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2009年06月
2009年06月26日
パールボウル
パールボウル、たくさんのご声援ありがとうございました。
ぼくはコーチじゃないので、ここで敗因やプレーの分析はしませんが、
ぼく自身の試合の感想は・・・・「楽しかった!!」
負けた試合でこんなこと言うもんじゃありません。
でも、試合中は本当に楽しくワクワク、ドキドキしながら試合を見られました。
1年半前まで選手をしていたこともあり、どうしても試合は選手の目線で見てしまったり、
ミスがあるとイライラしてしまったりするのですが、今回の試合はまわりのお客さんと同じように
熱く楽しみながら見ることができました。
とはいっても、前半のしょうもない反則とかにはイライラしましたが・・・・。
後半は応援席でメモを取りましたが、みなさんの応援、最高でした!!
あの応援があるから、選手はさらにテンションあがって、いいプレーができる。
いいプレーがあると、観客席はもっと盛り上がる!!最高の相乗効果ですね。
これぞスポーツの醍醐味!って感じがします。
試合中、楽しかっただけに、負けたことが本当に悔しいです。
試合後の感想は「悔しかった」に尽きます。
プレーで、何がよかったかというと、やっぱり最高の我らがディフェンス。
特に#2古庄のQBサック、ファンブルフォース、ファンブルリカバー、TD!!
あんなプレー、なかなか見られないですよ!!
でも、古庄をはじめ、オービックシーガルズのディフェンスなら、またやってくれそうですよね。
やってくれますよ!
いや、やりますよ!
▲古庄のスーパープレー。足の回転がマンガみたいに超速かったです
もちろんオフェンスもキッキングもナイス!
で、敗因書かないと言いましたが、少しだけ・・・
セーフティー、ビッグプレー時の反則、2試合連続でキッキングでTDとられたこと、
まだまだ反省点はいっぱいありますね。こんなの、初心者でもわかること。
こういうところは修正しなあきませんが、今年の春は得られたものも多かったと思います。
あかんところはもちろん改善しつつ、ええところをどんどん伸ばしていったら、もっともっと楽しい試合に
なるはず。
秋が楽しみです。
2009年06月18日
信じること
「いつでもお待ちしておりますよ」
小笠原の漁師からメールが届きました。
6月下旬か7月くらいに小笠原・父島に遊びに行こうと思っていたのですが、
事情があって行けなくなってしまったので、いつもお世話になっている漁師の友人に
手紙とサーフパンツを贈ったのです。
2003年パールボウル決勝の時、ぼくは父島にいました。
当時は将来小笠原で漁師をしながらイルカやクジラなどのガイドをしたいと考えていたので、
2ヶ月半の間、小笠原の漁船で研修を受けていたのです。
相手は前年東京スーパーボウル(現・ジャパンエックスボウル)で対戦した富士通フロンティアーズでした。
試合中は島の私設ジムでトレーニングをしていましたが、公衆電話で妻に何度も試合の状況を聞いたのを
覚えています。
試合はラスト3秒で逆転負け。
「チームメイトが戦っている間、自分はこんなところで何をしてるんや」
試合後、港で寝そべりながらいつまでも雲を見ていました。
今となっては懐かしい思い出です。
それから2年が経ち、2005年もパールボウル決勝に進出。
その試合はアサヒビールと対戦し、快勝しました。
ぼくはLBとDLで出場しました。
#11KJはまだ選手登録ができていなかったのですが、初めてオービックシーガルズの
ユニフォームを着て試合前練習に参加。
試合に出られないのに、「ユニフォームを着られてすごくうれしい」と言っていたのを覚えています。
ちなみにこの試合でこれまで無名に近かったQB#15龍村が大活躍。
翌日の新聞には「シンデレラボーイ」と書かれていました。
その試合の翌日に、DB#8渡辺雄一、DB元#7金子(1999~2008)と一緒に小笠原旅行
に行ったのです。魚を釣ったり、イルカやサメやマンボウやマグロなどと泳いだり、楽しかったなあ。
まあそういうわけで、ぼくにとって小笠原とパールボウル決勝って何か縁があるようです。
さてパーフェクトシーズンを達成した2005シーズンのオービックシーガルズは強かった印象が
あるという話を何度か聞きましたが、実は春は散々だったんです。
特に最初の2試合はなんとか勝ったという内容で、バラバラでドタドタといった内容でした。
しかし、少しずつ自信をつけていき、準決勝は鹿島に14-7で逆転勝ちしました。
鹿島戦前に当時主将だった庄子さんがチャールズ・ダーウィンのこんな言葉を紹介してくれました。
「最も強いものが生き残るのではなく、最も賢いものが生き延びるでもない。
唯一生き残るのは、変化できるものである」
まさにこの言葉を実践したような春のシーズンでした。
その頃に比べると、今年のオービックシーガルズは強いと思います。
戦力的、戦略的なことではなく、なんかすごく一体感を感じるのです。
今、チーム内でも選手同士がメールで発信しあい盛り上がっています。
試合で実践することを発信しているのですが、各々の想いも伝わってきて、いい感じです。
前回の富士通戦でもオフェンスはディフェンスを、ディフェンスはオフェンスを信じて戦った結果、
逆転勝利することができました。
2005年のジャパンエックスボウルは前半は松下電工に0-16で負けてたいましたが、
後半逆転勝ちしました。
選手、コーチ、スタッフ、ファン、チームみんなが互いに信じ合って、戦いきった結果でした。
試合前、当時ディフェンスコーディネーターだった松場コーチがこう言ったのです。
「信じよう。信じるというのは0か100しかない。80パーセント信じる、ということはない」
ぼくたちは信じることができた。だから勝てたのだと思っています。
今年の鹿島も強いです。
どれくらい強いのかは対戦してみないとわかりません。
どんな試合になるのかもわかりません。
ただ、簡単に勝てる相手ではないということだけは確かです。
しかし、ぼくたちには鹿島に勝るものがあると思っています。
それを是非見に来てください。
プレーを見て感じてください。
最高の試合になるでしょう。
6月19日(金)、東京ドームでお待ちしております!!
