藤田義生ブログ“エダ散歩”

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2010年02月

2010年02月24日

宿命のライバル

昼休みにバンクーバーオリンピック、女子フィギアスケートの
ショートプログラム(SP)を見ていました。

 

日本のエース、浅田真央ちゃんの演技。
他人の競技を見ていてこんなに緊張したのは初めてです。たぶん血圧160くらいまで上がっていました。

真央ちゃんはSP初となるトリプルアクセルを決めるなど完璧な演技。
すごいな!と思っていたら、次に登場したライバルの韓国人キムヨナさんが
真央ちゃんを上回る得点をたたき出しました。
どっちもすごいわ。

 

共に世界のトップクラスの実力者、隣国同士で、年齢も近い(同じ歳?)。
こういうライバルがいるのっていいですね。

今日の演技を見ていて、ガラスの仮面の北島マヤと姫川亜弓を思い出しました。

 

宿命のライバル・・・。

 

大相撲では朝青龍が引退してしまいましたが
朝青龍と白鵬(#59岡田君に似ています)とか、
セナとプロストとか(F1)
阪神と巨人とか(プロ野球)
立命と関学とか(関西学生アメフト)
マニングとブレイディとか(NFLのQB)
古庄とボディビルダーとか(筋肉)。

 

スポーツでも仕事でも何にでもあてはまりますが、ライバルの存在は
絶対にあいつには勝ちたい!負けたくない!!って思うし、リスペクトもする。
そしてお互いを高めあいながら切磋琢磨していく。

 

やっぱりスポーツはライバルがいるほうがおもしろい。
そしてそんなスポーツはやっぱりおもしろい。

フィギアスケートのフリーも楽しみです。
 

ガンバレ、ニッポン!!

 

 

2010年02月21日

ほんまに本気か?

「人生はつらいだろ?
前向きになれる何かを探してたんだ。
人生に意味を見つけたかった。
信じられる何かを。
それがこれだ(This is it)」

 

マイケル・ジャクソンの映画「THIS IS IT」の冒頭、オーディションに受かったダンサーの言葉です。

 

この映画はコンサートにむけての舞台裏を編集したもので、今まで知らなかった真のマイケルの姿が

共感を呼んで大ヒットになったのだと思いますし、ぼくがハマったのもそうです。

 

特典のDVDにはダンサーや、バンド、コーラスの人たちのオーディションやインタビューを見ることができて、
その想いや努力がひしひしと伝わってきて、「本気」とはこういうことを言うねんなあ、と思います。

 

今、バンクーバーオリンピックが盛り上がってますが、彼らのプレーもそうですよね。
世界のトップに立つ人は、想像のつかないほどの想いと努力を積み重ねてきたんでしょう。

 

オービックシーガルズの2010シーズンが始まりました。
今年も現役を続けるメンバー、そしてトライアウトを受ける予定の新人たちがグラウンドに集まり

汗を流しています。
ぼくたちはアマチュアでフットボールで生計をたてられるわけではありません。
でも、これだけの人数の人間がグラウンドに集まってくる。
皆、想いは様々だと思いますが、冒頭の言葉が頭によぎりました。

 

もう4シーズンも日本一から遠ざかってるし、今や決して強いチームとは言えません。
でも、みんなこのチームで勝ちたいって気持ちで残っているし、このチームの何かに魅力を感じて
門を叩きにくるのだと思います。

 

もっと魅力のあるチームになるには日本一にならなあきません。
日本一にむかって一所懸命努力すること。
それも大いに意味のあることだと思います。
でも、それだけでは足りません。

 

お客さんはお金を払ってぼくたちの試合を見に来てくれる。
それはある意味、「ショー(SHOW)」と言えるでしょう。
ショーを成功させるってことは「勝つ」ってことやと思います。

ぼくらの目指すところはただ勝つのではなくて、ぼくたちらしく勝つこと。
春から来年の正月まで舞台は続きます。
そのために選手たちはがんばってます。

 

あと、それと・・・・。
長年チームで活躍された元#76池之上さんはよく
「ほんまに本気か?」とおっしゃってました。


オリンピックやマイケルのDVDを見ながら、自分たちは「ほんまに本気か?」
「もっといけるんちゃうか?」と自問自答しています。

 

2010年02月10日

感動しました

みなさん、スーパーボウル見ましたか?
ここ最近、接戦の多いスーパーボウルですが、今年のゲームもほんまにすごかった。
言葉では表現できないくらいすごい試合だったと思います。感動しました。
まだ見ていない人もおられるかもしれないんで結果には触れないでおきますね。

 

スーパーボウルでは珍しい超ハイパーオフェンス同士の対決(勝ち上がるには強いディフェンス力や

キッキング力、つまり総合力が必要という意味)と言われていましたが、その通り両チームとも

オフェンス凄すぎ!

