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韓国クリニック(木下&新生コーチ)
2009年05月09日
「オフェンスコーディネーターの新生です。去る3月21日-22日、昨年に続き韓国アメリカンフットボール協会からの要請を受け、オービックシーガルズが韓国の大学生プレーヤーにクリニックを実施しました。
今回コーチとして参加したのは、昨年に続いて参加の私、新生と、今回が人生初めて韓国に行くRB#20古谷拓也選手とQB#7木下雅斗選手の3人。高校時代に本格的にスポーツをした経験のある選手が極めて少ない韓国の大学生アメフト選手。基礎的な体力が不足しており、昨年のクリニックでは、技術的なことを指導してもなかなか効率的に吸収しきれない、課題がありました。この課題を解決すべく、今年は吉永ヘッドトレーナー監修によるストレングストレーニングのプログラムを指導し、さらにQBとRBの技術指導という充実クリニックとなりました。
以下、木下雅斗選手が、初めての韓国クリニックで感じたこと、そして今シーズンにかける意気込みをレポートしましたので、ぜひご覧ください」
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QB#7木下です。(背番号を4番から7番に変更しました)
はじめに私達を招待してくださったベックさん、ナムさん並びに韓国のフットボールに携わる全ての方々に感謝しております。また、韓国のフットボールと触れることができたことは私にとって大変貴重な経験となりました。近い将来、クリニックに参加していただいた方々または、サポートしてくださった社会人チームの方々と試合できることを楽しみにしております。ありがとうございました。
◆韓国旅行
私は韓国へ行ったことがなかったため、韓国文化を学ぶいい機会となりました。
今回の旅の主目的はもちろんクリニック。8時~17時頃までびっしりとクリニックが入っており、
大変ハードスケジュールな旅でした。
クリニック以外では食事ばかり。1日5食程度は食べていました!
ビビンバ・クッパ・サムギョプサル等々・・・その全てがおいしくて、韓国になら永住できると真剣に
考えたぐらいです(その結果、渡航前と比較し2kg増)。
韓国へまだ渡航されたことのない方は一度行かれることをお勧めします。
▲もぎとっていただいたカニの足を見つめる新生コーチ。酒もたくさんい飲みました(飲まされた!?)
◆クリニック
選手の印象は、素直で積極的。
今回のクリニックからより多くのことを吸収しようと真剣に取り組んでいただけた様子でした。
また選手の熱い気持ちがひしひしと伝わってきて、いい緊張感の中でクリニックを行うことが
できたと思います。
コーチから指摘された部分については素直に受入れる姿勢ができていて、すごいスピードで
上達していたと思います(私も見習いたい部分であります)。
今回のクリニックで感じた韓国フットボールの課題は、技術面の指導の遅れだと思います。
素晴らしいセンスを持っている選手も多く、向上心も強いため、良い指導者が多く現れれば
飛躍的に発展していくと感じましいた。
同時に、自分たちはいかに良い環境でプレーできているか考えさせられました。
▲クリニックを行ったフィールド。最新式の人工芝です
◆今年の抱負
韓国クリニックを通じて異国の方々とプレーしてみて、改めてアメリカンフットボールの
素晴らしさを感じました。 それは国を超えてスポーツを通じて言葉を交わし、
アメリカンフットボールを通じお互いに切磋琢磨し成長する。
アメリカンフットボールは戦術に限りがなく、知れば知る程その魅力に引き込まれていきます。
オービックシーガルズは、より多くの方々にこの魅力を伝えられるようにと、日々熱意を持って
取り組んでいます。
昨年は、パナソニック電工・鹿島に敗れライスボウルに手が届きませんでしたが、今年こそは
優勝したいと思っています。ファンの皆様と共に勝利を掴み取りたいと思っていますので、
引き続き熱いエール送っていただけますよう、よろしくお願いいたします。