チームガイド

1万人プロジェクトインタビュー 「オービックシーガルズにいる理由」

オービックシーガルズに関わる人たちに「オービックシーガルズにいる理由」を聞きました。


人  #83 清水 謙

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このチームが好きだから、ですね。
一人ひとりが本気でやっていて、アメフトだけじゃなく、いかにひとりの人間として成長していけるのか?-そんなところにみんなチャレンジしていると思う。アメフトだけじゃなくて仕事もがんばるということもですし、自分はどういう人間なんだろう?みたいな自分の可能性に挑戦している。そういう人が多いってのは理由のひとつだ思います。
そんなみんながどこのチームよりも日本一になりたいと本気で考えている。だからこのチームが好きなんです。
新人の頃は、アメフトのことしか本気で考えてなかった。でも、何事にもチャレンジしている先輩が多い中で自分も成長できたし、後輩にもそんな自分を見てもらいたいと思っています。



「自分らしさ」を確認でき、出せるチーム  #6 越田 彬

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オービックシーガルズって社会はひとつだけど、ここにはものさしがいっぱいあるんです。
価値観を押しつけるのではなくて、ひとりひとりの個性が活かせる。 たとえば仕事しかしていないと、仕事のものさし、仕事の価値観になってしまう。だけどシーガルズにいるといろんなものさしが存在しているので、自分を見失わずにいられます。社会人だけだと所属した企業の価値観だけで固まってしまうけど、このチームにいることでふたつの価値観の中で、自分を客観的に見ることができるんです。
価値観を押しつけるチームではなくて、いろんな価値観を持った人間が存在していて自分の存在感を出すことができる。シーガルズに入って変わっていく自分を感じました。シーガルズのディフェンスの「リアクションではなく、アクション」という考え方は自分の生きかた(人生)にも影響を与えました。


変化  #15 龍村 学

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オービックシーガルズを選んだ理由として、自分が2部リーグ出身ということもあって1部のチームでプレーしたいということがありました。
当初は練習生で、2年目も何もかもがいっぱいいっぱい。3年目の2005年シーズンにようやく試合に出させてもらって日本一になったのですが、そのときの“日本一になった”という感覚が自分の中であんまりなくて……。だからそれをこのチームでもう一度体感したいんです。
オフェンスのユニットではずっと周りにあわせてやってきたけれど、それでは2005年とあまり変わらない。今年は、自分でどのようにオフェンスユニットを「引っ張っていく」か、ということを考えています。大学のときも社会人になってからも「引っ張っていく」ことがなかったので迷ってるところはありますが、悩みながら、もがきながら、破ろうとしています。目標は、シーガルズの日本一と3年後のワールドカップに出ることです。



チームを応援するということ  SEA-Cheer 芳村さゆり

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いろんなチームを見た中で「やっぱりオービックシーガルズだな!」って思いました。いちばん生き生き見えたんです。すごく身近で、すごくおもしろいことをしていて、お客さんとの距離をぐっと近づけようとしている、そういうのがいいなって思いました。
私はもともと競技チアをずっとやっていたんですが、競技チアと応援のチアって何が違うんだろうという疑問が自分の中にありました。でも去年SEA-Cheerで1年経験してみて、チームを応援することでお客さんが感動してくれたり、それが選手の力になったりする、「自分ががんばれば賞をもらえる」とかではないのに、「人を応援することでも、こんなに自分自身が熱くなれるんだ」と分かりました。私が初めてSEA-Cheerを見たときに感じたように、他にはないなって感じてもらえるものを、ずっと突き詰めていきたいです。


