離れすぎていて、想像できなかったんです。
それから20年近く経ちましたが、やはりそれなりに時代は進んでいるんですね。
Xリーグでは120~130キロのOLはたくさんいますし、スキルポジション
(WR、RB、QBなどボールを持って走るポジション)では40ヤードが4秒台は当たり前になっています。
40ヤード走でいうと、オービックシーガルズだけでも、20年前ならNFL並み!?の記録が出ています。
2009トライアウトでは藤本選手(新人、立命館大学出身)が4秒51、先日習志野グラウンドで行われた
フィジカルテストでも杉原選手(新人、オンワードオークスより移籍)が追い風ではありますが4秒51の大記録。
いやはや、すごい時代になったものですね。
春シーズン、彼らスーパールーキーの活躍を楽しみにしていてください。
▲フィジカルテストの40ヤード走でこの日最速だったルーキーの杉原選手
そして、なんともっとすごい記録が出たのです。
CFL(カナディアンフットボールリーグ)に挑戦しているWR#85萩山選手がCFLのトライアウトで
なんと4秒48を出したらしいのです。4秒5を切るなんてまさにNFLの世界。
CFLのトライアウトでもトップクラスの記録だと思います。
実は、昨年チームで誰が一番俊足か調べてみようと思って、足の速い選手を集めたことが
あって#2古庄、#13里見、#16三宅、#23古川、#85萩山に、「この中で誰が一番速い?」
と聞いたら、満場一致で「萩山選手が速い」ということでした。
正月の人気TV番組の「筋肉番付」で上位に入るあの里見選手でさえも
「ハギー(萩山)はボール持ってても追いつかれへん」と言うほど。
(通常ボールを持つと少なからず失速する)
彼ならほんとにCFLでプレーできるかもしれませんね。
WRとしての技術やフットボールの理解力という面ではまだまだ伸び代がある萩山選手。
今後も更なる活躍に期待。
まずはCFLの朗報を待ちましょう。
2009年04月10日
高校生からの手紙
先日、有志で行った高校生クリニックを行ったのは以前のエダ散歩でも ⇒ニュース ⇒エダ散歩
書きました。
先日、クリニックを受けた正則学園の生徒たちから、事務局宛に感想文が届きました。
みんな普段は(高校生が)あまり使わないような「先日はお忙しい中・・・」なんて書いてたりして、
一生懸命書いたのが伝わってきました。なんか、かわいいですね。
「いろんなテクニックを教えてもらいありがとうございました」という謝礼の内容が
多かったのですが、オービックシーガルズの選手なら誰でも知っているようなテクニック、
当たり前のように行っている練習でも、彼らにとっては新鮮だったようです。
またどのポジションでも「ファンダメンタル(基礎)の大切さ」を繰り返し言っていたのですが
その大切さについても実感しているようで、反復練習を行っていると、書いてありました。
オービックシーガルズには優秀なコーチがたくさんいて、本当に恵まれた環境で練習
していますが、学んだこと、身についたことを、次に伝えていくことも大事なんやなあ、と
改めて実感しました。
そうそう、多くの生徒が、「最後に行ったプライドドリルが最高に楽しかった」と書いてました。
「知識や技術」だけでなく、自分たちの中にある「熱さ」を確認できたことも彼らにとって
大きな収穫になったかと思います。