9/25（日）オール東京ガス戦の握力測定にチャレンジしてくださった137人のみなさん、ありがとうございました。久しぶりに測った結果はいかがでしたか？　オービックシーガルズの選手、チア等も加えた参加者全員のランキング表を公開します。 　当日の模様はこちら

また、楽しいチャレンジイベントを開催したいと思いますので、次回も奮ってご参加ください。

●ベスト10に、選手（＋吉永ヘッドトレーナー）のほかに2名がランクイン！

男性トップは3位の磯辺晃輔さん（81.4kg）。「ガルズ握力神5」にみごとくい込みました。

女性トップは96位、知る人ぞ知る、ひまりママさん（50.2kg）でした。

 1位 　87.2 kg  　WR #18 木下典明  

 2位 　83.8 kg  　OL #75 宮本　士  
 3位 　81.4 kg  　磯辺晃輔さん  
 4位 　77.8 kg  　QB #13 木下善仁  
 5位 　77.4 kg  　TE #39 木下　剛  

 6位 　76.8 kg  　LB #52 藤井裕記  
 7位 　75.3 kg  　DB#16 三宅剛司  
 8位 　73.3 kg  　ルートワン 徳山浩司さん 
 9位 　73.2 kg  　ヘッドトレーナー 吉永孝徳  
10位 　72.4 kg  　DL#12 カール・ノア 

「握力神5」を拡大する

（参考）文科省調査（2009年度）の握力データ（表の一番上）

勝利をこの手に「握り」、みんなで日本一を「掴もう」！
ヘッドトレーナー　吉永孝徳

●「握る」って？

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人類の特徴のひとつで、握ることを可能にする動きを「母指対向」と言います。
自分の掌を見てください。
「パー」の状態からゆっくり「グー」にするとき、親指（母指）が他の4本の指と
向かい合わせの位置に移動しながら曲がる。これが「母指対向」。

また、球状のものや小さなものを掴みやすくするために、
人差し指の付け根よりも小指の付け根の方が骨の結合が柔らかく、
曲がりやすくなっているんです。おぉ～～～っ！　気づかなかったでしょ!?

「握る（grip）」動作のメインは、親指、薬指、小指の3本。
逆に言うと、薬指と小指を伸ばしたまま他の3本の指だけで握っても力が入りづらい。

一方、「つまむ（pinch）」動作のメインは、親指、人指し指、中指。
前述のように、薬指と小指を伸ばしたままでは握りにくいのですが、
つまむことはできますよね。

つまり、「握力」は、親指、薬指、小指の3本の握りがポイント！

●そもそも「握力」ってどこの筋肉の力？

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手指、いわゆる掌を握りしめる動作を担当する筋肉は、
5本の指を曲げることと同時に、
その多くが手首を掌側に曲げる動作も担当しています。
それらの筋肉は前腕部に付着しているので、
「腕っ節」が太いと握力が強い傾向があります。

●では、握力を鍛えるには？

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つまり、効果的に鍛えるには、単に「握る」動作だけではなく、
握ると同時に手首や肘を曲げる「リスト＆アームカール」の動きで
トレーニングするといいですよ。

●アメリカンフットボールと握力の関係は？

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今回のオービックシーガルズ内のデータでプチ分析してみましょう。

オフェンスvs.ディフェンス……みなさんのイメージだとどうですか？
「タックルするときに相手のジャージを掴むディフェンスの方が強いのでは？」
「いや、ボールをキャッチするレシーバーでは？」
「ん～、ボールを投げるQBじゃないの？」
「ボールをかき出されないようにしっかりと持って走るRBだよ！」

はたして、結果は？

▲ガルズ測定大会の模様

（1）オフェンスライン（OL） vs. ディフェンスライン（DL）
OLの平均値【63.7kg】に対し、DLは【59.8kg】。OLの勝ち！
上の動画で「OLは掴んじゃいけないんで、握力は鍛えません！」と豪語していた
シン（#68河村）を擁するOLの方が、DLよりむしろ強い傾向です。
みやーん（#75宮本）がひとりで平均値を上げている感もありますが。

（2）握力神OL vs. メガマッチョOL
みやーんが【83.8kg】で握力神なのに対し、「ファンブック」でお馴染み、
メガマッチョのフランク（#67フランク・フェルナンデス）は【57.4kg】。神の勝ち！

（3）メガマッチョ vs. ゴリマッチョ

メガマッチョ・フランクの【57.4kg】に対し、同じく「ファンブック」で筋骨隆々最強をさらけ出した
ゴリマッチョのマリオ（TE#39木下剛）が握力神5入りの【77.4kg】。ゴリマッチョの勝ち！

（4）ワイドレシーバー（WR） vs. ディフェンスバック（DB）

WRの平均値【62.5kg】に対し、DBは【60.0kg】。WRの勝ち！

（5）ジャパン最強DB vs. インターセプト王

ジャパン最強DBと目されるタケ（DB#16三宅）が【75.3kg】なのに対し、
目下インターセプト王のさかちゃん（LB#5坂田）は、選手中ブービーの【43.7kg】。
インターセプト回数と握力は相関がないようです。
ちなみに、記憶にも新しい昨シーズンの頂上決戦・ジャパンエックスボウル（JXB)対パナソニック戦で、
試合を決定づけるみごとなインターセプトをしたツカダ（LB#9塚田）は【53.4kg】。
チャンスを掴むのにも、握力は関係なし！

（6）握力最強ポジションは？
これはズバリ、QB！
「ファンブック」神5・のっち（#6菅原）、細マッチョ・タツ（#15龍村）、
握力神5・ヨシ（#13木下善仁）の3人の平均値はなんと【69.2kg】。

ちなみに“最弱”ポジションは、ラインバッカー（LB）の【58.9kg】。
(参考：キッカー/パンターのカネオヤ（#1金親）＆ハッチョリ（#25服部）コンビの平均値は【58.6kg】）

（7）父 vs. 子

注目の親子対決！
新人ながらOL・ツイスターズのスターターに名を連ねるホロくん（OL#77保呂）が

【58.4kg】で全体63位に対し、お父様・宗良さんは【66.4kg】で23位。ホロパパ圧勝！
“ホロスマイル”で人気のホロくん、「笑顔でごまかしてる説」急浮上！（笑）

●ところで、普段はどんなときに握力を使っている？

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・雑巾を絞る
・紙くずを小さくひねりつぶす
・糠や餃子の具をこねる
・買い物袋（カゴ）を提げる
・包丁でものを切る
・フライパンを片手で振る
・卵を泡立てる
・風呂掃除のときなどに、「シュシュッ」と出るスプレー洗浄剤を吹きかける
・肩もみをする
・仕事のカバンをもつ
・電車の吊り革を握る

など、日常の生活シーンが並びます。

そう、育児や主婦業で毎日毎日鍛えている女性の方が、選手より握力が強くても、納得！

ってことは、奥さんの強さとご主人の握力の強さが比例する？（笑）
妻帯者は、家事を手伝えば手伝うほど、年々握力が強くなる！