本気の人には本気で立ち向かう  アシスタントトレーナー 小嶋奈緒

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今まで踏み入れたことのない世界に挑戦したいと思っていたところに吉永ヘッドトレーナーの紹介もあり、実習先にオービックシーガルズを選びました。
こんなに勝ち負けに必死になっている世界に入ったのは初めてで、本当に熱いんです。何に対してもすごく真剣に取り組んでいる選手の姿や目を見て、私たちトレーナーも負けてられない。選手に対しても、サポートの働きにしても、「本気の人には本気で立ち向かおう」って思います。それから、どんな時も「選手の前では笑顔でいたい」っていつも思ってますね。
トレーナーとして、選手に対する気持ちは誰にも負けません。辛いことも苦しいこともいっぱいあるけど、なんだかんだいって、練習のある土日が楽しみ。先輩も選手も、こんなに本気で熱い人たちに出会えたことが、私がシーガルズにきて、いちばん大きいと感じました。

(リゾートアンドスポーツ専門学校2年生)


成長  #9 塚田昌克

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オービックシーガルズって他のチームと比べて練習がしんどいと思うのですが、ぼくはしんどいことに自分の身を置くのが好きなんです(笑)。コーチの体制がしっかりしていることもあって、いろいろ成長できる面も多い。
あと、おじさん選手が子どもみたいに真剣に取り組んでいるところもいいですね。おじさんと若手がいいようにマッチングされたチームではないかなと思います。




得られるものがたくさんある  オペレーションマネージャー 石川智美

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大学のときにマネージャーをやっていて、私の中でアメフトの存在がすごく大きくて、一番力になれる方法がマネージャーでした。社会人では自分も一緒に日本一になってみたいなって思って何チームか練習を見させていただき、オービックシーガルズが一番おもしろそうと思って決めました。
その“おもしろい”っていうのが毎年変わってきていて、1年目は個性的なチームメートと話しているだけですごい楽しかったのですが、今はもっと深い部分を知り始めています。土日は仕事のことなど全く忘れて、みんなで「試合に勝つ!」って意識高くやっていることから得られるものがたくさんあるし、生活にメリハリもつきます。「仕事」と「アメフト」と「プライベート」の両立。普通の社会人にはない部分かなって思っています。


新たなステップアップ  #56 木村裕二

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オービックシーガルズが社会人で3チーム目なんですが、努力してフットボールをやりきるというところを、選手が非常に高いレベルで持っていると思います。自分も刺激されることが多いですね。
優秀なコーチがたくさんいて何でも教えてくれますが、それを待っているだけだったら絶対にうまくならない。教えてもらうことだけでなく、自分で考えて、フィールドで試して、試合の結果を出して、また新たにステップアップしていく。そうやって個人のレベルが上がれば、チーム全体に波及するし、去年よりもっと上の成績を残せるかなと思います。


日本を代表するDBになるために  #16 三宅剛司

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オービックシーガルズに来たのは、昨年、日本代表に選ばれたことが大きなきっかけでした。 代表チームで練習をする中で、自分の気持ちに変化が起こったんです。
一度はアメフトをやめようと思ったのですが、代表の練習で今までにないテクニックを見たり、 いろいろな人と接しているうちに、だんだん、もうちょっとやりたいという気持ちが湧いてきた。 特に3人のシーガルズ選手(#8渡辺、#21玉ノ井、#47寺田)、松場DBコーチに かなり影響を受け、「自分のレベルをもっと上げる」、「日本でトップのDBになる」ためにも、 そういった指導者や選手がいるところでやりたい、見て盗みたいという気持ちが強くなり、 移籍を決めました。 実際練習に参加してみて、大学で学んだものとはまた全然違ったいろんなテクニックを学び、 プレーの幅が結構広がったと思います。マンツーマンにしても、クッションを取った マンツーマンはかなり苦手だったんですけど、自信をもってできるようになり、 奥深いんやなって感じています。
今シーズンはまずは試合に出て、レギュラーをとって、活躍して、日本一に貢献したい。 そして日本を代表するDBになりたいというのが一番の目標です。 いろんな人のいいところを見て真似たり、いろいろ盗んでいこうかなと。 シーガルズのDBは個性がある選手が多いので、日々学んでいきたいと思っています。


