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2018年08月
2018年08月24日
2018レギュラーシーズン開幕(大橋GM)
文字通り、あっという間に開幕戦目前となりました。今シーズンは、パールボウルが6月28日と遅かったこともあり、ことさら短い夏という感じがします(とはいえ、暑さはまだまだ続くようですが)。
個人的には、今夏、チーム強化のサポートに努めつつ、U-19日本代表チームにヘッドコーチとして帯同し、世界大会(第5回U-19世界選手権大会)を戦ったりもしておりました。開催都市はメキシコシティ。高地ということもあり、予想外にドライで過ごしやすく、人々も気さくかつ陽気で、食べ物も美味しい。良いところでした。もっとも、酸素が薄い中の戦いでしたから、選手たちは息苦しさから解放されることはなかったようです。
今大会で確信を深めたのは、やはり、フットボールの基本中の基本、EXECUTION(=遂行力)が最も大切であるということです。やりたいこと、やれること、やるべきことをやりきることを愚直に繰り返すことの大事さを、いまさらながら痛感しました。優勝を遂げたカナダチームは、必ずしも選手の能力や戦術が他チームに比べて秀でていたわけではありません。ただ、自分たちのフットボールをやりきる能力、EXECUTIONがしっかりしていました。翻って日本代表チームは、やりきるところまで詰めきれませんでした。むしろ、フィジカルの差をどう埋めるかなど、相手を見てのチームづくりの方に注力してしまったと自省しています。また、苦しいときにこそ、EXECUTIONを発揮できる肉体的、精神的スタミナを徹底して向上させなければならないとも思っています。
さて、2018シーズンの話になりますが、XリーグでもこのEXECUTION、しかもチーム全体のEXECUTIONが勝負のポイントになるでしょう。能力の高いアメリカ人選手の存在が常識化してきた今、彼らに頼りきることなく、彼らの能力を最大限に活用するチーム、総合力の高いチームこそがリーグを制するものと思います。その意味では、今シーズン当初からオービックシーガルズが進めてきた、チームメンバー全員の認識をそろえる取り組みは、本質をしっかり捉えていたと感じています。一つひとつのプレーを皆でどのように仕上げるかにこだわってきたシーズンだからこそ、勝負どころでEXECUTIONを遺憾なく発揮してくれるものと期待しています。
春季シーズン終了直後には、我々のチームメートがスポーツマンとしてふさわしくない行動をとったことに対して、諸方面からご指摘、ご批判をいただきました。たいへん感謝しております。こういったことも、一つひとつのプレーに集中しきれていないこと、ひいてはEXECUTIONの不徹底も遠因であると認識し、チームづくりを進めていきたいと考えています。
スポーツマンシップは、自らの矜持と周囲に対する敬意から成るものです。矜持と敬意を保ち続けるよう、選手、スタッフに求めていくと同時に、彼らが矜持と敬意を当たり前に持てるようなチーム、リーグをつくっていかなければならないと、衿を正しています。
引き続き、今シーズンも、Xリーグを、オービックシーガルズをよろしくお願いいたします。
開幕戦ホームゲームの見どころ・ご案内
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