2009年06月09日
双子
古谷兄弟です。
どっちが誰だかわかりますか?
昨年までは
坊主頭で体型が比べてでかい⇒RB#20拓也
普通?の髪型で、比べて細い⇒WR#22晋也
でした。
今年は拓也がシェイプアップ。
加えて昨年とは逆に、晋也が坊主に、拓也が髪を伸ばして普通の髪型に・・・ということで
非常にややこしかったです。
しかし先週末の練習では拓也も坊主になっていました。
体重はほとんど同じなのでそっくり。態度と表情で見分けています(笑)。
で、写真の正解は左が晋也、右が拓也です。
こちらも双子!?ではありません。
体格似ていますが、左は新加入のOL#67フランク・フェルナンデス。
右はみやーんこと#75宮本です。みやーんは流暢な英語でしゃべっていました。
フェルナンデスは名門ハーバード大出身ナンデス。
パールボウルはOLツイスターズにも注目してくださいね!
スカイA小西アナ
6月19日(金)のパールボウル決勝、鹿島戦は何とテレビ放映があります!!
TOKYO MX 6/20(土)13:00~15:00
sky・A sports+ 6/28(日)22:30~26:00
ということで、
土曜日の練習にスカイAの小西綾子アナが習志野グラウンドに取材に来られました。
実は小西アナ、豊中高校でアメフト部のマネージャーをしておられたらしく、
パールボウルの話はもちろん、高校ネタでも話が盛り上がりました。
ぼくの母校関西大倉高校と豊中高校は大阪府の大会で何度か試合をしましたし、
知り合いで豊中高校出身の選手もたくさんいますから、そんな話でも盛り上がりました。
オービックシーガルズではイケメンWR#18松田が豊中高校出身ですね。
←松田
小西アナはアメフトブログを書いておられるほどアメフトに詳しい。
ブログにオービックシーガルズの選手も紹介されているので、是非見てみてください。
▲2ショット!?ありがとうございました
試合当日はフィールドレポーターをされるそうです。
放映が楽しみですね。
勝ち試合をおさらいしたいもんです。
▲取材を受ける新人DL#65中田。ぎこちないですがしっかり答えていました。
#83シミケンが「おれの取材は?」という顔で見ています(笑)
2009年06月06日
富士通戦
富士通戦、勝ちました。
いつもはスタンドで冷静に写真やメモを撮ってるのですが、
終盤の追い上げには熱くなりました。
スコアは20-17ですが、実はディフェンスで取られたのは3点。
1本は富士通にファンブルリカバーされてのTD、もう1本はキックオフリターンTD、
3点の失点もファンブルのターンオーバー後きっちり止め、その地点から決められたFG。
ディフェンスとしては完封したと言っても過言ではないと思います。
前回のブログでモメンタムの話を書きましたが、何度も富士通にモメンタムが行きそうな場面で
オービックディフェンスはきっちり止めた。これはすばらしいことだと思います。
所詮モメンタムというものは、精神的なものにすぎず、
「いつ、どんな状況でも自分たちのプレーをする」
ということを実行した結果だと思います。言うのは簡単ですが、やるのは簡単ではない。
絶対に止めたる!って意志を全員で持ち続けた結果。
ほんまにええディフェンスやった!と言いたいです。
▲守り切ったディフェンス。あんたらほんま最高や!!
オフェンスは失点につながる大きなミスをしたものの、きっちりプレーをやりきり、
ディフェンスが回したボールを得点につなげた。
最後の追い上げは2005年のジャパンXボウル(対松下電工)を思い出しましたね。
鳥肌立ちました。
オフェンスで試合を通して印象的だったのは今春RBの中心として活躍している#36白木と
この試合が今年初出場となった#20古谷拓也のベテランRBコンビ。
ふたりとも経験豊かで実力はあるのですが、それより1ヤードでも、1インチでも前に行くっていう
意思がプレーににじみ出ていて、毎プレー「おお!」って思わずにはいられませんでした。
タックルされても足をかいてる、ひっかけられ空中に浮いてるときも足をかいてる、
ヘルメットが脱げても走りつづけてる、それをほんまに徹底してた。
ただ単に「力強い走り」といえない、意志のこもった走りに感動しました。
▲暴走機関車というあだ名をつけたくなる白木のラン
さて、いつまでも富士通戦の勝利の余韻にひたっている暇はありません。
次はパールボウル決勝、相手は鹿島です。
2005シーズンのライスボウル以来のボウルゲーム。
相手は宿敵鹿島、舞台としては申し分ないですね。
あとはやるだけです。
東京ドーム6月19日(金)、19時キックオフです。
19日、最高の夜になるよう、一緒に戦いましょう!!