プレーで世の中を動かしたい  #70 野々村健志

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ある時、試合に出ていて、「なんか物足りない」と感じたことがありました。それで、「自分が強い」という意味をもう少し深堀りしていかないと続けられないなと思ったんです。選手である限り、強さを追求して活躍するのが絶対条件だと思いますが、ぼくは自分のプレーで世の中を少しでもいいから動かしたい。 すごい難しいことかもしれないけれど、それほどのプレーをするために、オービックシーガルズという、ぼくにとっては最高の環境で今も選手を続けています。
大橋ヘッドコーチは「うちのチームが飛び抜けることで周りがついてきて、その結果、日本のフットボール界がよくなる」とよく言っていますが、個人についても同じだと思います。たとえば、KJ(#11ケヴィン・ジャクソン)に1ON1(1対1のぶつかり稽古)で勝てるようになれば、少し勝手な言い方ですけど、「日本がアメリカに追いつく」。それは世の中を動かすくらい大きな変化だと思っています。 1プレーヤーとしては、やはりプレーを見てもらって、グッと感じてもらえたりしたら最高です。


いろんなことを吸収するために  #93 福原輝樹

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大学4年のときに練習に参加させてもらって、 「週2日の練習で、オヤジたちがすごいテンポで練習していて、 こんだけ乳酸たまっているのになんでこんなに走りまわれるんかな」って すごい驚いたんです。 「日本一になりたい!」という強い気持ちが伝わってきて、 「オレはこのチームでやるぞ!」と決めました。
今シーズンはチームの日本一に貢献できる選手を目指して、 平日は古庄キャプテンと一緒にみっちり筋肉を鍛え上げて、 それを水曜日と土日の練習でどれだけ発揮できるかにこだわっています。
入ったばかりの頃は、アメフトだけできればいいと思っていたけど、 最近は「やっぱり仕事との両立もできるんちゃうか?」って考えるように なってきました。 チームにはいろんな仕事してる人もいるし、いろんなことにチャレンジしてい る人もいる。そういう人としゃべっていると、自分のプラスになる。 仕事でもフットボールでも高いレベルを目指しているから、 いろんなことを吸収するためにここにいるんだと思います。 秋からは仕事でも新しいチャレンジを始めます。


自分のポジション  アスレティックトレーナー 冨樫 司

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今年8年目なんだけど、毎年成長できています。 去年と今年では組織に対する意識も違うし、プロフェッショナルな感覚が磨かれている気がします。 吉永さん(ヘッドトレーナー)という素晴らしいトレーナーがすぐそばにいるのも大きいですね。
吉永さんが作ったアシスタントトレーナーの経験の場は、学生にとって貴重だと思うんですよね。 ただ参加してるだけではつまらないし、成長もしない。 極端に言ったら、知識とかは自分でいくらでも調べられる。 それより、知識をどうやって活かすか、見せられるかが現場だから、知識を知恵に変えたり、 思いを形にして選手に伝える、そいうことをアシスタントトレーナーには体感してもらいたい。 それを作るのが自分のポジションだと思ってるし、そう努めてやってきました。 吉永さんを知れば知るほど「この人は本当に勉強してるんだな」と思うし、 アシスタントトレーナーたちを知れば知るほど「こいつら、ちゃんと成長してんだな」って思う。 彼らが1歩成長するなら俺は2歩成長しなければいけない、彼らが3歩行くなら 俺は4歩行かないとこいつらを引っ張れない、という自負がすごいあります。
選手に対しては、以前は「弱きを助けて下から上げる」ってのが自分らしさだったと 思っていたけど、それでは勝てない。 だから最近は「上を叩いて、ついていけない選手は無視してもいい」と思ってます。 あと、「瞬間瞬間に言える、興奮できる」ってことが大事。 冷静でいることも大事だけど、興奮して激しく言うことも大事なんです。 その思いは選手に伝わると信じてますから。