 

コルツのQBマニングはディフェンスの隊形を読んで毎回オーディブル(セットしてからプレーコールを

変えること)でディフェンスの弱点をつき、とことんプレーを成功させていました。

パスの落とし所も申し分ない。ランプレーも出ていましたね。

 

一方、セインツのQBブリーズはプレーリードがめちゃめちゃ速く、絶妙のタイミングで次々とパスを決める。

コルツのDE#93フリーニーがえげつないパスラッシュをかけていたのですが、投げるタイミングが速く、

コントロールもハンパなくいいのでDBにマークされていてもパスが通ります。

 

両チームのオフェンスはほんますごかったです。

 

でも、ディフェンスもすごかった。
パスラッシュにしても、タックルにしても、「人間こんなに気合いの入ったプレーができるのか」と思いました。
セインツのLBに“FUJITA”って選手がいて、日系ではなく白人だったんですが、すごい応援してしまいました。
ハイパーオフェンス対決と言われながらも、ディフェンスが試合を決定づけた。
あんなプレーできたら最高でしょうね。

 

今回のスーパーボウル、なんとアメリカでの平均視聴者数が1億600万人、視聴者の総数が

1億5160万人でアメリカTV史上、最高となったらしいです。
視聴率は45%。信じられません。

 

勝ったチームの人たちは本当に幸せそうでした。
当たり前ですが、スポーツの世界で最後に勝ち残るのはたったの1チーム。
他のチームは最後は負けて終わります。
たった1チームだけの栄冠。その感動は言葉にならないでしょう。

 

ちょっとくさいこと言うようですが、
日々の生活で「心から幸せ」って思うことってそうないですよね。

ぼくはうまいものを食べたときや、あったかい布団で寝るとき、
息子と遊んでいるときなんかはいつも「幸せやなあ」って思いますが
最高の幸福感や達成感、というのとは違います。
息子が生まれたときは最高に幸せでしたけどね。あれほどの感動は普段の生活では
なかなか味わえません。

 

スポーツ生活ににおいては2005シーズンに日本一になったときだけ。
18年もアメフトしてて、たったの1回だけです。
壁が高ければ高いほど、困難であればあるほど、それを乗り越えたときの
達成感は大きいと思います。
あの達成感をもう一度味わいたくて、まだ味わったことのない者はそれを味わいたくて
それにむかって挑戦しています。


いよいよ今週末から2010年オービックシーガルズが始動します。

「あの感動を、再び」なんて言葉でいうと安っぽいですが、そのためにがんばるってことは
かっこいいと思います。

 

そうそう、もうすぐ冬のオリンピックが開幕しますね。
楽しみです。
メダルがとれるに越したことはありませんが、それより何よりがんばってる姿を応援したいですね。

 

2010年02月02日

スーパーボウル

いよいよスーパーボウルですね。
日本時間で8日の朝です。生放送もあります。
世界中の何億人もの人が見るらしいです。
すごいですね。

 

チャンピオンシップの2試合は本当に白熱してておもしろかった。
コルツに負けましたが、ジェッツの意地には興奮しましたし、
バイキングス対セインツはオーバータイムにもつれこむ接戦。
すさまじい試合でした。後半最後はFGでバイキングスが勝つ、と思っていたのに
しょうもない反則&インターセプトでまさかオーバータイムでセインツが勝つとは。
ブレット・ファーブ(40歳のバイキングスQB)、悔しそうやったなあ。ぼくもなんか悔しかったです。

 

というわけでスーパーボウルはインディアナポリス・コルツ対ニューオーリンズセインツの対戦です。
両チームとも超ハイパーオフェンスを持つチーム。おもしろい試合になると思います。

さて、試合をただ見るより、やはりどっちかのチームを応援するほうが見ていて断然面白くなります。
なので、今回はニューオーリンズ・セインツを応援しようと思います。

 

なぜか。
まずセインツはスーパーボウル初出場なので、なんとなく勝たせてあげたい。
あと、これはぼくの勝手な個人的意見なんですが、なんとなくセインツのオフェンスって
オービックシーガルズっぽいんですよね。
すごいリズムがあって、スピードあふれるプレーはなんか見ていてワクワクする。
なんとなく、親近感を覚えてしまいます。
みなさんはどう感じますか?

 

あとNFLジャパンの特集記事にもありますが、
マニング(コルツQB)対ブリーズ(セインツQB)はエリート対雑草と書かれています。
なんとなく雑草魂を応援していまいます。
オービックシーガルズも2部リーグや、地方リーグ出身者が活躍していますし、

彼らを雑草と呼ぶのは失礼ですが、そういう選手が活躍するのはやっぱりうれしいですよね。

 

ちなみに昨年活躍した雑草魂選手を勝手に何人かあげてみると
K#1金親(国士館大)、QB#15龍村(神奈川大)、WR#17平野(国士館大)、

元祖雑草魂ことDB#19玉ノ井(城西大)、DB#41堀(国際基督教大)、

OL#75宮本(中央大のアメフト同好会出身)、WR#85萩山(東北大)、DL#94畠山(中京大)ら
2部や同好会出身で試合で大活躍したり、日本代表に選ばれたり、

海外のプロリーグでプレーしたりしています。
オービックシーガルズは他の強豪企業チームに比べて雑草魂が強い気がします。
人数数えたわけじゃないので、あくまでも気がしますってだけですけど。

あ、福原くんに突っ込まれそうなので、書いときます。

DL#93福原くん(大阪学院大)も雑草魂です(和製フリーニー/コルツDE#93)。

 

まあ、そんなわけで月曜のスーパーボウル、楽しみです。
日本のアメフトももっと盛り上げていきたいなあ。