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GERMAN JAPAN BOWL遠征記 前編(#83清水)
2010年05月07日
●Day 1
試合ができない可能性もあった。
例のアイスランドの火山灰の影響だ。
出国予定の前日まで、予定通り飛行機が飛ぶのかどうか分からない状態だった。
幸運にも出国日当日に、渡航中止となっていた路線・空港のうち大半が解除となり、
無事、予定通り出国することができた。
約13時間のフライトを経て、フランクフルト空港へ到着。
ドイツの緯度は北海道とほぼ変わらないため、都内よりも寒いかと思ったが、
逆に暖かいくらいだった。
ドイツ滞在期間中は雨にも降られず、気候にも恵まれ、本当に幸運であった。
さて、空港からさらに3時間ほどバスで移動し、デュッセルドルフへ到着。
成田を発って16時間、みなクタクタである。
軽く夕食を摂り、一日目は終了。
▲バスにて
▲成田空港にて
▲フランクフルト到着
▲ライン川
●Day 2
素晴らしく充実した朝食の後、移動の疲れを取るべく、ホテル近くの体育館でストレッチ中心の
ウォーミングアップ。その後、昼食までのちょっとした空き時間はみなホテル付近を散策していた。
ホテル付近はこれといって何もなかったが、街並みは美しかった。
昼食後は、30分ほどバスで移動したところにある、ブルドーザーというチームのフィールドを
借りて練習。ブルドーザーはGFL(ジャーマンフットボールリーグ)4部のチーム。
これが4部の施設かというほどに充実していた。
周囲には選手と思しき人々が多数見物していたが、我々ジャパンチームは彼らの目に
どう映っただろう。僕は、「これが日本の代表チームか。ちっさいのう。我々ドイツの圧勝だ!
ははは!」と思われているのではないかという被害妄想を抱き、「ナメんなよ。日本人の
キレをアピールしてやるぜ!」と無駄に奮起した。
その後ホテルへ帰り、ミーティング。あとは夕食を摂って就寝、という流れであったが、
門限の24時までに時間が空いた(!)ために、みなここぞとばかりにタクシーへ乗り込み、
ダウンタウンへと繰り出した。デュッセルドルフはヨーロッパ随一の日本人コミュニティだと
聞いていたが、違わず納得の日本料理店の多さだった。
僕らの集団は中華料理店に入った。ドイツまで行って中華かよ!とお思いでしょうが、
21時くらいになると大半の店は閉店するらしく、止むなくラーメン屋に入った集団もあった。
ドイツと言えばビールだが、まさか試合2日前に飲むはずもなく……いや、前日ではなく
2日前だからそこは……まあ、中華はうまかった。
▲ホテル付近の街並み
▲ブルドーザーフィールドで練習
▲ミーティング
▲ダウンタウンの書店前にGERMAN JAPAN BOWLのポスターが
●Day 3
素晴らしく充実した朝食を摂り、スタイルをして、“徒歩で”ホテル近くにある日本人学校へ。
(徒歩ですよ、徒歩! 道中、怪奇の目で見られたのは言うまでもなく……)
前述の通り、デュッセルドルフは日本人が多い地域ではあるが、予想以上にたくさんの
小学生、中学生が集う学校で、たくさんの子どもたちに大歓声で迎えられた。
応援幕も作ってくれていて、全員で「フレーフレー、ニッポン!」という息の合ったエールも
送ってくれた。子どもたちが僕らの来訪に対して準備をしてくれていたのかと思うと、
本当に嬉しかったし、全力で戦い、勝たなければならないと強く思った。ありがとう!
小学生、中学生それぞれの授業の一コマ45分間を使って、ボールの投げ方、取り方を
レクチャーさせてもらった。ボールを扱えないラインの選手たちは、周りから声援を送る
という訳の分からない役割にも関わらず、子供たちからは一番人気があった。
太ってるだけなのに!(僕の二頭筋は中学生女子には人気でしたがね)
再度、大歓声を受けながら学校を後にし、試合会場であるエスプリアリーナへ向かった。
アリーナへ到着し、まずカッコいい外観に驚き、フィールドへ入ってさらに驚いた。
約60,000人収容できる広さ、観客が多く見える効果のあるカラフルな座席、
全天候型の開閉式の天井、これぞプロスポーツのスタジアム!
こんな立派なスタジアムで試合が出来るなんて本当に幸せなことだと思いつつ、
じわじわと緊張感の高まりを感じた。
その後、前日同様、ブルドーザーのグラウンドで練習。
ホテルでミーティングをして3日目終了。
さあ、明日はいよいよ試合だ!
(WR#83 清水 謙)
後編に続く
▲歩いて日本人学校へ
▲大歓迎を受けました。日本人学校のみなさん、ありがとうございました
▲雄一さん(#8渡辺)と子どもたち
▲エスプリアリーナをバックに、チーム専修大
▲エスプリアリーナ内
▲チーム オービックシーガルズ