チームガイド

オービックシーガルズ 2012年の決意

 

「QUEST」から「CONQUEST」へ

 

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1ヵ月後、2012年秋のリーグ戦が始まります。

 

今年の春は、パールボウル(東日本社会人選手権)の日程の中にドイツ遠征を組み込み、ハードな環境の中で、並み居る強豪と対戦することができました。結果として、若手が成長し、パールボウルにも優勝できたことは大きな収穫であったと思います。昨年度は、苦しみながらも連覇を果たしました。一番うれしかったことは、私たちを支えてくださる皆さんから様々な祝福をいただけたことでした。勝ち進むことによって、少しずつ「自分たちのチームだ」と思ってくださる方々が増えていくこと。そのことがまた選手たちの背中を押し、大きなエネルギーとなっていく。スポーツの醍醐味を少し味わえたように感じています。

 

今年は、ライスボウル終了直後から、大橋ヘッドコーチは「3連覇」を掲げました。3連覇は、2連覇の延長線上には決して存在しません。このまま普通に頑張っていった先に、勝利の女神が優しく微笑みながら待ってくれているというものではないのです。1プレー1プレー、挑戦者となってとことん追いつめ、究めていった先に、2012年度の秋シーズンのチームの初優勝がある、という表現のほうが正しいでしょう。

 

究める、自分を問い詰める、「QUEST」という言葉は、1998年のチームスローガンでした。「自分たちは何のためにフットボールをやるのか」をテーマにしたQUEST研修を実施し、前年に逃した日本一を奪取しました。今年のスローガンは、それを、ともに、皆でやり切り、未踏の地へ行こうという、「CONQUEST」です。

 

2015年には、第5回ワールドカップも待っています。ヨーロッパの勃興、カナダの参戦による北米大陸の本格化、日本のアメリカンフットボールも本当の意味でグローバル化に取り組む時期がやってきています。活動の本拠地とさせていただいている習志野、千葉の皆さんとの共生プログラムをもっともっと充実させていくことも大きな課題です。習志野の皆さんの中には、「いつになったら、習志野で試合をしてくれるのか」と思ってくださる方が少なからずいらっしゃるのではないかと思います。

 

野球やサッカー、前人の競技の偉大な足跡を私たちもたどりながら、少しでも、歩みを速めていかなければなりません。こちらのほうも、昨年より一歩も二歩も、未踏の地に行くこと、「CONQUEST」を掲げて秋シーズンに挑みます。

 

2012年8月1日
株式会社OFC
代表取締役 並河 研