2012年05月08日
4/28(土)、アミノバイタルフィールドで大学上級生対象のフィールドクリニック「ハイパー鴎道場 ~オービックシーガルズのプロコーチが「工夫を凝らした実戦スキル」を徹底指導~」を行いました。
毎夏恒例の「鴎道場」はオービックシーガルズの現役選手がコーチ役として大学生を教えますが、この“ハイパー~”は、副題の通りオービックシーガルズのコーチと2010年までオフェンスコーディネーターを務めた新生剛士さん(QB道場主宰)が直接、徹底指導するものです。
大型連休初日のこの日は全国的に良く晴れ、フットボール日和! 参加者52名(うち見学者12名)が集合した開始時刻の10:00には、気温がすでに25度以上ある夏日となり、前日の雨もあってかフィールド内は蒸し暑さを増していました。
開催セレモニーに続いて、棒を使って体の軸を意識したメニューを中心に、股関節周りの筋肉を刺激して、力をより発揮しやすいフォームづくり、スムーズな動きづくりのウォーミングアップの開始です。若い年代から体の使い方を意識することは、パフォーマンスの向上とともに怪我のリスクを減らすので、今後もぜひ取り組んでほしいですね。
ウォームアップ終了後、ポジション別に6班に分かれて、テーマを絞り込んだクリニックへ。体験したことのない練習メニューや体の使い方に戸惑いをみせながらも、チャレンジを続ける参加者が目立ちました。
※各ポジションの指導テーマはこちら(参加者募集記事下)
「普段使ったことのない筋肉を使ったので辛かったけど、意識する大切さを教わりました」とは、ある参加者の感想です。12:30終了の予定でしたが、コーチへの質問がいつまでも続き、すべて終了したのは13:30前。たいへん熱心で真剣な学生ばかりで、本当に熱い一日となりました。
▲(左)「タッチダウン」誌でも紹介された、オービックシーガルズの独創的なアップメニュー。学生たちは汗だくになりながら、笑顔で取り組んでいました
(右)DL:股関節、腸腰筋をきちんと使えるようになるために、可動域を大きくするトレーニング
▲(左)DL、右端が鈴木コーチ (右)LB
▲(左)LB:学生指導に長く携わっていた奥村コーチ(左端)が担当。「ブリッツ」とアメフト界の永遠のテーマ「タックル」をレクチャー。今回一番の大所帯だったLBは、10人の選手とクリニック終了後、記念撮影
(右)DB:「ベタマンの極意」がテーマ。ともに日本代表経験のある玉ノ井コーチ(左・帽子)と渡辺コーチ(兼選手/右端)がレクチャー
▲OL:「DLをコントロールするドライブブロック」をテーマにOL同士で1on1。塩田アシスタントコーチのレクチャーを真剣に聞く参加者。見違えるほどに上達しました
▲(左)QB:新生QB道場長指導のもと、股関節をうまく使って利き手と逆サイドへのランニングスローを習得中 (右)WR:「頭を使いながらプレーをする」というテーマもある、中村コーチの「フリーになる極意」講座